この企業で募集中の長期インターン
実はこのインターンが、僕にとって“初めての社会経験”なんです。高校時代はアルバイトもしてこなくて、大学生になって「初めてお金をもらって働く場所」として選んだのが、このインターンでした。 最初はアルバイトも少し考えていたんですけど、どうしても「お金を稼ぐために働く」というイメージが強くて……。それよりも、もっと自分の成長につながることがしたい。そう思ったときに、インターンなら実際の仕事を通して社会経験が積めるし、目標に向かってコミットする力も鍛えられるんじゃないかと考えました。 それに、2つ上の兄から「選択肢を広げたいなら、早めにインターンで社会経験を積んでおいた方がいいよ」と背中を押してもらえたのも大きかったです。自然と「じゃあやってみよう」と思えるようになりました。
インターン先を探していたとき、僕がいちばん気にしていたのは“社会経験をちゃんと積ませてくれる環境かどうか”でした。 というのも、それまで本当に仕事の経験がゼロだったので、ただ学生を“人数合わせ”として置いておくような会社ではなく、きちんと仕事を任せてもらえる場所で学びたいと思っていたんです。 職種も、最初から営業に絞っていたわけではありません。「まずは、いろんな分野に触れてみたい」という気持ちが強くて。だからこそ業務内容よりも、“自分と会社の空気が合いそうかどうか”を重視していました。面接やカジュアル面談の温度感、社員さんの話し方、会社が大切にしている価値観……そういった部分を丁寧に見ながら探していました。
そんな中で、今の会社に一気に惹かれた大きな理由が「学習アプリの事業」でした。モノグサ株式会社は《人類の記憶にまつわる課題を解決する》という、本質的なテーマに向き合っている会社で、自社の学習アプリ「Monoxer(モノグサ)」を開発・提供しています。 僕自身、高校時代は単語アプリを使ってテスト勉強をしてきて、そのおかげでなんとか乗り越えられた経験が何度もありました。だからこそ、“学習アプリに助けられてきた側から、今度は誰かを支える側になりたい”という想いが自然に湧いてきたんです。 求人を見たときに事業内容にワクワクしたのはもちろん、面談で感じた会社の雰囲気もとてもよくて、「ここで挑戦してみたい」と素直に思えました。営業にも興味があったので、「社会人とたくさん関わりながら成長できそうだな」という期待も背中を押してくれました。
今は、学校の先生にお電話をして「Monoxer」をご提案する営業の仕事をメインで任されています。モノグサのアプリはすでに多くの学習塾で導入されているのですが、学校ではまだ別のICTツールが使われていることも多くて。そこに対して、「こんな学習アプリもありますよ」とお伝えし、Zoomでのデモのご案内までつなげていくのが僕の役割です。 ただ「アポを取れればそれで終わり」ではなくて、長い目で見てちゃんと導入につながるような最初の一歩を作ることが大事だと教わりました。今使っているツールでどんなことに困っているのか、本当はどうしたいのか。そのギャップを電話のなかで丁寧に聞き出しながら、「Monoxerなら、こういう形でお手伝いできそうです」とお話ししていきます。 顔が見えない分、声のトーンや言葉の選び方ひとつで印象が変わるので、毎回かなり集中して臨んでいます。
モノグサには、いきなり現場に出るのではなく「営業スキル検定」を通過してから架電を任せる仕組みがあります。いわゆるロールプレイング形式で、相手役の社員さんや先輩インターンを先生役に見立てて、実際の電話を想定したトークを組み立てていきます。 僕も検定に受かるまでは、同じロープレを20回以上はやったと思います。毎回、社員さんや先輩がフィードバックをくれて、「ここは問いかけ方を変えたほうが伝わりやすい」「その言い回しだと少し失礼に聞こえるかも」と細かく教えてくれました。 そのたびに自分で振り返りを書いて、「次はこう変えてみよう」とPDCAを回していく。気づけば、その練習の時間自体が、自分にとってすごく大事な“土台づくり”になっていました。 検定に合格したときは、「ようやくスタートラインに立てた」という感覚で、すごくうれしかったのを覚えています。
慣れるまでは苦戦し続けていました。つい半年前までは高校生で、教えてもらう側だった先生方に今度は提案をしに電話をかける立場になる。立場が逆転したこともあって、最初は変に気を遣いすぎてしまい、なかなか一歩踏み込んだ会話ができませんでした。 電話をかける前の「発信ボタン」を押すだけでもドキドキして、何度も深呼吸してから押していました。それでも、ロープレを重ねてフィードバックをもらい続けていくうちに、「失敗してもいいから、まずは聞いてみよう」と思えるようになっていきました。 ロープレが終わったあとに、「今の話し方だと少しくどくなりすぎましたか?」「別の展開のほうがよかったですか?」と自分から質問をするようにしていったことも、殻を破るきっかけになりました。 その積み重ねのおかげで、緊張が少しずつほどけていき、スクリプトも“読んでいるもの”ではなく“自分の言葉”として話せるようになってきた感覚があります。
「自分、ちょっと変わったかもしれない」と強く感じたのは二つの場面です。一つ目は、営業スキル検定に一発で合格できたとき。二つ目は、初めて自分の力でアポを取れたときです。 どちらのときも、Slackのチャンネルが社員さんやインターンの先輩からのコメントでいっぱいになりました。「おめでとう!」「ここまでよく頑張ったね!」と画面の向こう側から全力で喜んでくれて、本当に胸が熱くなりました。 実は、検定に合格してから初めてアポを取るまで少し時間がかかってしまい、自分の中では「早く結果を出さなきゃ」と焦りもありました。それでも社員さんたちは、結果だけではなくそこに向かって努力している過程をずっと見てくれていて。「結果はあとからついてくるから、大丈夫」と声をかけてもらえたのが、すごく救いになりました。
僕がモノグサでいちばん魅力だと感じているのは、「インターン生の人生ごと受け止めてくれるあたたかさ」があることです。 営業のインターンというと、どうしても“シフトにもっと入ってほしい”とか“結果を出さないといけない”というイメージがありましたが、実際はまったく逆でした。ちょうど僕は留学準備とインターンが重なっていて、両方を全力でやろうとするとどうしても中途半端になってしまう不安があったんです。思い切って相談してみると、社員さんは全然嫌な顔をせず、「それなら留学にしっかりコミットした方がいいよ。週1で続けてみよう」と、むしろ背中を押してくれました。 インターン生の都合より会社の事情を優先するのではなく、「今の自分は何を大事にしたいのか」「それならどんな働き方が一番いいのか」を一緒に考えてくれる。その姿勢に触れたとき、ただ“働く場所”ではなく、本当に優しく見守ってくれる環境なんだと実感しました。 だからこそ、生活との両立に無理がなく、続けること自体が苦にならない。ここに来るたびに安心感があって、「この会社でインターンを始めてよかった」と心から思えています。
社員さんとは、とても話しやすい距離感です。架電が終わったあとに、「今のトークめっちゃよかったね」と褒めてくれたり、「この言い回しに変えると、もっと相手のニーズに刺さりやすいかも」と具体的なアドバイスをくれたりします。 将来の話や留学のことも気軽に相談できて、「自分がどうなりたいか」を一緒に考えてくれる存在です。 インターン同士もすごく仲が良くて、出社が重なる日は一緒にお昼ご飯を食べに行ったり、業務後にわいわい反省会をしたりしています。新しくインターンが入ってきたときは「ウェルカムランチ」が開かれて、「ようこそ!」とみんなで歓迎する文化があるのも、モノグサらしいなと思います。 悩みごとがあっても「とりあえず話してみよう」と思える人が周りにたくさんいるので、自然と会社に行くのが楽しみになりました。今では、「木曜日はモノグサの日だ!」という感覚で、週に一度の出社を心待ちにしています。
このインターンでの直近の目標は、「先生役の営業スキル検定」に合格することです。今は自分が電話をかける側ですが、次はロープレで先生役になって、これから入ってくるインターンの後輩たちにフィードバックをする立場になりたいと思っています。 僕自身、たくさんロープレに付き合ってもらい、優しく、でも的確にアドバイスをしてもらったおかげでここまで来られました。今度は自分がその役割を担って、「緊張しているインターン生の最初の一歩を支えられる人になりたい」と思っています。 来年の4月からは留学に行く予定ですが、その前まではできるだけ長くモノグサでインターンを続けるつもりですし、留学から戻ったらまた応募したいと社員さんにも伝えています。家と学校の間に、「もう一つの居場所」と呼べる場所ができた感覚があって、ここでの時間をこれからも大切にしていきたいです。
もし今、「社会経験を積みたい」「自分を成長させたい」と少しでも思っているなら、インターンに挑戦してみる価値は大きいと思います。 モノグサのインターンは、まさに“主体性を試せる場所”です。自分がどこまでできるのか、どんなふうに成長できるのかを確かめながら、一歩ずつ前に進める環境があります。 最初の一歩は、不安も大きいと思います。 僕も、初めて応募ボタンを押したときや、電話の発信ボタンを押したときは、かなり緊張していました。それでも、あのとき勇気を出してインターンを選んだこと、モノグサの門を叩いたことは、間違いなく「今の自分をつくるターニングポイント」だったと感じています。 挑戦したい気持ちが少しでもあるなら、その気持ちを信じて一歩踏み出してみてほしいです。きっと、思っている以上にあたたかく迎えてくれる大人たちと、一緒に頑張れる仲間に出会えるはずです。