長期インターンシップを始めたきっかけを教えてください。
インターンを始めたのは、「実際に一般企業で働いてみたい」と思ったのがきっかけです。
将来的には弁護士として、特に企業法務の分野で働きたいと考えています。企業の方々と関わりながら、法的なサポートを行うような仕事に携わりたいんです。
大学では法律を学びながら司法試験に向けて勉強していますが、理論として学ぶうちに「現場ではどんなやり取りが行われているんだろう?」という疑問が大きくなっていきました。
企業法務を目指すなら、法律の知識だけでなくビジネスの現場感覚も欠かせない、そう感じたんです。
だからこそ、まずは“企業で働くということ”を自分の肌で確かめてみたい。そう思い、大学生の今こそ行動するタイミングだと考えて、インターンに挑戦することを決めました。
オーガニックグループでの長期インターンを決めた理由は?
会社を選ぶうえで一番意識していたのは、「ビジネスの仕組みをしっかり理解したい」ということでした。正直、それまで“ものが売れる仕組み”がどう成り立っているのか、あまりピンときていなかったんです。
でも、世の中を見渡せば、毎日たくさんのものが売り買いされていて、その背景には必ず“考えて動かしている人”がいる。そう考えたときに、自然と「マーケティングの現場を見てみたい」という気持ちが芽生えました。
その中で出会ったのが、今インターンをしているオーガニックグループです。
マーケティングだけでなく、自社で商品をつくるメーカー機能やECモールの運営まで手がけるなど、ビジネス全体を俯瞰できる会社でした。
「ここなら、社会の動きやビジネスのリアルを多角的に学べそうだ」と感じて、挑戦を決めました。
長期インターン生としてどんな仕事をしているのか教えてください。
僕がインターンをしているオーガニックグループは、医薬品や化粧品、健康食品などを扱う総合メーカーです。自社で商品を開発しながら、ECモール運営やSNSマーケティングなど販売の仕組みまで自ら担っている点が特徴です。
僕が所属しているのはSNSマーケティングチームで、主にTikTokを活用して自社商品の魅力を発信しています。簡単に言えば、“どうすればユーザーの目に留まり、商品に興味を持ってもらえるか”を考える仕事です。
トレンドを分析しながら、「今はこういう投稿が伸びている」「この切り口なら面白そう」とアイデアを出し、実際に動画を制作・投稿します。
一日に複数の投稿をつくることもあり、思っていた以上に“クリエイティブ力”と“スピード感”が求められる仕事です。
扱う商材は美容液やサプリメントなどの自社製品が中心ですが、最近は外部案件にも携わる機会が増えてきました。SNSを通して、自分の投稿が実際に売上や反響につながるのをリアルに感じられるのは、この仕事ならではの醍醐味です。
オーガニックグループの長期インターンで、どんな仕事が面白いと感じますか?
一番面白いのは、結果が“数字でハッキリ見える”ところです。
昨日立てた仮説が当たったのか外れたのか、再生数や保存率、コメントの反応まで、翌日にはすぐ答えが返ってくる。伸びた理由・伸びなかった理由を細かく分解して、「次はここを変えよう」と手を打てるのがすごく性に合っています。分析が好きな人にはたまらないと思います。
同時に、ゼロから企画して編集し、投稿までやり切るクリエイティブの面白さも大きいです。
TikTokを中心に、自社商品の魅力が伝わる切り口や見せ方を考え、実際に形にしていく。トレンドを観察して要素を取り入れたり、時事ネタを少しアレンジして盛り込んだり。
仮説→制作→検証のサイクルを高速で回す感覚が、日々の手応えにつながっています。
逆に大変だと感じたのはどんな時ですか?
最初のうちは思うように結果が出ず、再生がまったく回らない時期もありました。
「大丈夫かな…」と不安になる日もありましたが、そこで止まるのではなく、数字を見て、仮説を立てて、試してみる。午前中の数値振り返りで原因を探り、午後のミーティングで方向性を詰め、編集→投稿→また検証。地道な繰り返しですが、まさにこのプロセスこそが一番の学びでした。
その結果、僕の投稿した動画が200万再生を超えたときは、「やってきたことがつながった」と実感できて、本当に嬉しかったです。
もう一つ大変なのは、アイデアを出し続けること。毎日締切があるので、ネタが尽きそうになる瞬間もありますが、そこで工夫するのが面白いところです。トレンドの分解や競合分析、切り口の言い換え、導入パターンの試作など、手を動かしているうちに新しい発見が生まれる。
そういうときに、「あ、これだ!」と閃く瞬間があるんです。
この仕事は、もはや“戦略ゲーム”のような感覚で、大変だけど、それ以上に楽しいです。
このインターンでの経験を通してどんな成長を感じましたか?
成長面では、三つ大きな変化がありました。
まず一つ目は、“数字から逆算する癖”がついたこと。再生曲線の形や離脱点から、サムネイルや冒頭3秒、テロップの速度など具体的な改善に落とす思考が鍛えられました。
二つ目は、“AIの使い方”です。
プロンプトの切り方や要約→構成案→アイデア出しの加速など、作業効率を上げるコツを社内で共有し合う文化があり、制作スピードが格段に上がりました。
三つ目は、“基礎ツールの地力”。
スプレッドシートでのデータ整理や、簡単な広告運用の考え方など、目には見えにくいけれど確実に効くスキルが身についた実感があります。
実は、僕は入社前までTikTokをほとんど見たことがなかったんです。でも、数字と仮説で攻めれば戦えるというのは大きな発見でした。美容系の商材など、自分と“真逆の目線”を想像する難しさもありますが、それも含めて社会を広く知るきっかけになっています。
最初は上司と二人で手探りだったチームも、再生が伸び始めてからは仲間がどんどん増えて、今では意見が飛び交う活気ある環境に。やっぱり環境が整うと、学びのスピードも上がるんだと実感しています。
好きで始めた領域じゃなくても、戦略と検証で成果は出せる。そして、出した成果が翌日の指針になって、また次の挑戦につながる。
この循環そのものが、いまの僕にとって一番の面白さであり、成長だと感じています。
インターン生として社会人の方々と一緒に働く中で感じたこと、学んだことを教えてください。
一緒に働くようになって一番感じたのは、「自分から動く」ことの大切さです。学生のうちは、誰かに指示されたことをやっていれば何とかなっていましたが、会社ではそうはいきません。
社員の方々はみんな、常に自分で考えて動いていて、どんな業務にも主体性がある。その姿を近くで見て、「これが“働く”ということなんだ」と実感しました。
オーガニックグループは今まさに成長の真っ只中にある会社です。新しい仕組みを一緒につくっていくような感覚があって、自分の意見を出せばどんどん反映される。そういう環境で働く中で、マーケティングのスキル以上に、“考えて動く力”が身についたと感じています。
最初は何も知らずに始めた僕でも、ここまで成長できたのは、周りの方々の支えと、挑戦を応援してくれる空気があったからだと思います。
会社の雰囲気をインターン生の目線で教えてください。
とにかく“働きやすい”の一言に尽きます。
オーガニックグループは雰囲気が明るく、社員さんもインターンもすごくフラットな関係です。仕事中は真剣にやりつつも、ちょっとした雑談や相談もしやすい空気があって、自然と「また明日も頑張ろう」と思える環境です。歓迎会などのイベントもよく開催されます。
社員さんもインターンも一緒に食事に行ったり、仕事以外の話で盛り上がったり。もちろん、無理に参加しなきゃいけないような雰囲気は一切なく、自由参加です。みんながそれぞれのペースで楽しんでいて、いい意味で“会社っぽくない”あたたかさがあります。
勤務のシフトもとても柔軟です。僕は今、大学の授業と両立しながら週3日ほど働いていますが、試験前などは「しっかり勉強に集中していいよ」と調整してもらえます。渋谷のオフィスは通いやすく、大学(駒場)からもすぐ。授業の合間に立ち寄ったり、午前だけ働いて午後は授業に行くといった働き方もできるので、とても助かっています。
オフィスの環境もすごく快適です。内装がスタイリッシュでおしゃれで、「ここで働けるのちょっとテンション上がるな」って思うくらい。社内には本棚があって、マーケティングやデザインなどの本を自由に借りられる制度もあります。自分で学びながら実践できるのは、本当にありがたい環境です。
インターンとして、今後の目標を教えてください。
今後は、インターンチームの人数がどんどん増えていく予定です。それに伴って、ノウハウやデータの共有、ナレッジの整理がより重要になっていくと思っています。これまでは、少人数だからこそ口頭で伝えられていたことも、今後は仕組みとして残していく必要がある。
だからこそ、“チームとしての土台づくり”を意識して動いていきたいです。
また、今の取り組みをきっかけに、新しい事業が生まれる可能性もあります。自分たちがやってきた成果をもとに、さらに面白い領域に広げていけたらと思っています。「こういうのをやってみたい」と声を上げれば、本当に新しい挑戦ができる環境なので、ワクワクするような未来を自分たちでつくっていきたいですね。
最後に長期インターンを考えている学生にメッセージをお願いします。
「スキルがないから」「自分にできるのかな」と不安に思う気持ちもわかります。でもインターンは“できる人”が行く場所ではなく、“やってみたい人”が成長していく場所だと思います。
特にオーガニックグループは、やる気を持って挑戦する人を本当に歓迎してくれる環境です。
「これをやってみたい」と言えば、むしろ背中を押してくれる。どんなアイデアもまずは受け止めてくれる文化があるので、遠慮せずに飛び込めると思います。
僕自身、TikTokを使ったこともないところからのスタートでした。それでも、挑戦を重ねるうちに成果を出せるようになり、今ではチームを引っ張る立場になっています。
迷っているなら、まずは一歩踏み出してみてほしいです!