この企業で募集中の長期インターン

参加したインターン先企業名: 株式会社山田特殊技研DICE
参加したインターン: デザイナー
名前: I.K
大学名: 日本女子大学
学年(取材時): 大学3年生
大学3年生の1月から長期インターンを始めました。 就職活動を意識し始めたときに、「将来何をやりたいか」を考えてみたら、建築に関わる仕事に興味はあるのですが具体的には決まっていなかったんです。だから、実際に建築関係の企業で働いてみて、経験を積んで将来の方向性を見つけたいと思いました。 それと、別の大学に通っている友達が長期インターンをやっていて、“アルバイトとは違って、社会経験としてすごく勉強になるよ”って勧めてくれたのがきっかけです。その友達の話を聞いて、自分もやってみようと思いました。
探していた建築やデザイン関係の職種は募集があまりなかったのですが、その中でも実践的な業務内容と通いやすさは特に重視していました。今の勤務先も家から電車で7分くらいなので、通いやすくて良かったです。
面接していただいたときの雰囲気がとても良かったことと、いろんな実務を経験できそうだなと感じたのが決め手でした。社長さんや社員の方が優しくて、あたたかい雰囲気だなと感じたのを特に覚えています。
長期インターンは週に1〜2回、そのほかに飲食店でのアルバイトもしていて、インターンとあわせて週に3日程度の勤務になるように調整しながら働いています。
当社は、建築設計やプロダクト開発、グラフィックデザインまで手がける、“ものづくり”に強みを持つ建築設計事務所で、今は住宅の電気図面の作成を担当しています。住宅の電気図面は、家の中のコンセントとか照明とか、電気に関わる設備がどこにあるかを図面で示したものです。 10時に出勤して、今日やる物件を指示してもらって、作業しています。 お昼を挟みながら、19時まで一日2件くらいの図面を描いています。
学校では空間デザインや住宅の構造などを学んでいて、課題で新しいアイデアを考えて自分で図面を描くことはありますが、先生にいろいろ指摘されてしまい心が折れそうになることもあるんです。 インターンでは、アイデアで終わりではなく、自分が描いた図面が実際に住宅に使われるので、形になっていく実感があってすごく楽しいです。“この図面で本当に家が建つんだ”って思えるのが、学校の課題と違って、やりがいを感じます。
もう一人専門学校生の方がいて、シフトが一緒になるとご飯を一緒に食べたり、学校の課題の話をしたりしています。年齢も近いので話しやすくて、お互いに情報交換したり励まし合ったりできる存在です。
インターンで使っているツールは、学校でも使ったことがなかったので、慣れるのが大変でした。
会社からマニュアルをもらって自宅で見ながら練習したり、作業中に自分で取ったメモを見返したりして、数か月かけて少しずつ覚えていきました。
最初は一から全部丁寧に教えていただきました。わからないことがあったらすぐ聞けるように横についてくれたり、今でも相談しやすい環境です。 分からないことは聞くのが苦手だったのですが、勇気を出してちゃんと聞くように心がけていました。少しずつですが、そういう姿勢も身についてきたと思います。
学校の授業で聞いた用語や考え方が、「ああ、こういうふうに使うんだ」と実感できる場面がありました。 まだ半年くらいですが、いろいろな戸建て住宅の図面を見させてもらって、「こういう風に柱が入ってるんだ」とか、図面の読み方や感覚が身についてきたと思います。 また、お店や友達の家などに行ったときに「こういう照明使ってるんだ」とか、コンセントの位置を自然と意識するようになりました。 この話を社員の方に話をしたら、「それはすごくいい癖だね」と言っていただけて、日々の何気ない風景の中にも仕事の視点を持てるようになったんだと気づかされました。 そして、前よりも建築って楽しいなって思えるようになったことと、社内や現場の方とのコミュニケーションなどを通じて、少しずつ社会人としてのビジネス経験が積めていると思います。
これからもたくさんの物件の図面を描いて経験を積みたいです。今は提出前にチェックしてもらっていますが、チェックされる箇所を減らして、自分の手でしっかり図面を作れるようになりたいです。
はい、実際に建築の仕事に関われたことで、将来の進路を考えるうえでも大きな経験になっています。具体的にはまだ決まっていませんが、将来も建築に関わっていけたらいいなと思っています。
わたしは、1年生の頃から長期インターンに興味はあったんですが、企業で働くことは責任が重そうだなとか、不安もあってなかなか一歩が踏み出せませんでした。でも、3年生になって思い切ってチャレンジしてみたら、本当にやって良かったと思っています。学校の授業とは違う実務の経験ができて、自分の成長も感じられました。 もし迷っている人がいたら、ぜひ勇気を出して挑戦してみてほしいです。