座学では学べない!税理士法人のインターンで学んだ会計のリアルと社会人への第一歩 ・インターン募集情報ならゼロワンインターン

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2025.01.06

座学では学べない!税理士法人のインターンで学んだ会計のリアルと社会人への第一歩

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ネットワーク渡辺税理士法人の長期インターン体験談_T.Sの画像

参加したインターン先企業名: ネットワーク渡辺税理士法人
参加したインターン: 事務/アシスタント
名前: T.S
大学名: 中央大学
学年(取材時): 既卒(学部)

長期インターンシップに参加しようと思ったきっかけや理由はなんですか?

きっかけは、会計の勉強をより実践的に学びたいと感じたことです。 大学時代、私は商学部会計学科に在籍していて、授業で簿記論など会計の知識を学んでいました。 周りには公認会計士や税理士を目指して勉強している友人が多く、自分も資格勉強を始めました。しかし、机の上で暗記や問題を解くだけでは、実際の仕事でどう役立つのかがイメージしづらかったんです。 もっと実践的な環境で、学んだ知識がどのように使われているのかを知りたいと思い、インターンを探し始めました。 そのため、会計事務所や税理士事務所など、会計業務を経験できるインターンに絞って探していました。 現在はインターン生からそのまま正社員として入社して働いています。

ネットワーク渡辺税理士法人をインターン先に選んだ理由を教えてください。

事務所の規模感と雰囲気に惹かれたからです。 まず、事務所の規模が小さすぎず、大きすぎない点が、自分の希望にぴったり合っていました。 会計事務所は個人経営の小規模なところが多い一方で、大企業のように大規模な法人も存在します。ただ、小さすぎると将来性に不安を感じ、大きすぎると業務範囲が限定されてしまうのではないかという懸念がありました。 そのため、程よい規模で、幅広い業務に関われる環境を求めていました。 ネットワーク渡辺税理士法人は、新宿という都心に事務所を構え、社員数もちょうど良い規模感でした。面接で対応してくださった方の雰囲気がとても良く、「この人と一緒に働いてみたい」と思ったのも大きな決め手でした。 また、インターンの面接後にはエレベーターの扉が閉まるまで丁寧に見送りをしてくださったことが印象的でした。このような細やかな対応に、「人を大切にしている事務所だな」と感じ、雰囲気の良さが伝わりました。

インターン時代の業務内容について教えてください。

インターン時代の業務内容は、大きく分けて帳簿作成と資料作成のサポートの2つが中心でした。 【1. 帳簿作成業務】 会計事務所の基本業務である帳簿作成を担当しました。 具体的には、お客様からお預かりした領収書や請求書をシステムに入力し、経費を帳簿に反映させる業務です。最初はコンビニのレシートなど、比較的シンプルな経費の入力から始まりました。 業務を続ける中で、次第に大きな取引の仕分けも任されるようになり、例えば車の購入など資産計上が必要な場合は、1つの請求書を複数の仕分けに分ける作業を担当しました。 インターンを始めて1年ほど経った頃には、お客様ごとの1ヶ月分の帳簿を丸ごと担当するようになりました。 【2. 資料作成のサポート】 もう1つの業務として、担当社員が外部のお客様と面談する際に使用する資料作成のサポートも行いました。 インターン時代、私は直接お客様先に訪問する機会はありませんでしたが、経営状況の報告や相談対応で使うExcelやグラフを使った資料の作成を担当していました。

インターンシップに参加していて、印象に残っていることはありますか?

印象に残っているのは、社員が私を信頼して任せてくれたことを実感した瞬間です。 ある日、出社するといつも周りにいる担当者の方々が全員お客様のところへ訪問していて、仕事を振ってくださる社員の方が事務所に誰もいないことがありました。 普段は近くの先輩にタスクを依頼してもらえるのですが、その日はデスクの上にタスクの一覧とともに「今日は全員外出でごめんね。できるところまでお願いね。」という手書きのメモが置いてありました。 最初は驚きましたが、夕方になって社員の方が戻ってきたとき、「Sさんならやってくれると思ってお願いしちゃった。ありがとうね。」と声をかけていただき、とても嬉しかったのを覚えています。 この出来事を通じて、自分が信頼してもらえていることを実感し、学生でありながらも責任を持って仕事に取り組むことの大切さを学びました。

長期インターンを通して、特に大変だったことは何ですか?

専門知識が必要な業務を任される中で、「どこまで自分で判断して進めていいのか」を判断することです。 事務所の業務は税法に関わるものが多く、知識がないと分からないことが多々ありました。 最初の頃は先輩社員に一つ一つ教えてもらっていましたが、「何度も質問して時間を取らせてしまうのは申し訳ない」という気持ちもあり、自分でどこまで進めるべきか悩むことがありました。 特に、1ヶ月分の帳簿作成を丸ごと任せてもらうようになってからは、自分の判断で進める部分が増え、「これで大丈夫だろうか」と不安になることもありました。 ただ、今振り返ると「分からないことは素直に質問する」ことが大切だったと感じています。自分で勉強する姿勢はもちろん必要ですが、それだけでは限界があります。 インターン時代、先輩方がいつでも質問できる雰囲気を作ってくださったおかげで、気軽に質問し、少しずつ知識を積み重ねることができました。

座学で会計を学ぶこととインターンでの実務にはどのような違いがありますか?

座学では、原理原則に基づいた規則を学ぶことが中心です。 テキストや授業で正解とされている方法を覚えることはできるのですが、実際に業務を経験してみると、現場では必ずしもその通りには進まないことが多々あります。 例えば、実務では事務処理の負担を減らすための特例が使われていたり、現場ならではの工夫が行われていることもありました。こうしたことは、座学だけでは知ることができず、実際に手を動かしてみて初めて気づくことが多かったです。 また、私はやらないと覚えられないタイプなので、インターンで実務を経験できたことは大きな学びでした。ただテキストを読んでいるだけではなかなか頭に入らないことも、実際に帳簿を作成したり、先輩に質問しながら業務を進めたりすることで、より深く理解することができました。

長期インターンを通して身についたスキルや学びはありますか?

相手の目線に合わせて話すスキルが身についたと感じています。 会計事務所のお客様は、会計に関する専門知識を持たない方が多いため、私たちは専門家として複雑な会計や税務の内容を分かりやすく伝える必要があります。 ただ、最初からそうしたスキルが備わっていたわけではなく、難しい専門知識をかみ砕いて説明する経験を積むことで、お客様にしっかり理解していただけるような伝え方ができるようになりました。今では、これは自分にとって大きな武器の1つになっています。 それに伴い、専門知識についても少しずつ理解が深まりました。会計や税務の分野は、自分で学ぶことが求められる世界ですが、インターンを通して基本的な知識を身につけることができました。 実務をこなす中で自然と知識が増えていくので、社会人としてスタートした時には、一般的な学生よりも会計や税法に対して明るくなれていたと思います。

インターンシップから正社員入社を決意した決め手は何ですか?

きっかけは会社からオファーをいただいたことで、決め手は一緒に働きたいと思える方々がいたことです。 当時は社内の雰囲気にも馴染みがあり、特に担当してくれていた先輩社員の方がとても素敵な方でした。もともと面接を担当してもらった女性の先輩で、インターンが始まってからも教育係として面倒を見てもらっていました。 私が4年生の中旬ごろ、その先輩が産休に入ることになり、ちょうどそのタイミングで声をかけてもらったんです。 産休に入られることでしばらく一緒に働くことはできませんでしたが、「戻ってきたときに、成長したSさんと一緒に仕事ができたら嬉しいな」と言ってもらえて、その言葉がとても心に残りました。私自身その先輩のことをとても尊敬しており、いずれまた一緒に仕事ができることを楽しみに感じました。 就職活動も行っていたのですが、インターン先では既に慣れ親しんだ人たちがいて、「この人たちと一緒に働きたいな」と思える環境があったことが大きな決め手でした。 最後に、「Sさんが入ってくれたら、1年後にまた一緒に仕事ができるね」と先輩に言われたことで、それならやってみようと思えたんです。自分が少しでも成長して、また先輩と肩を並べられる日を楽しみに入社を決めました。

現在正社員として担当している業務内容について教えてください。

インターン生時代の業務に加え、お客様と直接関わる業務やインターン生の育成を行っています。 正社員になってからは、帳簿や資料をさらに深く理解した上で作成し、お客様に説明する役割が増えてきました。 ただ資料を作るだけでなく、「なぜこの仕訳になるのか」「どのような税務処理が求められるのか」といった背景までしっかり把握し、それを自分の言葉で伝える必要があります。 お客様への説明を通して、自分の理解がさらに深まるのを感じますし、その分責任も大きくなってきたと実感しています。 また、年次を重ねるごとに、新しく入社してくる後輩への指導も担当するようになりました。 当法人の新卒入社社員の多くは、公認会計士や税理士の資格を持っていないため、実務で求められる知識やスキルを、先輩社員として教える機会が増えました。 自分がインターン時代に先輩方から丁寧に教えてもらったように、後輩にもわかりやすく伝えることを心がけています

最後に、長期インターンを始めたい学生に向けてメッセージ

インターンを考えている学生さんは、きっと将来のことをしっかり考えている方なんだろうなと思います。折角やってみたいと思えたなら、自分の軸をしっかり持ってチャレンジしてみてください。 私自身も就職先を決める際に、「この人と一緒に働きたいかどうか」を大切にしていました。インターンの面接を受けるときは、相手から品定めされているような気持ちになりますが、同時にこちらも「この人と一緒に働きたいか」「この会社で自分は成長できそうか」という視点で考えることが大事だと思います。 インターンは会社を見る良い機会でもあります。社員と接する中で、ここなら自分に合いそうだなと感じたら、ぜひその気持ちを大切にして突き進んでください。 当法人も気さくで話しやすい人が多い環境なので、興味があればぜひ挑戦してみてほしいなと思います。お待ちしています!

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