飲食業や塾講師といった一般的な学生アルバイトとは異なり、実際にパソコンを活用した業務を経験したいと思ったため、このインターンに参加しました。私は理工学系の学生であり、将来の就職に備えて、職場での実務経験を積む練習ができる良い機会だと捉えていました。
このインターンでは、主に書類の電子データ作成や、不動産会社やお客様への対応を担当しました。特に電話対応では、当初あまり得意ではありませんでしたが、さまざまなシナリオに対応することで徐々に慣れていきました。電話での応対は、チャットやメールと同様に、話の構成や内容を意識することで、効率的に進められることを学びました。これによって、電話に対する抵抗感が減り、よりスムーズに業務をこなせるようになったと感じています。
最も印象に残ったのは、「社内全体の振り返り会」です。自分の部署だけでなく、他の部署の方とも食事を共にしながら交流する機会があり、他チームがどのような目標に向かい、どのように行動しているのかを知ることができました。この会では、全員が業務内容や課題について率直に意見交換をし、会社全体の動きを理解する貴重な経験になりました。また、他の部署の視点や働き方を知ることが、自分の考え方にも改善をもたらす機会となりました。
このインターン先では、特に人間関係の在り方や1人1人の自主性を重んじる文化が魅力的でした。例えば、週1回のミーティングはお菓子を囲みながらリラックスした雰囲気で行われ、誰もが意見を言いやすい場になっています。また、先輩後輩の関係にかかわらず自分の意見を率直に述べることが奨励されており、自由でオープンなコミュニケーションが可能です。このような環境で、円滑な人間関係の築き方や自主性を発揮する力を培うことができました。これらのスキルは、就職後にも役立つと感じています。
長期インターンシップは、アルバイトや短期インターンシップとは異なり、仕事に対する姿勢を見直せる貴重な機会です。例えば、「なぜこれはこのように進めるのか?」や「どのように説明すれば相手に理解してもらえるか?」といった問いを持つことで、学業だけでは身につかない社会人としてのスキルや考え方を養えます。また、長期間の実務で自分の適性を正確に把握し、トライアンドエラーを重ねられる点も長期インターンの魅力です。あらゆる分野で自分の成長につながる貴重な経験ができるため、ぜひ挑戦してみてほしいです。