参加したインターン先企業名: 株式会社アカウンタックス
参加したインターン: 事務/アシスタント
名前: 山中 遥日
大学名: 津田塾大学
学年(取材時): 大学4年生
私が大学に入学した2020年はちょうどコロナが流行り始めた時期で、本当に最初の1、2年生の頃は課外活動がほとんどできないような状況でした。 そのため、大学生活の自由な時間に漠然と何か経験したいという気持ちがずっとありました。 大学3年生になって就職活動を意識し始めて、自分は何がしたいのかを改めて考え直していたときに会計士という仕事を見つけて興味を持ちました。 それがきっかけで会計事務所でインターンを始めることを決めました。
まずは資格や経験がなくても応募できる企業に絞って探していました。 その上で、マニュアルが備わっていて、会計の実務をインターン生であってもやらせてもらえるような職場ということで選びました。 特に弊社は実務やビジネスマナーについての研修動画も用意されているので、インターン生が働く環境が備わっていたのも魅力的でした。
アルバイトと違って責任の重い仕事を任されると思っていたので、それをこなすことができるか不安でした。 また、オフィスで仕事をするのは初めてだったので、服装にも不安がありました。 実際働いてみると、実務も簡単なものから徐々にレベルアップしていく形で進められますし、服装も比較的自由だったので全く問題なく働けています。
私は資格も経験もなかったためにアピールポイントがなく、選考に関してはとても不安でした。 そのため、私はスキルではなく、自分がなぜこのインターンをしたくて、それをどのように将来に繋げていきたいのかをしっかりと伝えることに努めました。 あとは明るく話すことを意識して、そこまで気負わずに受けるといいと思います。
入社直後は研修動画を見ることから始まり、その後は資料のスキャンや送付といった一般的な事務業務を任せていただいていました。 それに慣れてくると、実際に会計業務をやらせていただく流れになります。 会計業務では、クライアント企業の経費や預金などの仕分け業務を中心に担当することが多いです。 他にも、中間納税の申告のサポートや年末調整・確定申告の資料作成、決算書の作成など多岐にわたって任せていただきました。 初めは会計ソフトの使い方さえ分からなかったのですが、全てマニュアルが備わっているので未経験のインターン生でも問題なく働けます。
もともと私は数字を扱うことが好きなので、数字に関わる会計業務をやらせていただけること自体とても楽しいと感じています。 また、特にやりがいのある業務は経費の計上です。 経費の計上では、借方と貸方の2つの金額を合わせるために1つ1つの科目を埋める必要があるのですが、会計知識が無い中で調べずに埋めることができるようになったので、以前よりも楽しみながら働けています。 今までできていなかったことが実務を通してスムーズにできるようになると業務にやりがいを感じられますし、働いていて楽しいです。
基礎的な会計知識はもちろん、PCスキルも以前より上がりました。 私はもともとExcelが本当に苦手だったのですが、業務で使うのは基本的にExcelなので、長期インターンをする中で自然と慣れてきました。 また、責任感も身につきました。 私の操作ミスや記入ミスで会社のお金が動いてしまうことがあるので、1つ1つ丁寧に正確に仕事をするようになりました。
特に就活で自分のアピールポイントとして活かせています。 就活では主に経理を中心に見ているのですが、私は簿記だけでなく会計の実務経験があるというところで企業の方には驚いていただけることが多いです。 資格だけでなく実際に働いた経験があることで企業に本気度をアピールできますし、実際好印象を抱いていただけているので、その点インターンでの経験を活かせていると感じます。
アルバイトをやっている大学生は多いと思うのですが、長期インターンにハードルの高さを感じている方は、長期インターンをアルバイトの延長くらいに捉えていただいた方が一歩踏み出しやすいのかなと思います。 結果として社会人と一緒に責任のある業務を任せてもらえますし、自分の頑張り次第では就活でのアピール材料にもなると思います。 アルバイトに比べてより実用的な経験ができると思うので、あまり身構えず、少し社会経験を積んでみるくらいの気持ちでやってみると、そこまでハードルが高くならないと思います。 私も最初は知識も経験も全くなかったのですが、やっていくうちにできる仕事はかなり増えました。 なので、長期インターンを始める前はスキルよりもやる気や将来的なビジョンを大事にして応募してみるといいと思います。