参加したインターン先企業名: 株式会社テックオーシャン
参加したインターン: マーケティング/広報
名前: 岩田美輝(イワタ ミキ)
大学名: マウント・ホリヨーク大学
学年(取材時): 大学3年生
はじめまして、岩田美輝と申します! アメリカのマサチューセッツ州にあるマウント・ホリヨーク大学に通っているのですが、現在は1年間休学していて日本に帰ってきています。 その間で何か自分の興味とキャリアに関連した分野で経験が積めないかなと思って、今年の3月にテックオーシャンでのインターンを始めました。 大学では心理学を専攻しておりまして、その中でも「人材」「組織形成」といった分野に興味を持っています。
はい、 夏休みなどの長期休暇期間や短期間で何社か経験させていただきました。
始めた理由は主に2つあります。 1つ目は、就活準備のためです。 私は元々コンサルティングやマーケティングといった分野に興味があったので、就活を始める前に適正を確かめる機会としてマーケティング部のインターンに参加しました。 2つ目は、実務経験を積むためです。 大学生の期間は人生の中で自由に時間が使える最後のチャンスだと考えています。 私はマーケティングという分野について、聞いたことはあるけれど、具体的な業務イメージがつかなかったので、大学生活という貴重な期間を使って実務経験を積んでみたいと思い、長期インターンを始めました。
インターン先を選ぶにあたって重視していた点は主に3つあります。 1つ目が「自分の興味分野に関連しているか」です。 私の場合だと、人材・マーケティングに興味があったので、そういった条件で探していました。 2つ目が「出社できるか」も私の中ではかなり重要なポイントでした。 というのも、やっぱり対面だとリモートに比べてコミュニケーションの深さも変わってきますし、それが人脈作りにも繋がると考えているからです。 私の場合休学中ということもあり、折角時間もあって東京にいるならば、対面で人と直接話せる機会を増やしたいと思いました。 3つ目が「一緒に働く人・環境に対して自分がやりがいを感じられるか」です。 インターン生ということで、社員と距離ができてしまったり、業務内で全く話す機会がなかったりすると、個人的にはやりがいが減ってしまうんです。 学生扱いされるのではなく、社員の方と同じくらいの裁量でプロジェクトに参加できるような環境を非常に重要視していました。 実際に面接で社員の方とお話しする中で、これらのポイントが自分に合っていると感じたので、弊社でインターンをすることに決めました。
大きく分けて4つの業務をしております。 1つ目は(自社サイトへの流入を促すための)広告の作成です。 例えばInstagramやX(旧Twitter)、Facebookなどで見るようなバナー広告を、実際にレイアウトを考えるところから作成させていただいています。 ただデザインを作るだけではなく、実際に複数パターン作って投稿してみて、どれが1番クリックされたのかを数値で見て分析しています。 2つ目はオウンドメディアの改善です。 弊社の公式サイトへの流入に繋ぐためのオウンドメディアがあり、その記事の作成をしているのですが、あまり機能していないという課題がありました。 そこで、同メディアのデザインやレイアウトの改善に携わらせていただいています。 また、メディア内のコンテンツをより高頻度で更新していくために、私が決めたテーマでライターさんに記事執筆の依頼をして、完成した内容の確認をするところまで一括して私が担当しています。 3つ目はメールマガジンの作成です。 クライアント企業に配信するメールマガジンのコンテンツを提案するところから、内容の作成をし、実際にアプリケーションを使って配信するところまでやらせていただいています。 インターン生でありながら、クライアントとのダイレクトなコミュニケーションを任せていただけるというのは、私の中では驚きでしたし、嬉しく思っています。 最後に、1番大きな業務として展示会業務全般をやらせていただいています。 例えば、クライアント企業を集めた展示会でのノベルティーを自分でデザインしたり、必要な備品の発注を含めてやっています。 また、ブースのデザインを考えるにあたり、デザイン依頼先を探し、実際にコンタクトを取って、ミーティングにも参加しています。 デザインの構成は依頼先のプロの方が決めてくださるのですが、実際にデザインの内容の部分は全てインターン生に任せていただいています。
社員の方に加えて、主に営業インターン生が毎回参加しています。 私も一度参加させていただいたことがあるのですが、自分で作ったパンフレットの配布等をやっていました。
自分が出したアイデアに対して、プロフェッショナルの方から「こういうところが良かった」「こういうところを改善すべき」などと意見いただけるのも貴重ですし、大変勉強になるので貴重な経験だと思います。 また、自分の手がけたものが形になっているのを目にすると感動しますね。
自分のスキルが向上している実感が得られると楽しいです。 例えばバナー広告1つとっても、何度も何度も挑戦させていただいて、その結果をはっきり数字で見て振り返りができるので、分析力が身についてきた実感があります。 その関連で言うと、デザインは言葉では表せない・正解がない部分が大きいと思うのですが、数字という客観的な指標とリンクさせることで、改善しやすくなったり客観性も出てくる部分はすごく面白いと感じます。 また、単純に会社の中で社会人と同じように出社して働くのは、学生としては新鮮で楽しいです。 メール1つとっても、学生同士でのコミュニケーションのやり方と全く違うので、そういった部分を徐々に学びながらやっていけるのも楽しみの1つです。
大学のサークルの延長で少し学生向けのデザインをやったことはあったのですが、企業向けに業務としてやったのは初めてでした。 何も分からない状態から始めたので、本当に最初は手探りでやりながら改善していきました。 業務を進めていく中で分からないことがある場合は、直接上司の方に聞いたり、無料のマーケティングセミナーなどに参加しながら少しずつインプットしています。
一つ一つの業務に対して時間も沢山くださるので、個人的には大変だったことはないですが、責任の重さを実感する場面は多々あります。 例えば、備品の発注ミスやメールの誤字といった小さなミスだとしても、すごく真剣に受け止められているのを感じると、やはり学生であっても個々の業務に対して責任感を持つ必要があるのだと実感します。 業務に対する責任感に関しては、きっと私が将来会社に所属して働く際にも役立つことだと思っていて、日々勉強になっています。
縦・横の繋がりが強いところです。 上司や年次の高い社員の方とも直接コミュニケーションをとりながら、私の提案に対して意見をいただけるので、学生の私にとって非常に新鮮で勉強になることばかりです。 横の繋がりとしては、マーケティング部署内だけではなく営業部署との関わりもあるので、営業の視点からフィードバックをもらえたり、逆にこちらからマーケティングの視点を共有できたりもします。 このように、年齢、性別、職種関係なく意見を言い合える環境があって働きやすいと感じています。
「長期インターン」という言葉だけ聞くと、学生としてはハードルが高いイメージを持たれる方も多いと思いますが、将来やキャリアのためという部分を除いても、参加して得られるものは大きいと思います。 例えば大学3・4年生の方で、最近大学生活がマンネリ化してきたと感じていたら、インターンを始めてみて、社会人に囲まれながら仕事をする経験をしてみるのもすごく有意義なことだと思います。 重く捉えず、とりあえず何かを始めてみるという感覚でも、インターンはとても良い場なのかなと思います。