長期インターンを始めた経緯を教えてください。
大学3年の秋頃までは、ずっと大学での勉強に専念していました。周りと同じように、僕もそのまま大学院に進学して、研究の道へ進むものだと漠然と考えていたんです。
ところが、あるとき「本当にこのままでいいのかな」と考えるようになりまして。一度きりの人生ですし、卒業してそのまま大学院へ進むのではなく、一度ビジネスの世界に飛び込んでみようかな、と思い直したんです。
ただ、進路を就職へ切り替えたとき、これまで学問一筋だった分「今の自分にはビジネスの実戦経験が何もない」という焦りがありました。就活の準備も長期インターンも一切経験してこなかったので、まずは始めてみようと考えたのがきっかけです。
長期インターンを探し始めるにあたって、どのような軸を持っていたのですか?
一番の軸にしたのは、大学で学んでいたデータサイエンスに近い領域を活かせることです。統計的な推測やデータ分析を、机上の学びで終わらせるのではなく、実際のビジネスで試してみたかった。「データ分析」「数字を扱う仕事」「統計的な推測」というキーワードで探していたところ、ヒットしたのがAdOpsでした。
AdOpsは、成果報酬型のWeb広告代理業を展開しているベンチャー企業です。と言っても、当時は広告業界にほとんど興味がありませんでした。むしろWeb広告に対しては「YouTubeを観ているときに出てくるうざいもの」というマイナスな印象しか持っていなかったくらいです(笑)。それでも、将来何がしたいかは正直まだ分からないし、まずはやってみて経験することが大事だと思って応募しました。
インターンでは、最初にどのような仕事からスタートしたのですか?
最初はWeb広告のクリエイティブチームに配属されました。他社の広告を分析したり、自社の過去のヒット動画を見返したりしながら企画を練り、広告の台本(スクリプト)を考える業務からのスタートです。最初の一ヶ月ほどは、とにかく制作物のベースを作るところに専念していました。
実際に業界へ入ってみると、広告の裏側には想像以上に緻密な分析があることを知りました。誰に届けるのか、どんな見せ方なら成果につながるのかを、データをもとに仮説を立てて検証を繰り返していく。数字を分析する力だけでなくマーケティングの視点も求められる、想像以上に奥の深い世界でした。大学でデータ分析を学んできた自分には、このロジカルな世界観の相性がすごく良くて、「実際にやってみるとこんなに面白いんだ」と、どんどん仕事にハマっていきました。
インターン生活の中で、特に印象に残っている出来事はありますか?
入社して3日目くらいの会議での出来事です。まだ右も左も分からない状態だったのですが、議論が行き詰まって会議が停滞していたので、「一度論点を整理して、決められるところから順番に決めていきませんか」と、自分なりの進め方を提案してみました。すると、マネージャーや社長がその場で賛同してくれて、実際に会議が前へ進んだんです。終わった後には「発言してくれてありがとう」と直接声をかけてもらいました。
入社3日目のインターン生の発言がこうして歓迎されるのは、決して当たり前のことではないと思います。役職や立場ではなく、成果につながる意見であればフラットに受け止めてくれる。その文化がすごくいいなと感じた出来事でした。
インターン生だからと遠慮せず、主体的に動ける環境だったのですね。
そうですね。AdOpsでは「インターン生はここまで」と仕事の範囲が決められているわけではなく、自分から手を挙げれば「じゃあこれもやってみようか」と、新しい仕事をどんどん任せてもらえます。僕自身「いろいろな経験をして吸収したい」という思いが強かったので、興味を持ったことはなるべく自分から伝えるようにしていました。
その延長で、大学3年の終わり、2月頃からは社内のAI推進と業務効率化も担当するようになりました。それまではChatGPTを少し使う程度だったのですが、セミナーへ参加させてもらったり、自分でも積極的に触ったりして知識をつけて、まずやったのは業務フローの分解です。どの工程に時間がかかっているのかを洗い出すと、静止画広告の制作に1本あたり約10分かかっていることが分かりました。そこで、画像生成AIで広告バナーを自動生成する仕組みや、Claudeを活用したデータ分析基盤を整えて、「1分で10本」作れる体制を構築しました。
AdOpsが少人数で高い売上を出せているのは、こうやって業務プロセスの無駄をAIで徹底的になくしているからだと思います。その仕組みづくりの一部を自分が担えたことは、大きな自信になりました。意欲さえあれば、年次や立場に関係なく挑戦の機会をもらえる。それがこの会社ならではの魅力です。
実際に仕事をする中で、一番難しいと感じたことは何ですか?
一番難しいと感じたのは、大学で学んでいたデータ分析と、ビジネスで成果を出すためのデータ分析は全く違うということです。
大学では数字を分析して考察することが中心でしたが、仕事では分析結果をもとに仮説を立て、施策を考え、成果につなげるところまで求められます。広告なら、過去のデータを見て判断するだけでは不十分で、「この広告を見た人はどう感じるのか」「どうすれば行動につながるのか」というユーザー目線も含めて考えなければいけません。
さらに、AdOpsは成果報酬型のビジネスモデルなので、広告の成果がそのまま会社の利益に直結します。数十分から1時間単位で返ってくるデータを見ながら、数時間で次の施策を判断するスピード感もあります。だからこそ、「数字という成果に最後までコミットする」「言ったことは必ずやり切る」という姿勢が自然と身につきました。これは大学で学んでいるだけでは得られなかった、大きな成長だと感じています。
長期インターンを経験した結果、どのようなキャリアを選んだのでしょうか?
インターンとしてさまざまな仕事を経験する中で、「この環境でもっと挑戦したい」という気持ちがどんどん強くなりました。「人生は一度きりだから、今一番面白いと思える環境で、もっと大きな責任を持って働きたい」。そう思うようになり、自分から社長に、AdOpsで正社員として働きたいと相談しました。何度も話し合いを重ねた結果、大学4年に上がる4月から正社員として働いています。
現在は大学4年生として学業を続けながら、フルタイムに近い形で働く「社会人学生」という少し珍しいスタイルです。周囲には驚かれることも多いですが、自分の選択には納得していますし、毎日忙しくも充実した日々を送っています。大学院へ進むものだと疑わなかった昔の自分が今の僕を見たら、きっと本気で驚くと思います。それくらい想像とは違う道ですが、自分で選んだこの道を本当に面白いと感じています。
周囲の同級生とは異なる、その「決断」を後押しした決め手は何だったのですか?
僕の周りでは、誰もが知るような大企業へ就職していく人が多いのですが、僕自身はそうした安定したルートにはあまり魅力を感じませんでした。それよりも、若いうちから大きな裁量を持ち、責任ある仕事に挑戦できる環境で成長したかったんです。
決め手になったのは、中に入ってみて分かった社員のレベルの高さです。AdOpsは一人当たりの売上が約3億円という少数精鋭の組織で、未経験から入って3億円の売上を上げているメンバーもいます。正直、インターンを始めるまでは、ベンチャー企業に対して「気合いや根性で走る会社」というイメージを持っていました。でも実際はまったく違って、社内の議論も広告の施策も、すべてデータとロジックをもとに進められています。成果には徹底的にこだわる一方で、人間関係は本当に穏やかで優しい。この「ロジックの鋭さ」と「居心地の良さ」が両立している環境が、自分にとって大きな決め手になりました。
最後に、AdOpsの長期インターンシップを検討する学生にメッセージをお願いします。
AdOpsの長期インターンは、学生のうちからビジネスの最前線に立って、本気で熱量高く取り組みたい人にとって、これ以上ないほどやりがいのある環境だと思います。少人数の組織だからこそ、学生でも最前線の仕事に直接触れられる。この機会は他ではなかなか得られないものだと思います。
「やるからには本気でやりたい」「主体的に挑戦してみたい」という意欲がある人なら、インターンという枠に関係なく大きなチャンスを任せてもらえますし、確実にレベルアップできます。一人ひとりの長所を見つけて、しっかり伸ばしてくれる会社です。
僕自身、半年前まではWeb広告に全く興味がありませんでした。それでも「まずはやってみよう」と一歩踏み出したことで、一年前の自分がびっくりするような面白い未来にたどり着きました。もし画面の前で悩んでいるなら、まずは応募という行動を起こしてみてください。皆さんの挑戦をお待ちしています!