参加したインターン先企業名: natural tech株式会社
参加したインターン: マーケティング/広報
名前: 遠藤 光
大学名: 国立台湾科技大学
学年(取材時): 既卒(学部)
実はこの会社に入社したのは、大学時代に友人から「面談だけでも受けてみないか」と声をかけられたことがきっかけで、そこから自然な流れでインターンを始めることになりました。 もともとは台湾で翻訳業務をメインとしたインターンをしていたのですが、改めて違う業務に挑戦してみたいと思っていたタイミングで今の会社を知りました。 この会社では、マーケティング職として入社しましたが、特段マーケティングに強い興味があったわけではなく、まずは「やってみよう」という気持ちで飛び込みました。 現在は大学を卒業しており、natural techの正社員として働いています。
主にグローバル部門とECモール部門の2つを担当していました。 グローバル部門では、将来的に弊社が海外展開を考えている中で、主に日本市場で上手くいったD2Cの手法を台湾市場に適応させる業務を行いました。 台湾と日本では消費行動に違いがあり、日本では定期便が根付いているのに対し、台湾では一度にまとめて購入するスタイルが主流です。 そのため、LP(ランディングページ)や購入ボタンの位置などを調整し、現地の購入スタイルに合わせて細かい改良を重ねました。 ECモール部門では、楽天やAmazon、Yahoo!などのプラットフォーム上で商品の見せ方を工夫し、画像や商品名を最適化するなど、SEO対策やクリック率向上を図りました。 これらのプラットフォームでは、データや機能の制限があるため、手探りで業務を進めつつ、マーケティングの基本に基づいてクリエイティブの改善を重ねていく形で進めていました。
グローバル展開が思うようにいかず、売上がなかなか上がらない時期が続いていた頃の出来事が印象に残っています。 その頃、メンタル的にも落ち込んでいて、社長からも「働き方、大丈夫?」と心配されるほどでした。 その時、ある先輩に相談した際に、「好きなことをどんどんやっていこう」というアドバイスをもらったんです。 この言葉が自分にとって大きな支えとなり、仕事に対する向き合い方が変わりました。 毎日時間を決めて自分が楽しめる部分に集中し、モチベーションを保ちながら取り組むことで、仕事に対する気持ちも少しずつ軽くなっていきました。 私の場合、特にクリエイティブ制作が好きで、ECモールのクリエイティブ作業に没頭する時間を毎日確保するようにしました。 ECモールは消費者が目にする部分が多く、自分が制作したものがそのまま消費者の目に触れるという実感があったため、やりがいを強く感じることができました。 こういった心掛けが徐々に数字にも表れ、社員になったタイミングでMVPをいただくことができました。 当時アドバイスをしてくれた上司には、心から感謝しています。
やはりお客様からのレビューを見ることですね。 弊社の商品には良いレビューが多く、「効果を感じられた」「ショップや対応が素晴らしい」などと褒めていただく声がたくさんあります。 それを読むと、やっていてよかったなと心から思えますし、売上にも反映されているのを直接見ることができると嬉しいです。 特に、自分が作ったクリエイティブから購入していただけた時には、やりがいを感じますね。
考力がかなり深まったと感じています。 具体的には、カスタマージャーニーや購入者のペルソナを考え、それをもとにマーケティングやクリエイティブに反映できるようになりました。 これによって、想像力がより明確になり、深い視点で顧客を理解できるようになったと感じています。 また、クリエイティブの制作力やデータからの洞察力も身についたと思います。 数字を見て、そこからどんな意味を読み取れるのかを考える力がついたので、結果として次の施策に生かせるようになりました。 普段の生活の中でも、電車の中や街の広告などを見て、「今どんな広告が流行っているんだろう」「こういうデザインが効果的なのか」といった気づきを得て、それを自分の業務に取り入れるようにしています。 日常の中で得られる学びも非常に多く、マーケティングの面白さを実感しています。
入社前は、マーケティング業務に対してキラキラした仕事というイメージが強く、施策を打ち出して一気に売り出すという印象がありました。 でも実際に取り組んでみると、意外と地道な作業が多く驚きました。 マーケティングはまずしっかりとした基盤作りから始まり、守りも攻めも細かいステップを積み重ねていくものだと実感しました。 大きな施策が決まって成功したときには確かに達成感がありますが、そこに至る過程では地道な業務が中心で、そこにギャップを感じました。
正社員として入社を決めた理由として、まずは会社の各方面のプロフェッショナルの皆さんから多くを学び、吸収し、自分も無敵の人材になりたいという野望がありました。 また、会社が現在急成長している最中で、その成長過程を間近で見られるのは貴重な経験だと感じたのも決め手になりました。この成長途中で抜けるのはもったいないと思ったんです。 将来、自分がもし起業することになった時にも、この経験は大きな糧になると感じ、ここでのキャリアを続ける決意をしました。
1番変化を感じるのは、やはり責任感の重みですね。 特に数字一つ一つに対する責任の重みが増し、それが大変な部分でもあります。ただ、それが逆にモチベーションにもなっていて、決してマイナスには感じていません。 また、周りの社員や社長からも「成長したね」とか「俯瞰して物事を見るようになった」と評価されることがあり、自分でもその変化を実感しています。
インターン時代に経験した失敗や、メンタルが落ち込んだ経験こそが、今の自分にとってとても大きな学びになっています。 打ちのめされるような経験があったからこそ、それを乗り越えた時に得られた先輩のアドバイスや自身の成長が、今の自分を支えていると感じます。 もちろん、インターンで身につけた思考力やクリエイティブ制作のスキルも活かせていますが、一番の学びはその辛い経験と、それを乗り越えたことで得られた強さだと思います。
1つ目は、各分野のプロフェッショナルが揃っている点です。 さまざまな分野の知識やスキルを持つ方々から学べる環境が整っているので、成長の機会が非常に多いと感じます。 2つ目に、ベンチャー企業ということもあり、特にこの会社はインターン生が主体的に活躍できる点です。 インターン生がただサポートに徹するのではなく、会社の前線に立ち、引っ張っていくような役割を担えるのがこの会社の大きな魅力です。 この環境を通して、やりたいことを実現し、自分の強みを見つけることができ、将来に生きる力を育むことができるのではないかと感じています。
とりあえず何か行動してみることが大事だと思います。 僕も最初は何をしたいかや明確な夢があったわけではなく、ただやってみようという気持ちで始めたのがインターンでした。 そこから少しずつ経験を積む中で、自分の好きなことや得意なことが自然と見つかってきたように感じます。 最初から完璧にやりたいことが分かっている必要はありませんし、アクションを起こすことが成長の第一歩になるはずです。 もし機会があれば、一緒に弊社で働けたら嬉しいです!