参加したインターン先企業名: 株式会社メディックメディア
参加したインターン: ディレクター
名前: 佐藤夢歌
大学名: 早稲田大学
学年(取材時): 大学4年生
コロナ禍からはじまった大学生活の中、毎日オンライン授業を受けるばかりで先輩や友人との関わりも少なかったため、就職活動については漠然とした不安がありました。 情報が乏しく、「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」として語れる経験も少ないぶん、周りより早期から行動する必要があると感じ2年生の秋頃から長期インターンに取り組んでいました。 はじめは人材系業界で営業職のインターンに参加していましたが、「せっかく何でも挑戦できる学生時代なら、一番憧れのある出版業界で働きたい!」という思いでメディックメディアのインターンに応募しました。
メディックメディアでは医師・医学生や看護師・看護学生などの医療職者向けのコンテンツを扱っているのですが、医療系の知識が全くない私にいったい何ができるのか不安もありました。しかし専門知識がなくても、初めて出会う知識に対して「自分が初めてその分野を学ぶユーザーならどう感じるか」という視点を持つことで、よりわかりやすいコンテンツ作りに貢献することができました。 この経験から、ユーザーにとって一番良いものを作るためには、ユーザーの気持ちをいかに自分事としてとらえることができるかが重要になることを学びました。 また、デジタルコンテンツに携わる機会も多く、看護学生向け講義動画の編集・校正から書籍との連携管理、講義動画を紹介するSNS投稿記事作成まで幅広く担当させていただきました。 そのほかデータ整理の業務では複雑な情報を思い通りに管理するスキルなどを身につけることができたと感じています。
書籍の内容に対応した1000本以上の解説動画を書籍各ページのQRコードから視聴できる仕組みが新しく出来た際に動画とQRコードを紐づける業務を担当しました。 大学のオンライン授業やレポート作成でしかパソコンを使ったことがないようなレベルだった私にとっては初めてのことだらけで、何から手をつけていいかもわからない状態でした。 しかし、社員の方に相談したり、自分で本を購入して勉強したことで、最終的には思い描いた通りのものを完成させることができました。今では他の分野の動画管理も一部任せていただくなど、この経験を通じて自分が成長できたように感じます。
メディックメディアでは読者参加型のコンテンツづくりをしています。 ユーザーである医療系学生さんたちがアルバイトとして社員の方々と毎日同じフロアで働き、コンテンツについて率直な意見が交わされています。 そのため企業全体としての風通しもよく、社員間のコミュニケーションも活発です。 業務内容によっては一人で黙々と集中するタイミングもありますが、一つのコンテンツを作るまでに多くの人が関わるからこそ、コミュニケーションを大事にしているのだと感じています。
担当の業務によって異なりますが、私の場合、毎日決まったことをするというよりもその日必要な業務を社員の方と相談しながら進めていくことが多いです。下は業務の一例です。 ・書籍・コンテンツの校正作業 ・動画撮影・編集・管理 ・講義動画のレジュメ作成 ・データ整理 ・リサーチ、研究 ・企画検討 ・デジタルコンテンツの機能検討 ・SNS投稿作成 勤務時間も社員の方と相談の上決めるので、大学やその他の予定と調整しながら無理なく働くことができています。
「百聞は一見に如かず」 長期インターンの一番の魅力は、どんな企業・働き方との相性がいいか体感できる点であると考えています。 就職活動中に数多くの説明会や短期インターンなどに参加すると思いますが、企業のリアルな姿を短期間で理解するのは非常に難しいと感じている大学生も多いのではないでしょうか。 私自身もさまざまな企業の説明会や短期インターンに参加し、社員の方に話を聞いたりオフィス見学にいったりしましたが、得られるのは「その人」から見た企業像だったり、「その日」の企業の雰囲気など断片的な情報でした。 実際に「自分が」働くことを考える上では、自分からどう見えるのか具体的かつ包括的なイメージを持ちたいと考えていたため長期インターンを受けることにしました。 長期インターンには「企業をよく知ることができる」、「スキルを身につけられる」など多くの魅力があると思いますが、私が考える何よりの魅力は、数ヶ月・数年単位で企業を内側から見せてもらえることです。 このような経験は学生時代を逃したらなかなか出来ないと思います! 気になる企業・業界・業種があれば長期インターンとして働いてみることを心からおすすめします。