インターンシップに参加する方は、ある程度のマナーを理解した上で臨むことをおすすめします。
最近では、インターンシップが内定と直結している企業も増えてきているため、自分が入りたい企業のインターンシップに参加するのであれば尚更です。
企業側もリソースを割いてインターンを開催していることを理解し、マナーや注意点を理解し、最低限失礼のないようにしていくようにしましょう
今回はインターンシップに参加する際のマナーと注意点についてまとめてみました!
インターンシップの受付のマナーや注意点
インターンシップに参加する際にはまず受付でのマナーがあります。初対面の印象を良くするために重要です。
受付マナー1:時間に余裕を持って到着する
イベントの開始時間よりも少なくとも10-15分前には到着することを心がけてください。
予定の時間より早く着けば着くほど熱意をアピールできると考えている学生もいますが、そのようなことはありません。
しかし、遅刻してしまったら、インターンシップに参加できないことはないにしろ、かなりマイナスな印象になってしまう点については覚悟が必要です。
受付マナー2:適切な服装
インターンシップの種類や企業のカルチャーに応じた服装が求められます。
スーツなどのフォーマルな服装が一般的ですが、最近ではオフィスカジュアルや派手過ぎなければどんな服装でもいいという企業も増えてきています。事前に確認をしておきましょう。
受付マナー3:丁寧な言葉遣いと挨拶
受付スタッフではない方にも丁寧な言葉遣いと挨拶を心がけましょう。全ての対応において礼儀正しく、敬意を持って接することが必要です。
受付マナー4:身分証明書の提示
受付では、学生証や身分証を確認する場合がございます。
事前にかばんの取りやすい位置に準備しておき、スムーズな提示ができるようにしておきましょう。
まずはとにかく予定時間に余裕をもって到着することが大切です!予定の時間に到着したら、身だしなみについて最終確認をしてください。
ネクタイは曲がっていないか、スーツにゴミはついていないか、髪型は崩れていないかなどチェックしましょう。
受付についた時に覚えておくべきこと
上記の準備が済んだら、受付に向かうことになります。面接官でもなく、受付の方ではありますが、志望先の社員と話すということで、緊張してしまう学生も多いと思います。少しでも緊張を減らせるように、受付での振る舞いについて、事前に知っておきましょう
受付に窓口の方がいる場合
受付に窓口の方がいる場合には、その方に要件を伝え、担当者を呼んでもらうことになります。「面接の学生が来る」ということは、窓口の方にも共有されています。臆することなく、窓口の方に元気よく話しかけましょう。
「こんにちは。〇〇大学の田中一郎と申します。本日〇時からの新卒採用の面接に伺いました。よろしくお願い致します」
と話しかければ、受付の方担当者まで、快く繋いでくれるでしょう。
受付で内線電話をかける必要がある場合
企業によっては、受付に人がいないこともあり、その場合、内線電話で担当者を呼び出すことになります。対面と違って電話の方がより緊張するかもしれませんが、呼び方は一緒です。
電話をかけ、先ほどと同様に下記のように伝えましょう。
「こんにちは。〇〇大学の田中一郎と申します。本日〇時からの新卒採用の面接に伺いました。よろしくお願い致します」
面接や、インターン参加のために伺った旨を伝えれば、担当の方が、面接の会場に案内をしてくれるはずです。
インターン生が覚えておくべき挨拶のマナー
受付のマナーを学んだあとは、挨拶のマナーについて知っていきましょう。
初対面の人同士、コミュニケーションを取るための手段として、挨拶は大きな役割を持ちます。また、インターン面接でも、インターン当日でも、関わる方はほとんど、目上の方のはずです。仲間内で行う挨拶とは違い、マナーを遵守する必要があります。
お辞儀の角度について
挨拶と切り離せない関係にあるものがお辞儀です。お辞儀の角度にもマナーがあることをみなさんはご存知でしたか?
お辞儀の角度は大きく3種類に分けることができます。
その3種類とは、
・会釈(15度程度の軽いお辞儀)
・敬礼(30度程度の一般的なお辞儀)
・最敬礼(45度程度の最も丁寧なお辞儀)
それぞれのお辞儀にはその時々の使い分けがあります。
一番よく使うお辞儀は、敬礼となります。
普段の挨拶には敬礼が伴うと考えれば、間違いはないです。
では、会釈と最敬礼はどのような場面で使うのでしょうか。会釈は、すれ違い側などに用いる挨拶です。
必要以上に丁寧になりすぎることで、相手にも気を使わせてしまうことを避けましょう。
最敬礼は相手に最大限の感謝を伝える時に用います。
面接が終わったあとや、インターン初日の終了時などに用いるべきでしょう。
最敬礼の挨拶を頻繁に用いすぎると、逆に失礼な印象を与えることになってしまいます。最敬礼はここぞという時にのみ、使うようにしましょう。
挨拶時の声のトーン・大きさについて
挨拶をする時には、大きな声で、普段よりも少し上のトーンで話すようにしましょう。
人事担当者に「元気な学生」というイメージを持ってもらうことは非常に重要です。
挨拶をされる側の気持ちに立った時に、元気のいい挨拶をされた方が気持ちがいいですよね。
また、インターン面接でも、インターンの本番でも、本選考に繋げるという目的を持って実施する企業が大半です。
将来どのような方に入社して欲しいか考えると、元気に挨拶ができる人材ですよね。
お客様先でも、いい印象を受けることができることや、社内の雰囲気を良くしてくれるなど良いことづくめでしょう。みなさんも、インターンの面接や初日には緊張していると思いますが、思い切って元気に挨拶をしましょう。
部屋に入室する際のマナーや注意点
部屋に入室する際に何回ノックしていいかや入室した後の流れなどもしっかり確認しておくと良いでしょう!
入室マナー1:ノックはゆっくりと3回行う
ノックは回数に応じて意味が存在します。3回は入室することを意味しているので、インターンシップの面接などに参加する際は「コン、コン、コン」と3 回ノックするようにしましょう。扉はゆっくり開けるとより美しく見えます。
入室マナー2:挨拶や自己紹介は大きな声でハキハキと
挨拶は人の印象を大きく左右します。声ははっきりと大きな声で礼儀正しく伝えることが重要です。
入室マナー3:カバンの置き方
着席をする際、バッグを椅子の隣に自立した形で置きましょう。椅子に寄りかからせないように注意が必要です。椅子に座る際も、バッグが倒れないよう足元を確認しながらゆっくりと着席することが良いマナーとされています。
名刺交換のマナー
最近ではインターン生や就活生も名刺を持っている場合がよくあります。社会人になった後も名刺交換の機会はよくあるため、インターン生のうちに名刺交換のマナーを覚えておくことは大事です。堂々と名刺交換ができるよう名刺交換のマナーについて解説してみました!
名刺入れは出しやすい場所にしまっておく
事前の準備は、名刺交換を円滑に進めるために重要です。相手に挨拶する際、もたつくことなくスムーズに行動することで、良い印象を与えることができます。
まず名刺は取り出しやすい場所にしまっておきましょう!鞄の中でも上の方にあるポケットや、上着の内ポケットなどに保管しておくと良いでしょう。
名刺を渡す時のマナー
名刺を手渡す時には、相手がすぐに読めるよう相手から見て正面に、自分から見て反対向き(逆さま)を渡しましょう。名刺を相手に差し出すときには、会社名、部署名、および氏名を述べます。
また、相手の名刺よりも自分の名刺を少し低い位置から提出すると、謙遜と礼儀正しさを表現できます。
これは当たり前の話ですが、名刺交換は基本的に立って行います。たとえ椅子に座っていたとしても、名刺交換の際は立ち上がりましょう。また、他の人が名刺を交換している時など、自分が関与していない場合でも立っているのがマナーです。
名刺を受け取る
名刺を受け取る基本的なマナーは、両手で受け取ることです。しかし状況によっては、名刺を渡す動作と受け取る動作を同時に行うこともあります。そのような場合には、右手で自身の名刺を持ち、左手で相手の名刺を受け取ります。そして受け取った後は速やかに右手を加えて両手で持ち、感謝の言葉として「ありがとうございます。頂戴いたします」と述べましょう。
名刺交換後
名刺の交換後は、名刺をすぐにしまわず商談や会議の間は名刺入れの上またはテーブルの上に、そして特に自分から見て左側に置くのが一般的です。複数人と名刺交換した場合は、それらを相手の座る位置に応じて整列させると、名前を覚えるのが楽になります。
複数人と名刺交換をした場合は、全ての名刺を名刺入れの上に置く必要はありません。物理的に1つの名刺入れに何枚置くことは難しいです...そのような場合は、お相手の中で最も地位が高い人の名刺を名刺入れの上に置くようにしましょう。
名刺交換の順番
・訪問者側から名刺を渡す
名刺交換では、立場が下の人(訪問者)から上の人へと名刺を渡します。例えばお客様の会社に訪問した時などは、自ら積極的に名刺を渡すようにしましょう。相手が複数人いる場合、役職が高い人から順に名刺を渡します。
・相手が複数人いる場合は役職の高い人から名刺を渡す
相手が複数人いる場合、役職が高い人から順に名刺を渡します。たとえば、上司と一緒にクライアントを訪問する場合、まず上司が名刺を交換します。その後に自分も名刺を渡すようにしましょう。
・相手から先に名刺を渡された場合
時には、自分が準備を整える前に、訪問先の相手から名刺が渡されることがあります。そんな時は焦って自分の名刺を取り出すのではなく、最初に相手の名刺を受け取り、その後で「お待たせしました」と謝罪の言葉を述べつつ、自分の名刺を渡すとスマートです。
インターンシップに参加した際のマナーや注意点
続いて参加した際のマナーや注意点について簡単にご紹介しておきます。
積極的な姿勢
成長するためには、待ちの姿勢ではなく、自ら率先して学ぶ意識が必要です。具体的には自分から率先して手を上げたり、自分が行った業務に関するフィードバックを社員の方に求めるなど、恥ずかしがらずに行えるとより良いでしょう。
多くの仕事を引き受けすぎない
積極的に新しいタスクを引き受け、学ぶ機会を最大限活用することは大切です。
しかし、自分が手に負えないほど多くの仕事を引き受けすぎないよう注意が必要です。多くの場合、定められた期限の中でタスクを遂行していくことになります。もちろん最後まで責任をもって達成できるのが理想です。その一方で任せられたタスクが遂行できないことは最もさけることです。
出来ないことは出来ないとはっきりと伝えることも社会人として大事な要素です。
機密性を守る
例えインターン生だとしても、企業の機密情報へのアクセスは大きな責任を伴います。これらの情報を適切に取り扱い、企業のポリシーと法律を守ることが重要です。
以上のようなマナーや注意点を意識し、インターンシップに参加することでより有意義な経験にすることが出来るでしょう!