• 従業員数:1〜10名
  • 業種:コンサルティング 
  • 職種:編集・ライター 
  • 「優秀な学生が多くて採用枠を増やしました」人材確保の選択肢が広がる長期インターンの可能性

    株式会社ジャパン・カウンセラーズ

    2023.07.27

    • 社名:株式会社ジャパン・カウンセラーズ
    • 設立: 1964年11月
    • 従業員数:4名
    • 学生インターン:12名
    • 事業内容:メディカル・ヘルスケア分野を中心としたコミュニケーション・コンサルティング
    • お話を伺った方:代表取締役会長 後藤 礼二郎様

    (2023/7月時点)

    予想をはるかに超えた応募数に驚きました

    -インターン生を採用しようと考えた背景を教えてください。

    弊社が重点を置く業務は、製薬企業をはじめ、医療に関連する様々なステークホルダーの視点から医療や社会保障政策に対する社会的な提言をマスメディア等を通じて行うことです。

    以前は、必要に応じた人材を一般的な求人サイトから確保できていましたが、コロナ禍を境に、条件に合致する人材と巡り合うのが困難になってきました。そんな中、弊社がメディカル/ヘルスケア分野のコミュニケーションサポートに注力していることから逆にコロナ禍が追い風になった側面もあ業容は拡大し新たな人材を採用すべきチャンスという局面を迎えていました

    その一方で、コロナ禍に入った直後に当社としては珍しく採用した社員が定着しないという課題もあり、新たな人材を無理して採用するよりは、既存の熟練した社員だけで対応したほうがむしろスムーズに仕事が進むのかなと感じていました。

    そのような折に、ふと思いついたのが「インターンシップの導入」でした。

    インターンを経験した学生が新卒入社を希望する可能性もゼロではないと思いましたし、別の企業に就職してから数年後に弊社に戻ってくるパターンもあると考えました。

    -募集を始めてみて、応募の状況はいかがでしたか?

    正直驚きました。弊社は小規模の会社ですし、学生にとってあまり馴染みのない業界なので、多くの学生には関心を持ってもらえないだろうと思っていました。せいぜい3〜4人くらいか最大10人ぐらいの応募があればいいなと…。しかし実際は予想をはるかに超えていました。優秀な学生さんが短期間で20〜30人応募してくださったんです。本当に驚きました。

    オフィスに出社して「社員のアシスタント業務」を担当していただける方を採用しようとインターン生の募集を始めたのですが、「英語力」を条件に入れていたせいか、意外にも海外に留学中の優秀な学生さんからの応募も複数あったため「この海外留学中の学生さんたちを活かせる業務は他にないのか」と逆説的に考えるようになったくらいです。(笑)

     

    インターン生との出会いで生まれた業務

    -インターン生にはどのような業務を任せているのでしょうか。

    出社を前提に採用したインターン生には社員のアシスタント業務全般を担当してもらっています。海外留学中のインターン生には、医療制度の違いに関するレポートをまとめたやニューズレター(定期的な刊行物)の制作業務を自主的に運営してもらっています。

    ■社員のアシスタント業務について

    弊社はコロナ禍前から在宅勤務を推奨していました。コロナ禍になってからは、社員が当番制で出社する勤務形態をとっています。ただイベントの準備や資料の印刷など、出社しないといけない業務もいくつかあって、当番ではない社員がわざわざ出社したりしていたんです。そのような業務を含めて、インターン生には幅広くアシスタント業務を担当していただいております。

    最初はインターン生を6人採用し、1人週2〜3日の出社でシフトを組んでいました。毎日インターン生が2人ずつ常駐してくれるような体制です。この体制のおかげで弊社の業務はかなり効率化されました。ゼロワンインターンさんのおかげだと、本当に感謝しています。

    ■ニューズレターの制作業務について

    ニューズレター発行は、海外留学中の学生からの応募がなければ生まれていない業務です。

    先述した通り、当初予定していたアシスタント業務のインターン生は早々に採用できたため、ゼロワンインターンさんの掲載期間がまだ残っている状況でした。「海外留学中の優秀な学生さんからたくさんの応募があるのにもったいない…」そう思い、予定していたよりも多くの人数を採用しようという結論に至りました。

    なにを担当してもらうか考えた時に、ニューズレターの発行が候補に挙がり、実際に動き出したという流れです。ニューズレターの発行自体には営利性はないのですが、ステークホルダーにすごく好評を得ていて、広報的な要素と弊社への関心を持ち続けていただける要因として機能しているのかなと思っています。

    最初のアイデアと計画案~方向性の提示は私が主導しましたが、その後は目論見通り、インターン生が自主的に運営方法を自分たちで考え、これをベースに、あっという間に編集・制作体制を確立し、昨年11月の創刊号発行前からインターン生が中心となって動いています。

    -新たにできた業務をインターン生が率いているということですか?

    はい、北海道在住の編集リーダーを中心に、欧米からアジア在住の留学生たちが自分たちで使うと決めたSNSや共有プラットフォームを活用し、レポート執筆のローテーションやデザインから、発行までの進行管理を全てインターン生が運営をしています。

    Z世代が軽々と国境を飛び越え協働する姿は、私の大学時代を思い返すと、本当にすごいなと思いますね(笑)

    タイトルの『THE NewZ(ニューズィー)』のZは、彼らの世代から取っています。

     

    インターン生を育てる側の「社員」が劇的に成長

    -インターン生を採用したことで、働き方や職場環境に変化は現れましたか。

    社員が劇的に成長しました。当社はもともとマネジメント指向のプロフェッショナルを目指す人材しか社員として雇用しないのですが、インターン生をサポート・デレクションしなくてはならない状況になり、プロジェクト・マネジメントの観点から、各社員が業務の理解や重要なポイントを再認識したことが理由だと思います。インターン生を採用してから約1年で、特に社員の指導力・リーダーシップが劇的に成長したと感じています。それだけでも大きな意味がありましたね。

    また、カナダやアメリカからニューズレターにレポートを寄稿してくれているインターン生の一部は、留学先の大学を夏に卒業した後も、そのまま海外に滞在し、「このプロジェクトに関わりたいので、インターンを継続したい」と言ってくれています。

    また海外の留学先から夏に帰国し、日本の大学に戻る傍ら、「出社組インターン」としてニューズレター以外の業務も経験したいという学生もいます。もちろんWelcomeで採用しました。

    終身雇用を求めていないZ世代の方たちが、経験や環境を求め継続して弊社を選んでくれることは、これからの人材獲得の中でもひとつの糸口になるのかもしれません。

    -最後にインターン生の採用を考えている企業様にメッセージをお願いします。

    弊社は、「インターン生も重要な人員と捉えた体制づくり」を進めています。

    具体的には、インターン生とは別に「業界に精通するベテランの方」を非正規社員として元々複数起用しており、主な顧客向けの対応は、このベテラン・中核社員・インターン生で構成する幾つかのチームで行っています。

    結果として出来上がった、このチーム体制のスキームが最近ものすごく機能しています。それぞれの世代が持ち味を活かし、お互いが尊重し合う、そんなチームになっています。

    インターン生やZ世代が苦手な部分を補う体制づくりをすることで、若い方たちのパワーや柔軟な発想力を活かせるのではないでしょうか?

    学生はここでしか味わえない経験や成長できる場を求めています。採用側は「バイトではなく、インターン生を採用する意味」を考え、ギブ&テイクの関係を保ちながら接することで、お互いにとっていい関係性が築けると思います。

    社名 株式会社ジャパン・カウンセラーズ
    業種 コンサルティング 
    従業員数 1〜10名

    ディカル・ヘルスケア分野を中心としたコミュニケーション・コンサルティング

    導入事例一覧に戻る

    資料請求・お問い合わせ

    必須会社名(団体名)

    {{companyNameMessage}}

    必須担当者名

    {{nameMessage}}

    必須メールアドレス

    {{mailMessage}}

    必須電話番号

    {{telMessage}}

    必須お問い合わせの目的

    {{purposeMessage}}

    その他の場合はこちらにご入力ください
    ※最大800文字でご記入ください

    {{otherMessage}}

    {{sendMessage}}