• 従業員数:31〜100名
  • 業種:コンサルティング 金融 
  • 職種:事務・アシスタント 
  • インターン経由の新卒採用に挑戦。人事が感じた"難しさ"と"新たな気付き"

    株式会社キャシュモ

    2023.04.21

    • 従業員数:50名
    • インターン生数:3名(累計採用数10名)
    • 会社詳細:”キャッシュフロー経営で日本を元気に”をモットーに、財務・税務・労務面から中小企業の支援を行う。
    • 採用担当:宮長様

    (2022/4時点)

    新卒採用を目的としたインターン採用に初挑戦

    -株式会社キャシュモについて、簡単に紹介をお願いします。

    当社は、グループ会社の税理士法人・社会保険労務士法人と連携し、中小企業の財務・税務・労務コンサルティングを行っている会社です。

    従業員数は約50名で、インターン生は、昨年から採用を始めました。

    -宮長様はどのような業務を担当されていますか?

    私は、人材開発部という部署で、インターンの採用・育成を担当しています。

    人材開発部は、インターン採用を始めるにあたって、昨年に新しく立ち上がった部署です。

    メンバーは私と弊社代表の2名。インターンからの新卒採用を実現することが、部署のミッションになります。

    これまで1年間で、育成計画の策定や研修カリキュラム作成など、インターンの受け入れ体制を0から作ってきました。

    -そもそも、インターン採用はどのような経緯で導入が決まったのでしょうか。

    元々当社では、大手新卒求人サイトを使った新卒採用を行なっていました。

    しかし、近年は満足のいく応募数が集まらず、新卒1名あたりの採用コストは年々悪化。また、せっかく新卒採用に繋がっても早期離職してしまうケースも少なくありませんでした。

    そのタイミングで、代表が知り合いの経営者から長期インターン採用の話を聞き、「新たな新卒採用手段になれば」と導入が決まりました。

    優秀な学生から応募が期待できそうでしたし、入社後のミスマッチも減らせそうでしたしね。

    最終的に、現状よりも新卒採用コストも抑えていけるのであれば尚良いと考えていました。

    -インターンの受け入れが決まった後、最初はどんなことから始めましたか?

    育成ステップも何も決まっていない状態だったため、まず「現場の声を聞くこと」から始めました。

    若手社員から、実務を行う上でどんな研修が必要か、先輩からどんなフォローがあると良かったか、などヒアリングを実施しました。

    それをもとに、インターンの年間研修カリキュラムを作成したのが初めに取り組んだことです。

    具体的には、インターン入社1年後までに、新卒2年目レベルの実力をつけてもらうことを目標にしました。そこから逆算して、月毎に必要な研修内容を決めました。

    そのカリキュラムに沿って、インターンを受け入れていったという流れです。

    -新卒採用が目的ということですが、インターン応募段階で新卒入社の意思を持っている学生はいるのでしょうか?

    インターン応募時点で明確な入社意思を持っている方は基本的にいませんでした。

    そのため、応募時点では入社意思があるかどうかではなく、会社に興味を持ってくれているかどうか、を軸に合否を決めていました。

    インターンで感じた「新卒採用に繋げる難しさ」と「新たな発見」

    -実際に、これまでインターン経由で新卒採用に繋がった方はいますか?

    1年半で10名のインターン生を採用し、その内、1名が来年4月に入社予定です。

    -宮長様としては、良い結果だったのでしょうか?それとも、残念な結果だったのでしょうか?

    1名新卒入社に繋がったことは良かったです。

    ただ、本音としては、もっと新卒入社に繋げたかったですね。そこは、実際にインターンをやってみて感じた難しさでもあります。

    -具体的に、何が難しいと感じましたか?

    長期インターンに参加する学生は、自身のレベルアップや就活準備を目的としている方が大半です。

    そのような学生に、どうしたら入社意欲を高めてもらえるか、改めて採用計画や育成方法の見直しが必要だなと感じました。

    -新卒入社に至った1名は、どのような理由で入社を決めてくれたのでしょうか。

    本人は「人の良さ」が入社の決め手だったと言ってくれています。

    それに加えて、私と代表としては、インターン入社後、早い段階で実務を任せられたのが良かったのではないかと考えています。

    実は、新卒入社を決めてくれたのは、当初入念に研修カリキュラムを組んでいたコンサルタントインターン生ではなく、途中で急遽募集を始めた人事インターン生です。

    コンサルタントインターンは、業務を行う上で必要な知識が多く、どうしても研修期間が半年程度と長期化してしまいます。インターン生も満足感が得られなかったのか、辞めてしまう方がほとんどでした。

    一方、「新卒採用するなら、学生の気持ちが分かる人に手伝ってもらった方がいいのでは?」という思いで突如スタートした人事インターンは、いざ採用してみると、新卒会社説明会の運営補佐、面接の書記など、学生にも実務を任せやすいことが分かりました。

    学生側も面白がって、主体的に仕事に取り組んでくれました。

    実務を早期に経験してもらうことで、学生も仕事にやり甲斐を感じられるのだと新しい気付きでしたね

    それまでは研修をどれだけしっかり出来るかが大切だと考えていましたが、あくまで研修と実務、半々くらいでバランスをとっていくことが大事なのだと感じました。

    新卒採用は全てインターン経由で採用していきたいです

    -新卒採用に繋がったかどうか以外で、インターンを採用して良かったことはありますか?

    やっぱり大学生の若い意見には、周囲の社員も刺激を受けていますね。

    例えば、人事インターンに求人サイト以外にどのような募集方法ができそうか聞いたところ、インスタやTikTokを使った募集など学生目線のアイデアを出してくれます。

    常に同じメンバーでいると、同じような考えしか出てこなくなります。インターン生ならではの若いアイデアは、良い意味で既存社員の刺激になっていると感じます。

    -今後、インターン採用をどのように活用していきたいですか?

    新卒採用のコストを下げる、新卒入社後のミスマッチを減らす、という元々の課題を解決できた訳ではありません。

    しかし、今回、組織の雰囲気を知った上でインターンから入社を決めてくれたことは、入社後のミスマッチを減らすことに繋がってくると思いますし、少しづつ手応えを感じています。

    この1年で出た課題を改善して、より良いインターンの受け入れ方法を模索していきたいですね。

    最終的には、インターン経由だけで新卒採用ができるようになるのが理想だと思っています。

     

    社名 株式会社キャシュモ
    業種 コンサルティング 金融 
    従業員数 31〜100名

    ”キャッシュフロー経営で日本を元気に”をモットーに、財務・税務・労務面から中小企業の支援を行う。

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