- 従業員数:230名
- インターン生数:5名
- 事業内容:中堅・大手企業向けデータベースマーケティング支援事業
- 採用担当 吉岡様、伊藤様
(2020/10時点)
学生の視座の高さや自発性に期待してインターン採用を開始
-エンジニアインターンを採用しようと思った背景を教えてください。
吉岡:ランドスケイプは日本最大の企業情報データベースを持っているのが一番の強みなんですが、エンジニアは正社員160人のうち5割か6割くらいなんです。
当時ちょうど進捗を早めたいプロジェクトがあったのですが、開発人員がちょっと不足していまして。新しい業務ができなかったっていうのがあって、それを補うために学生を採用しようとなりました。
2年前位にリサーチ業務のところで学生を採用していたことがあって、学生が意欲的に働いてくれるっていうのは人事の私も知っていました。
インターンに参加する学生は視座が高いし、自分から何かに取り組んでくれる学生が多いと感じていたので、ならエンジニアもインターンでやってみようと。
あと実際に働いて「ランドスケイプいいな」と新卒採用の選考に進んでくれる学生がいたら尚良いなと淡い期待を抱きながら始めた感じです。
四大・専門学校・海外大学など幅広いエンジニア学生に出会えました
-ゼロワンインターンを導入した決め手は何でしょうか?
吉岡:いくつかあるのですが、1つ目がスピードの速さでした。問い合わせしてからの対応が非常にスピーディで、実際開設までも非常に早かったです。
2つ目はコスト感。他のインターン媒体と比較しても安かったこと。
最後はリーチできる学生の幅ですね。ゼロワンインターン四年制大学から専門学校までいろんな学生にアプローチができるのが良かったです。
なおかつ、応募数も月間でこれくらい期待できるっていうのを営業担当から聞いていて。各社からも期待応募数を聞いて比較したんですけど、ゼロワンインターンさんが一番多かったんじゃないかな。
実際、すごく応募が集まりました。
-具体的にはどれくらいの人数が集まりましたか?
吉岡:月40〜50名くらいの応募が集まりましたね。
-応募に来たのはどういった学生でしたか?
吉岡:四大卒の方が8割くらい、専門学生が2割くらいかな。大学もMARCH以上が基本的に多かったです。海外の大学からの応募も割とありましたね。
応募者の質はとても高くて、みんな目的を持ってプログラミングをしていたり、今後のビジョンを持ってここに応募しましたっていう学生が多くてびっくりしました。
自分のプログラミングスキルを更に伸ばしたりとか新しい経験をしたい、かつランドスケイプは大きなデータを取り扱っているので、データ収集を学びたいっていう学生が多かったですね。
-エンジニア学生のプログラミングスキルはいかがでしたか?
吉岡:プログラミングスキルも総じて高かったと思います。
HTMLやCSSの知識、PythonまたはRubyの開発経験がある学生を募集していたので、基本的にはそこをクリアした学生から応募がありました。
例えば、学生のうち1人は、Python、Ruby、C言語、JavaScript、SQLの経験がある学生で、マニュアル本12〜13冊程度読んで、自分でRuby on RailsでTwitterを模したWebアプリを制作したり、HTML&CSSを使用したWebブログの作成をやっていた学生でした。
あと、採用した中には、高校からプログラミングをやっていて、インドの高校に行きプログラミングや英語を学びつつ、今はアメリカの大学で勉強している学生もいましたね。彼なんかはフリーランスとして自分で開発案件を請け負ったりもしていたみたいです。
ただ、面接時には厳密にプログラミングのスキルチェックはやっていなくて、どちらかというと人柄で採用を決めました。
5名採用したのですが、コミュニケーションのスタンスが非常にマッチしていまして、素直に物事を聞いてくれたり、失敗から学べるような学生だったんです。
あとは学生のやってきたこととうちのインターンの親和性があるかどうかですね。今までやってきたことがランドスケイプでも活かせるかどうかっていうのと「今後こういうことをやりたい」というのが合ってるかどうかを見極めていました。
受け入れ1ヶ月後から業務スピードが上がり、開発進捗が改善されました
-具体的にエンジニアインターンにはどういった仕事を任せているのでしょうか?
伊藤:RubyやPythonを使ってクロールやスクレイピングと呼ばれる業務をしてもらっています。
うちの強みである企業情報データベースを作るため、様々なWebサイトから必要な情報を収集してくる業務ですね。
-学生の活躍ぶりはいかがですか?
伊藤:最初はインターン生もミスしたり、進捗が乏しいってことがあったんですが、1ヶ月くらい経過するとだいたいの業務の流れは理解できるので、そこから業務がスピードアップした感じです。
今はだいたい1人1日6〜7サイト位のクローリングを完了してます。1ヶ月に1回会議があって、そこでクローラーを回した新規サイトの件数を報告するのですが、社員と同じくらいの件数をインターン生が上げてくれているので、開発の進捗が良くなりすごく助かっています。
吉岡:自主的に動いて、分からないことがあれば、インターン生の中でも「ここはこうしたらいいよ」みたいなこととかも教えあったりとか。ミスがあったとしても、そこから学べる人がほとんどなので、業務を行うごとにレベルアップしている印象があります。
ランドスケイプには日報の仕組みがあるんですけど、毎日社員やインターンが上げていて全社員分見られるんです。
私もインターン生の進捗や何をやっているかを見られるんですが、改善点や今後こうしていきたいって言う意気込みを、毎回書いてくれていて。しっかりPDCA回して、目標立てながらやってるのはすごいなと思います。
-実際に受け入れてみて、育成は大変ではありませんでしたか?
吉岡:受け入れはほぼ全て伊藤さんがやっています。伊藤さんは今年の4月に入った新入社員なんですけど、これが一つの最初の大きな仕事みたいな感じでやってくれています。どうでしたか?
伊藤:元々マニュアルが整備されていなかったので、最初は1から付きっきりで教えるみたいな感じでした。
会議室をとって、スクリーンでプログラムの構造を映して、私が解説しながら分からないところを聞いて説明してというのを繰り返しました。
ただ、どうしても自分の業務がいっぱいいっぱいになってしまったので、受け入れて数週間してからマニュアルを作成して。そこからは「これ見ながら進めて分からないところがあれば聞いて」という感じで進められるようになりました。
吉岡:このマニュアルのおかげで、インターンに限らず中途社員でもすぐに新人の受け入れとかをできるようになったっていうのは良かったことですね。
インターン生が自社の新卒選考にエントリーしてくれています
-エンジニアインターンを採用する前後でどういった変化がありましたか?
伊藤:元々インターン生の働いている開発チームの部屋は結構静かだったんですが、インターン生が来てからコミュニケーションをとるので部屋の雰囲気よくなって明るくなったかなって変化があります。
吉岡:あとは伊藤さんの成長にも繋がったというか。マニュアルを作るのもそうですし、1年目から人を育てるという意味でいろんなプラスの面があったんじゃないかと思います。
インターンを受け入れることによって、業務効率は上がりましたし、社内も活発になる、経験を積める人もいるって言うので、相互に良いんじゃないかと思います。
もう一つ、これは変化というか人事目線で良かった話なんですが、実はインターンの1人がうちの22卒の新卒選考に進んでくれていまして。
その子がすごく良い学生で、主体的に動いて他のインターン生のカバーをしてくれたり、業務もかなりできてミスも少ないってことで私としても評価しているんです。
-そうなんですね!どういった流れで新卒選考を受ける流れになったんですか?
吉岡:たまたまオフィスで鉢合わせた時に、「就活どうなの?」って聞いたら、「ちょっと悩んでるんです」って言うので、「うち、今やってるんで来てみない」って。そしたら選考に来てくれて。
実際の職場を知ってくれているのでいわゆるギャップがない。良い面、悪い面見た上で、選考に進んでくれるって言うのは、人事目線でも非常に心強くて。
新入社員って入ってギャップを感じちゃうというケースは多いと思うし、そうすると採用された側、した側どちらも辛いんです。
インターン経由ならどういう学生なのかを、僕らも知っているのですごくWinWinな流れができたかなと思います。
もし新卒採用に繋がったら本当に嬉しいですね。
22卒は15名程度採用するつもりで、そのうちエンジニアは7、8名を予定しています。
7、8人のうち1人をインターン経由で採用できるというのは非常にインパクトも大きいですし、あとは採用コスト面でもメリットがあって。
大体エンジニアをひとり新卒採用するのに、下手したら100万円くらいかかるんです。それと比較すると、ゼロワンインターンさんはめちゃくちゃ安いなって。
まだどうなるかは分かりませんが、人材不足的な問題も解消できるし、新卒採用でも成果を挙げられたっていうのであればまさにインターンは一石二鳥かなと思います。
-最後にゼロワンインターンを使った感想を聞かせてください。
吉岡:非常に良くて、とても満足しています。
コストもリーズナブルで、掲載中何人取っても良いってプランで使えるというのと幅広い学生にリーチできるので。
もう一つすごくいいなって思った点が、取材担当者さんの書いてくれる求人記事の質が高いことです。僕らが業務説明するだけで、学生にメリットとなる経験とか、身につくスキルを言語化してくれるじゃないですか。
「こういう業務だから、ここ学べますよ」とか「こういう社員と一緒に働けるのは強みですよ」とかって。
これ人事が最初から書くと結構工数がかかるんですよ。このレベルの文章って中々書けないので、そこはゼロワンインターンさんに任せてすごくよかったと思います。
自分で作成するのもいいと思うのですけど、いざ文章にする際、通常業務も並行して書き上げるとなると「時間厳しいな」とか「掲載遅くなっちゃうな」とか「そうすると人が集まらないよね」とか、色んな不安が出てくるわけです。
そこを解消できたのも大きかったです。