• 従業員数:11〜30名
  • 業種:IT・インターネット 
  • 職種:エンジニア 
  • 学生の将来的な活躍に期待!成長をサポートする企業の長期インターンシップ導入事例

    sento.group合同会社

    2024.12.04

    • 社名:sento.group合同会社 様
    • 設立:2020年10月1日
    • 従業員数:12名(業務委託等含む)
    • 学生インターン:5名
    • 事業内容:データ基盤構築、AI導入、DataOps支援、ウェブマーケティング支援
    • お話を伺った方:代表 和島祐生 様

    (2024/10月時点)  

    特別なスキルがなくても、自走力を育てる徹底サポート

    ‐貴社の事業内容について教えていただけますか?

    私たちがやっているのは、データベースを”エース社員”として育て上げる仕事なんです。これが本当に面白いんですよ。

    ただ、このエース社員も最初から優秀なわけではなくて、人間の社員と同じように、段階的な育成が必要です。そこで私たちは、まずは小規模なデータベースから始める”スモールスタート”のアプローチを取っています。

    例えば、水族館なら団体予約システムのデジタル化から始めて、徐々に顧客管理や売上分析まで広げていく。美容サロンならECサイトと店舗の売上データの統合から始めて、最終的には在庫管理から顧客対応まで一貫して管理できるようになります。

    他にも、AIとの連携は進んでいて、問い合わせ対応の応答文章の自動作成など、本当に24時間365日働いてくれる”AIパワードなエース社員”みたいな感じですね。

    お客様の規模に関係なく、まずは目の前の課題から。そこで成果を出しながら、徐々にデータベースの活用範囲を広げていく。そんな地道なアプローチで、確実な成長を支援しているんです。

    ‐今いるインターン生はどんなお仕事をしているんですか?

    実は最近、すごく面白い案件に携わってもらっています。

    ある学生には、水族館の団体予約システムの管理画面の構築を手伝ってもらっているんです。もちろん、私たちのチームで設計やレビューをしっかり行い、品質を担保した上で、少しずつ実装を任せています。

    インターン生の成長を見守りながら、お客様にも安心して使っていただける、そんなバランスを大切にしています。

    ‐その学生は今勤めてどのくらいですか?

    驚くかもしれませんが、まだ3ヶ月くらいなんです。でも、この短期間でここまでやれるようになった本人の頑張りはもちろんですが、私たちの教育方針も少しは効果があったのかもしれませんね(笑)

    ‐そういったスキルは学生にもともとあったのですか?

    いいえ、全然なかったんですよ。パソコンは普通に使えましたけどね。でも、わりとそれで十分なんです。

    すでに持ってる特別なスキルというよりも、「どんどんやりたい!」「これどうなってるんですか?」って来てくれるような成長意欲のほうが大事ですね。

    結局ほぼ毎日世の中にはなんらかの新しいAIツールが生まれてますし、どんどん学ぶ姿勢がある方が成長が早いです。

    ‐そんな短期間でそんなにできるようになるんですね!どのように仕事を教えたのですか?

    まず大事なのは、一気に全部任せないことですね。仕事は段階的に、一つずつ任せていく。

    彼らの”やってみたい”という気持ちに、できるだけ応えられるように心がけていますね。

    また、基本的には”自走力”を育てることに重点を置いています。

    具体的に言うと、自分で調べる方法やAIツールの使い方など、問題解決の考え方を徹底的に教えるんです。最近はChatGPTなどのAIも活用して、より効率的に学べる環境も整えています。

    大切なのは、答えを教えるんじゃなくて、答えにたどり着くまでのプロセスを体得してもらうこと。そうすれば、新しい課題に直面しても、自分で解決策を見つけられるようになりますからね。

    ‐これまでに印象に残っているインターン生はいますか?

    今いる男子学生なんですが、本当に毎日楽しそうに仕事してくれているんです。朝から晩まで、目を輝かせながら新しいことに挑戦している。その姿を見ていると、こちらも元気をもらえますね。

    あとは、Google Apps Script(GAS)を使って、まるで職人技のように効率化を実現してくれている学生もいます。最初からすでにかけたのですが、データクレンジングにしろ、ちょっとしたアプリや機能にしろ、どんどん上達して。気づいたら、私たちも『どうやってそんな機能つけたの?』って聞きに行くくらいになってました(笑)

    ‐インターン生活を楽しんでくれていたり、成長を感じられるのは嬉しいですね!

     

    学生が実践できる環境で企業と学生のウィンウィンを実現

    ‐そもそも長期インターンシップを導入するきっかけは何だったのでしょうか?

    普通の理由で、アシスタントをしてくれる人が各社員についているといいなと思ったんですが、インターンを各社員につけることで、人に仕事を任せる機会があると、必然的に業務が形式化されて効率的になるかなと思って、募集を開始したみたいなところもあります。

    一人でやってると、どうしても場当たり的になりがちですよね。でも、誰かに任せるとなると、ちゃんとしたプロセスを設計しないといけない。

    それに、私自身の反省もあるんです。ついつい『自分でやった方が早い』って思っちゃって、一人で抱え込んでしまう。でも、それじゃあ組織として成長できない。

    インターン生と一緒に仕事をすることで、業務を整理して、効率化する。そうやって、組織としての基盤づくりができるんです。

    それに、彼らに仕事を教える過程で、私たち自身も気づきがたくさんあるんです。『なぜそうするのか?』って質問されて、『あれ、これって本当に必要なステップだったっけ?』って考え直すことも。若い視点って、本当に新鮮で勉強になりますね。

    ‐実際に長期インターンを導入してみていかがでしたか?

    正直、想像以上の手応えを感じています。

    特にAIを活用する業務では、学生たちの吸収が早くて驚かされます。普段、彼らは「自分でAIツールにお金を払って使うような機会はあんまりないですね」って聞いてるんですが、ここで実践的に使い方を学べて、それを自分なりに改善していく。

    そういう意味で、お互いにとってすごくいい関係が築けているんじゃないかと思います。

     

    学生の将来を考え「本音で話せる関係」を築く

    ‐採用の際、見極めているポイントはありますか?

    そうですね。自分の気持ち「本音」がよくわからない人って今いっぱいいるじゃないですか。

    例えば、大学生の四年生って、卒業旅行があったり、友達と最後に遊べる期間だけれども、同時に社会に向けての準備もしたいと思って、「ひたすら仕事をやりたい」と言うんですよ。でも、実際は「すみません、突然旅行に行くことになっちゃって、打ち合わせに出られなくなりました」ということがあるんです。

    それは最初から両方大事にしたいと言ってくれれば、準備できるんですけどね。それでも旅行に行くのが悪いわけではなくて、旅行に行きつつ、自分が卒業に向けてどう成長したいか、何をやりたいか、それが本当に面白いと思っているか、自分自身よく考えて本音で話してくれているかというところをチェックしています。

    社会からは「仕事は真面目にするべきだ」とか、「言ったらやらなきゃいけない」というプレッシャーがあるとは思いますが、社会の要求が本当に自分の本音なのかをしっかり検証して、本音をきちんと言える人と一緒に働きたいんですよね。私たちは、彼らが両立させるために力を貸しますから、本当のことを言ってほしいんです。

    特にリモートワークが中心になると、物理的な存在感が薄れがちです。だからこそ、自分から発信できる、コミュニケーションを取れる人かどうかが結構重要なポイントになってきますね。

    ‐インターン生とはどのように関わりましたか?

    特に意識しているのは、インターン生の夢や目標を聞くことです。

    例えば『将来は海外で働きたい』という子には、そのために今必要なことを一緒に考える。大学の卒業資格が必要になるかもしれないし、英語力も必要かもしれない。だから今は、インターンと学業をうまく両立させることが大切だよって話をします。

    中には仕事が楽しくて没頭しちゃう子もいるんです。それ自体はすごく嬉しいことなんですが、10年後、15年後も楽しく働き続けるためには、今この時期にしかできないことをちゃんとやっておくことも大切。そういう長期的な視点も、折に触れて話すようにしています。

    結局のところ、インターンシップって単なる仕事の経験だけじゃないと思うんです。社会人として働くということは、自分の時間や優先順位をどう管理するのか、どうバランスを取るのか、そういうことを学ぶ機会でもある。だから、仕事の指導だけでなく、そういった部分のメンターとしても関わりたいと思っているんです。

    それと、常に心がけているのは、『この子の成長にとって、今何が必要か』ということ。

    例えば、技術的なサポートが必要な時もあれば、ただ話を聞くだけでいい時もある。時には厳しいフィードバックが必要な時もある。でも、それは全部、その子の将来のために。単なる上司部下の関係じゃなく、その子の人生の一部に関われる、そんな存在でありたいと思っています。

     

    「学んだことを返してね」ーー業界での活躍を期待して

    ‐長期インターンを導入したことでの変化や気づきはありましたか?

    正直、学生たちから学ばせてもらうことの方が多いんです。私の学生時代と比べると、今の若者たちは本当によく考えて行動している。情報過多の時代で、何を選ぶべきか迷いそうなものなのに、しっかりと自分の道を見つけようとしている。

    特に印象的なのは、面倒なことから逃げないんですよ。真摯に向き合って、一つずつクリアしていく。そういう姿勢を見ていると、『日本の未来は明るいな』って本気で思います(笑)

    ‐今後、インターン生に任せる仕事は広がりそうですか?

    間違いなく広がっていきますね。これまでは専門家しか扱えなかった仕事が、テクノロジーの進化で誰でも挑戦できるようになってきています。特にAIやデータ関連の業務は、その最たる例です。

    ただし、大切なのは『任せっぱなし』にしないこと。私たちがしっかりとした土台を作って、その上で学生たちが伸び伸びと活躍できる。そんな環境づくりを心がけています。

    ‐今後も貴社は長期インターンシップを導入する予定ですか?

    そうですね。前向きにインターン採用は続けていきたいと思っています。

    というのも、インターンシップのあり方について、私なりの考えがあるんです。長期インターンシップを単なる労働力としてではなく、彼らの真の学びと成長の場として位置づけています。

    今のインターン生たちって、間違いなく我々より高い潜在能力を持っているんです。これから社会に出て、どんどん成長していく。彼らのポテンシャルを最大限に活かせるような場にすることで業界全体も成長するはずです。 私は、インターン生たちに短期的な利益を求めるのではなく、長期的な視点で成長をサポートしたいと考えています。

    だから私たちは、10年後、15年後を見据えて接するようにしています。彼らが成長して、いずれ業界に還元してくれる。そんな長期的な視点で、今できるサポートをしていきたいと考えています。

    ‐他の企業に長期インターンを導入する際のアドバイスはありますか?

    私もまだまだ試行錯誤の途中なんですが、経験からでいくと、インターンシップって、会社にとっても学生にとっても、かなりお互いの成長機会だと思うんです。

    学生たちは本気で学びたいと思ってやってくる。そして企業側はそれを受け入れることでエネルギー値が上がったり、体系化するチャンスだったりする。もちろん最新ツールのキャッチアップはかなりインターン生たちは早いです。

    それは、双方に成長機会になるわけなので、お互いが長期視点で学生たちの将来のキャリアも見据えた長期的な視点で関わることで、より良い関係が築けるかなと思ってます。

    私たちも日々、より良い長期インターンシップのあり方を模索しているところです。

    ただ労働力として見るのではなく、将来の可能性を秘めたパートナーになっていく可能性が高いですから。そういう視点で関われば、きっと素晴らしい相乗効果が生まれると思いますね。

    ‐今後、卒業していったインターン生たちとまた将来、一緒に仕事をする機会があると思いますか?

    そうですね。実は密かに期待しているんです。今は違う道を歩むかもしれませんが、いつかまた『一緒に仕事がしたい』って思ってもらえたら、それは私たちにとって最高の褒め言葉です。

    彼らが様々な経験を積んで、さらに成長した姿で戻ってきてくれたら…。その時は、きっとまた新しい化学反応が起きるんじゃないかな。そんな未来があるのも、長期インターンの面白さの一つだと思っています。

     

    社名 sento.group合同会社
    業種 IT・インターネット 
    従業員数 11〜30名

    sento.group合同会社は、「HPのようにDBを当たり前に」というミッションのもと、データベースをビジネスの中核を担う"エース社員"として育てる支援をしています。企業内に散在するExcelやSaaSのデータを統合・管理するデータベース基盤の設計・構築から、BIによる可視化、業務改善まで一貫してサポートしています。

    導入事例一覧に戻る

    資料請求・お問い合わせ

    必須会社名(団体名)

    {{companyNameMessage}}

    必須担当者名

    {{nameMessage}}

    必須メールアドレス

    {{mailMessage}}

    必須電話番号

    {{telMessage}}

    必須お問い合わせの目的

    {{purposeMessage}}

    その他の場合はこちらにご入力ください
    ※最大800文字でご記入ください

    {{otherMessage}}

    {{sendMessage}}