- 社名:株式会社Lang-8
- 設立: 2007年6月
- 従業員数:20~30名
- 学生インターン:ディレクター7名、開発2名
- 事業内容:語学学習WebサービスLang-8とHiNative及びHiNative Trekの企画・開発・運営
- お話を伺った方:関様
(2023年10月現在)
長期インターンからの採用はお互いにミスマッチを減らすことができる!
-まずはじめに事業内容を教えてください。
語学や文化について気軽にネイティブ・スピーカーに質問ができる語学学習プラットフォーム「HiNative」の開発、運営を行っています。ユーザーの97%が海外ユーザーという日本企業では珍しいサービスかもしれません。
HiNativeは質問機能に加えライブ配信機能も兼ね備えています。ただ英語のライブ配信を見るだけなら他のサービスでも充足しますが、HiNativeの利用ユーザーは「語学の学習が目的」であるため、配信中に配信主に対しその言語や文化について質問をしたり、コメント欄で他のユーザーに質問したりすることができる点が特徴です。
-なぜインターン生を採用しようと考えたのでしょうか?
私たちのサービスをグロースさせるためには若く熱量の高い方の活躍が必要だと考えたからです。
若手の採用であれば新卒採用という手もあるかと思いますが、新卒採用はお互いにとってミスマッチが起きてしまうリスクを鑑みて、まずはインターンシップでの採用を始めました。
インターンシップは企業側も学生側もお互いに合う合わないを確かめることができるため、とてもいい制度だと思っています。
-アルバイトでの募集は考えませんでしたか?
過去にアルバイトでの募集を出していたこともありますが、今回はインターンシップからの新卒採用を前提に考えていたことから、アルバイトではなくインターン生の募集を選びました。
インターン生は成長意欲が高く勉強熱心な学生が多い
-御社のインターンシップは「英語がネイティブレベルであること」が条件となっていますが、応募条件を満たす学生からの応募が来ていますか?
はい、多数の応募をいただいています。応募の半分くらいは留学生で、中には3言語以上で話せる方もいて、優秀な学生さんが多い印象があります。
応募数においても、学生の質においても、そして営業の永谷さんのレスポンスの早さという点においても、ゼロワンインターンさんにはとても満足しています。
永谷さん本当に対応が早いんですよ(笑)
いつもメールの返信が早いですし、複雑な話になりそうな時はすぐにオンラインでの面談の場を設けてくださるので、大変感謝しています。
-インターン生に任せている仕事を教えてください。
弊社では主に2つの業務をお任せしています。
1つ目がディレクター職です。このポジションはとても業務の幅が広く、詳細をお伝えするのが難しいのですが、ざっくりとした言い方でお伝えすると、HiNativeのライブ配信機能を活用して配信活動を行っていただけそうな方にアプローチをする仕事です。日本人だけでなく海外の方とも連絡を取り合うことになるので、先ほどお伝えしたように他言語がネイティブレベルであることが求められます。
2つ目はテスター職です。弊社サービスに新たな機能を追加した時やバグの修正を行った時など、リリース前に改めて問題がないかテストをする仕事です。
プログラミング言語が分からない方でもこのポジションに就くことが出来ますが、今まで応募してくれた学生さんたちは将来エンジニアになりたい方が多かったですね。
現役で活躍しているエンジニアの側で業務に取り組むことができるのが魅力的なのかもしれません。
-どのように仕事を教えていきましたか?
正直弊社にはいわゆる研修制度のようなものはありません。
まず初日に私から会社の理念や大事にしている考え方を伝える時間を30分程いただき、その後は先輩にあたるインターン生が新しく参加したインターン生に業務をOJTで教えていく流れになっています。
この「インターン生がインターン生に教える」というやり方がとてもいいんです!
というのも一番後輩でこれから成長していく段階だったインターン生が新しいインターン生を迎え入れ、教える立場になった途端、大活躍を見せたことがありまして…教える側も成長の機会になっていることを実感しました。
-インターン生の一番の魅力はなんですか?
いろいろありますが、一番は成長意欲が高いことだと思います。
「就活に生かしたい」「役立つスキルを身につけたい」「社会人としての経験を積みたい」など理由はさまざまですが、皆さん勉強熱心で熱量が高い方ばかりです。
実際、未経験から弊社のインターンシップに参加してくれた方でも、1.2週間で結果を出し、会社に貢献してくれています。すごい成長速度です。
-インターン生を育てるコツはありますか?
インターン生を育てるコツというお話ではないかもしれませんが、私が好きな会社の考え方の中に「実験学習」というものがあります。
一回やってみて、うまくいったら最高ですし、うまくいかなかったとしても、うまくいかなかったという情報が得られて、それはそれで価値があるという考え方です。とにかく試行回数を増やすこと、挑戦を繰り返すことが重要だと考えています。
インターン生にもこの考え方を伝えていますし、弊社の代表自身がまさに挑戦し続けるタイプの人間なので、社内にしっかりと根付いた考え方になっていて、失敗してしまうことへの恐れをあまり感じない雰囲気になっているかなと思います。
-インターン生のデメリットはありますか?
稼働時間が短いこと、短くなってしまう週があることはデメリットかもしれません。しかし、成長意欲がない週5勤務の方よりも、自分自身を成長させたいと思いながら仕事をしてくれる週3勤務の方の方が、会社としてはメリットが大きいのではないかと思っています。
インターン生と『期待値の調整・相互理解』をすることが大事
-当初予定していたインターン生からの新卒採用はできましたか?
はい、実は私自身が、弊社の元インターン生なんです。
私は広告代理店に内定をもらっている状態で弊社のインターンシップに参加したのですが、弊社のベンチャーっぽい雰囲気や社員の方が一丸となってインターン生である私と向き合ってくれている姿に心動かされ、いただいていた内定を辞退し、Lang-8への入社を決めました。
-インターン生とのコミュニケーションで気を付けていることはありますか?
期待値の調整がめちゃくちゃ大事だと考えています。
インターン生が思ってたよりも裁量のある仕事を任せられていなかったり、逆にToo muchな仕事量を振ってしまっていたりすると、業務を楽しめなかったり、苦しくなってしまったりすることがどうしても起きてしまいます。
まだ学生だと自分のやりたいことが言語化できていないことも多いですし、実際やってみたら違ったなども充分にあり得ます。そのため、1on1の面談を設けたり、ランチに誘ってコミュニケーションを積極的に取るようにしています。
-実際にインターン生が会社の期待していたことができなかった場合などはどのように対応していますか?
弊社の場合は他にもインターン生が複数いるので、そのタスクを得意としている子に依頼したり、その時はだれもそのタスクができなくても、誰かしらができるように「一緒に勉強していこう!」というスタンスで育成していくことが多いです。
あくまでインターン生の興味関心に寄り添うことを大切にしています。
このような考え方は、弊社のバリューにある「相互理解」が元になっていて、会社全体で馴染んでいる考え方だと思います。
-最後にインターン生の採用を考えている企業様にメッセージをお願いします。
今までインターン生の採用ができるサービス・媒体をいくつか使ってきましたが、弊社では「やっぱりゼロワンインターンさんだよね」という結論に至りました。
そう感じた一番の理由は「応募者の質」です。本当にどのインターン生も一生懸命で、優秀な方が多いです。この部分が他のサービスと比べて代えがたいポイントになっています。
インターン生として参加してくれた学生さんの中には、留学などで一時的に離れてしまう方もいらっしゃるのですが、「また留学から戻ってきたら参加したい」と言ってくれる方もいて、弊社としてもうれしい限りです。
弊社はこれからもインターン生の採用を続け、やる気と成長意欲にあふれた学生と一緒に会社を成長させていきます!
インターンシップを検討している企業様はぜひ!