- 従業員数:20名(日本法人)
- インターン生数:5名
- 事業内容:クライアントのクロスボーダーの経営課題を共に解決していく会計プロフェッショナルファーム。海外進出に係るコンサルティング、クロスボーダーM&A、国際税務、現地における会社設立、財務会計支援、税務支援、会計監査サポート等の幅広いサービスを提供しており、日本企業の海外進出や海外企業の日本進出をワンストップでサポートしている。
- CaN International FAS 株式会社 マネージャー/公認会計士 野口賢太郎様、CaN International 税理士法人 マネージャー/公認会計士 久野晃士様
(2021年11月時点)
インターン経由で3名が入社。現在、公認会計士・税理士を目指している従業員も!
-最初に、お二人が所属している部署について教えてください。
野口:CaN Internationalグループにはサービスラインごとに複数のグループ会社があるのですが、私はCaN International FAS 株式会社に所属しており、クロスボーダーM&Aにおける投資段階の各種検討から買収後の統合実務までを支援しています。
また、クロスボーダー案件のみではなく、国内案件や組織再編、会計コンサルティング業務も行っております。
久野:私はCaN International 税理士法人に所属しており、主に外資系企業に対する月次記帳、決算業務、税務申告や、日本企業に対する国際税務、海外進出に係るコンサルティング業務に従事しています。
インターン生にはこれらの業務領域で我々コンサルタントのサポート業務を通して活躍してもらっています。
-御社でインターンシップ採用を始めてどれくらい経ちますか?
野口:弊社でのインターン採用は2016年から開始しており、我々が入社した2018年以前から継続的に行っています。
-税理士・会計士業界での長期インターンシップ採用は一般的なのでしょうか?
久野:最近は税理士・会計事務所でも長期インターンを採用しているところが増えてきましたが、弊社のように国際系の業務を幅広く経験ができる事務所というのは多くないと思います。
野口:特に、大手事務所では入社のための選考プロセスとしての短期インターンがメインと聞いています。
-なぜ御社では、長年インターンシップ採用を続けているのでしょうか?
野口:学生には将来のためにも、若いうちから色々な経験を積んでもらいたいと思っています。弊社での会計・税務に係る実際の実務を通してこの業界に興味を持ってもらえる学生が増えると嬉しいです。
また、弊社にとっても学生など多様なバックグラウンドの人が参加することで新しい発見があり、社員や会社の成長にもつながります。
インターン生からそのまま弊社に入社してくれた新卒メンバーもおり、なかには現在、弊社の正社員として働きながら公認会計士試験の合格を目指している社員もいます。
インターンを通じて、弊社の業務に魅力を感じ、弊社に入社してくれることは非常に嬉しく思います
-新卒採用にも繋がっているのですね!
久野:はい。弊社に応募してくれるインターン生たちは、会計や税務、国際業務といった分野に強い関心を持ってきてくれているので、新卒採用にはつながりやすいと思います。
野口:弊社のビジョンに共感していただき、弊社の環境で成長したいという意欲がある学生は率先して採用したいと考えています。
熱量高く「何でもやらせてください!」という姿勢を感じます
-お二人とも学生と働くのはこの会社が初めてということですが、インターン生ならではの特徴的な点は何か感じますか?
久野:非常に高いモチベーションを感じますね。社会人未経験ながら、短期間で何でも吸収しようとする熱量の高い方が多いと思います。
業務を依頼する時も、「何でもやらせてください!」という前のめりの姿勢なので、仕事を依頼する側としても非常にありがたいですし、指導にも気持ちが入ります。
野口:それは本当にそうですね。あとは、自身のキャリアを戦略的に考えている学生が多いという点ですかね。
「将来的に英語や会計の知識が必要になってくることを見据えて、今の内に英語や会計を使う環境で成長することを目的に弊社を選んだ」という方が多くいます。
難易度の高い業務にあえてチャレンジしたいという意欲があって、かつ、将来を見越して動く逞しさを感じます。
弊社のインターン生の特徴として、インターン期間中にいわゆるビッグ4と呼ばれる大手会計事務所グループの税理士法人やコンサルティングファームから内定をもらう方が多くいます。
優秀な人材を抱える会社からも評価されるような人材に誇りを感じます。
また、内定先の面接時に話をした弊社でのインターン経験が高く評価されて内定につながったと内定先からフィードバックを受けた学生もおり、それを聞いた時は私も非常に嬉しく思いました。
-具体的に業務としてはどのようなことを任せていますか?
久野:税理士法人では、記帳業務や給与計算、外国の本社から送られてくる英語の資料の整理や分析などを任せています。
弊社に参加するインターン生は簿記3級程度以上の知識があることが前提であるため、早いインターン生だと初日から記帳業務をお願いすることもあります。
インターン入社から半年程経過すると、法人税申告書の作成のサポートや、外国の本社担当者との英語でのコミュニケーションに参加するインターン生もいます。
-野口様がいる会計コンサルティング業務の方はいかがですか?
野口:M&Aにおけるデューデリジェンス、株式価値評価などの業務の補助、世界各国の経済状況等に関するリサーチ等をお願いしています。
他にも、社外向けセミナーを開催する前に、インターン生にセミナーを聴講してもらって、内容の専門性が高すぎたり、表現がわかりにくかったりということがないかをチェックしてもらうこともあります。
久野:フレッシュな視点でコメントをもらえる点が助かっており、時には結構厳しいことも言ってくれるので内容もブラッシュアップされていきます(笑)。
野口:必ずしも会社にとって必要な業務だけではなく、学生の成長の観点から業務を依頼することもあります。
せっかくうちに来てくれるならなるべく色々な経験をさせてあげたいというのと、それによって、さらに意欲的に他の業務にも取り組んでもらえると考えるためです。
-現在は何名くらいのインターン生がどれくらいの頻度で働いていますか?
久野:今は5名のインターン生がいて、3人くらいが常時働いているイメージです。出勤頻度は人にもよりますが、平日週3日程度の方が多いですね。
「インターン生=優秀というイメージが定着しています」
-インターンシップの受け入れをしていて大変だったことはありますか?
野口:みんな意欲的ですが、社会人経験がないということを念頭に、業務を依頼する際にはきちんとその業務のイメージをインターン生にもってもらえるように依頼する側が心がける必要があると感じています。
そのうえで、インターン生には疑問点などはその都度なんでも質問してもらえるとこちらも助かりますね。
久野:私も、インターンだからといって、特段大変だったことはないですね。
インターン面接では、弊社の代表だけではなく、私たち事業責任者も実際に学生と会い、弊社の業務と学生のやりたいことのすり合わせを行ってから採用を判断してるので、それも一因かもしれないです。
-最後に、野口様、久野様が感じるインターンシップ採用の魅力を教えてください。
野口:私たちの中には、インターン生は優秀であるというイメージが定着しています。
会計業界に興味を持つ優秀な学生と出会い、弊社の良さや業務内容を知ってもらえる点がインター%8