• 従業員数:1〜10名
  • 業種:IT・インターネット 不動産・建設 
  • 職種:編集・ライター 
  • 物件撮影をインターンに依頼。学生を活用した不動産サイトの運用事例

    株式会社EST GROUP

    2021.06.08

    • 従業員数:8名
    • インターン生数:15名
    • 会社詳細:不動産の売買・仲介、リノベーション物件に特化したお部屋探しサイト「ieyasu(イエヤス)」の運営
    • 代表取締役 渡邊 亮介 様

    (2021/4時点)

    物件撮影の業務効率アップのため、採用を開始

    Q.まずは、簡単な会社紹介をお願いします。

    当社は、不動産の売買・仲介を行なっている不動産会社です。

    自社で中古リノベーション物件に特化したお部屋探しサイト「ieyasu(イエヤス)」というサービスを運営しています。

    本サービスに掲載する物件の撮影や記事作成をお願いするため、昨年からインターン採用を開始しました。

    Q.ieyasu(イエヤス)のサービス内容を詳しく聞かせてください。

    ieyasu(イエヤス)は、東京・千葉・神奈川・埼玉エリアのお洒落なリノベーション物件を紹介する不動産情報サイトです。

    物件の写真はもちろんのこと、駅までの道のりや周辺環境など、物件の購入希望者が気になる街の写真も多く掲載しています。

    また、ユーザーは、LINEのieyasu(イエヤス)を友達追加→希望条件の登録をすることで、希望条件に沿った物件情報が市場に出る度に自動で受け取ることができます。

    Q.インターン生を採用しようと思ったきっかけは何ですか?

    当時、従業員は私含めて3名しかおらず、ieyasu(イエヤス)に掲載する物件撮影を、私や社員が別業務と兼務で行なっていました。

    業務効率が悪いなと感じていたところ、知り合いの経営者からインターンのことを聞き、撮影、記事作成スタッフとして採用をしてみることにしました。

    Q.他の採用方法もある中、どうしてインターンシップが良いと思ったのですか?

    業務内容的に正社員に任せるほどでもなく、かといって、外注だと距離感がある気がして、インターンやアルバイトがちょうどいいと思ったからです。

    優秀な大学生がそのまま正社員になってくれたらいいなという気持ちもあったので、インターンをやってみることにしました。

    インターン入社3日目からは1人で撮影へ。仕事は、細かく指示しています。

    Q.インターン生に任せている仕事内容を詳しく教えてください。

    インターン生には、ieyasu(イエヤス)に掲載する物件の撮影、写真編集、WordPressでの記事作成をお任せしています。

    流れとしては、

    1. 物件検索システムを使って、弊社が提示した条件に合致するリノベーション物件を検索
    2. 良い物件が見つかったら、販売元業者で電話をかけて、掲載の許可取り
    3. 物件と周辺環境の写真撮影
    4. 写真編集、ワードプレスでの記事入稿

    となり、インターン1人でこれら全ての工程をお任せしています。

    完成した記事はこのようにサイトに掲載されます。

    イエヤス 記事例

    とくにお洒落なリノベーション物件を扱っていることもあって、写真の質にはこだわっています。写真が良ければ、自然に内見予約が入ってきますからね。

    Q.大学生だと、不動産やカメラの知識はないですよね?

    はい、中にはカメラが趣味という子もいますが、ほとんどは両方とも全くの未経験ですね。

    Q.インターン生には、どのように業務のやり方を教えていますか?

    業務内容を細かくまとめたPowerPointのマニュアルを渡しています。

    マニュアルには、(1) 写真の撮影箇所 (2)良い写真の撮り方 (3) イレギュラーの間取りの撮影方法 (4)ワードプレスでの記事作成方法、がまとめてあります。

    洋室の撮り方、キッチンの撮り方、シンクやコンロの撮り方・・など、見本写真付きで各部屋ごとに撮影方法を細かく説明しているので、資料を読んでさえいれば、誰でも撮影はできるようにしています。

    est group manual

    このマニュアルを最初に渡した上で、2回、テスト的に撮影から記事作成を行ってもらいます。

    マニュアルを読んでいる子と読んでいない子では、明らかに写真の出来が違うので、そもそも読んできていない子は、ここでインターンを終了するケースもあります。

    大丈夫そうであれば、3回目には、物件情報の探し方を共有し、そこからは1人で撮影へ行き、記事を納品してもらいます。

    インターン生にも仕事のクオリティを求めていい

    Q.好きな時間に撮影に行ってもらう、という方法で受け入れは上手くいったのでしょうか。

    いえ、最初はうまくいきませんでした。

    私の反省でもありますが、最初は「空いている時間があったら、撮影に行ってね」と全く稼働条件を設けず、採用をしてしまいました。例えば、地方の大学生に、都心に来たタイミングでやってくれればいいよ、と伝えていたほどです。

    そういう依頼の仕方だと、やはり途中で離脱していく子も多いですし、サービスに対して頑張ろうという姿勢も薄れてきますよね。最初の1年間は、90名近く合格を出した内、残ってくれたのは5名程度しかいませんでした。

    Q.それでも、インターン採用を続けようと思ったのは何故ですか?

    残ってくれた子たちが、本当に良い人材だったからです。写真のクオリティも抜群に高くて、さっきお見せしたマニュアルも、インターン生が原案をもとにブラッシュアップしてくれて現在の内容になっています。

    また、自発的に後輩に教えてくれるインターン生もいてすごく助かっていたのですが、何名か大学卒業でいなくなってしまったため、もう一度採用をすることにしました。

    Q.当初の反省を踏まえて、現在、インターンの採用で工夫していること、注意していることはありますか?

    学生にどれだけの業務量とアウトプットを期待しているか、予め本人と認識のすり合わせを行なっています。

    好きな時間帯に撮影に行ってもいいというやり方は変わっていませんが、代わりに、月5本以上の記事納品を必須にしました。

    また、ieyasu(イエヤス)というサービスに対する理解を深めてもらうために、サービスのビジョンや今後についての話も初回に私からするようにしています。

    Q.最後にこれからインターンを採用する会社へ一言お願いします。

    インターン生にも仕事のクオリティを求めていいということが分かったのは、私にとって良い気づきでした。

    プロ意識を持って取り組んでもらうことを前提に採用すれば、大学生でもちゃんと成果を挙げてくれます。

    うちもまだまだ試行錯誤している途中ですが、やり方次第でもっと上手く活用していけると思っています。

    社名 株式会社EST GROUP
    業種 IT・インターネット 不動産・建設 
    従業員数 1〜10名

    不動産の売買・仲介、リノベーション物件に特化したお部屋探しサイト「ieyasu(イエヤス)」の運営

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