- 従業員数:5名
- インターン生数:2名(エンジニア)
- 事業内容:太陽光発電所の企画〜開設〜運営を行う。ITの力を活かし、効率的な発電所開設に取り組む。
- 取締役社長 飯野様
(2020/11時点)
社内開発メンバーを増員するため、エンジニアインターンを募集
-御社はどのような事業をされていますか?
当社は別会社の太陽光発電事業が分社化し、設立された会社になります。
太陽光発電所の開設からO&Mの提供までを行なっており、AI・IoTといったテクノロジーの力を活かし、効率的な太陽光発電を実現していこうというのが当社のミッションです。
-エンジニアインターン採用を始めたきっかけは何ですか?
まだ会社を設立したばかりということもあり、正社員には、エンジニアリングと太陽光発電の両方に対応できるマルチなメンバーを求めていました。
そのため、主要な開発については、社内にエンジニアを抱えるのではなく、外注にお願いをしてきました。
ただ、外注先との開発要件のすり合わせなど時間がかかる面もあって、やはり社内にもエンジニアがいた方が良いのでは、ということでインターン採用を考え始めました。
-これまでにインターンの採用経験はあったのでしょうか?
はい。分社化する前の会社でインターンを採用していました。
私自身もエンジニアインターンと一緒に働いていたため、学生でも優秀な方であれば、十分戦力になってもらえるのは分かっていました。
また、新型コロナが広まって、当社もフルリモート勤務を検討し始めたタイミングでした。
NEXTという社名は「次の社会を実現する」という意味から生まれているのですが、これまでの終身雇用を前提とした社員採用と違う、インターンという雇用形態でフルリモートを実現できたら、私たちが目指す「次の社会の実現」にも繋がるんじゃないか。
そんな期待も込め、インターン採用をすることに決めました。
何でもチャレンジしたいという姿勢を持った方を採用しました
-インターンではどのような学生を採用できましたか?
ゼロワンインターン経由で2名採用し、1名はブリティッシュコロンビア大学でコンピューターサイエンスを専攻している学生です。
Kaggleのコンペティションにも参加し、成果を残している技術力あるエンジニアで、お人柄も素直でいい人だなということで採用させていただきました。
彼は現在もカナダに在住しています。
もう1名は、東工大に通っているベトナム人の学生です。
C言語やPythonが得意で、マイクロソフト主催のコンペティションにも出場経験のある方でした。
我々の太陽光発電事業では、ソフトウェアだけではなく、ハードウェアの部分も重要になります。
例えば、発電したデータを可視化するためのシステム開発を行う場合、発電量を実際に測定するのはセンサーになってきます。
彼とはハードウェアに近い部分のシステム開発を一緒にできると思い、採用を決めさせていただきました。
-プログラミングスキル以外の部分で良いと感じた点はありましたか?
一番良かったのは、何でもやってみたいという姿勢です。
我々のような中小企業だと、今日依頼した開発内容が次の日には変わっている、というようなことは日常茶飯事です。
エンジニアには「1つの領域を極めたい」という方もいると思いますが、弊社のような中小企業では「どんなことでもやってみたい」という志向を持った方のほうが相性が良いなと感じていました。
彼ら2人は、色々な開発にチャレンジをしてみたいという強い気持ちがあったので、そこは非常に大きかったですね。
プログラミング言語や環境を問わず、最適な開発方法を考えてきてくれる
-具体的にインターン生にはどういった仕事を任せていますか?
1名には、発電所の発電量を監視するソフトウェアプログラムの開発。
もう1名には、発電所の監視カメラの画像と機械学習を使って、発電所の異常を見つけるための開発をお任せしています。
また、フルリモートを導入するにあたり、社内にあったサーバをクラウドに移行する作業が必要だったので、この辺りもインターン生に手伝ってもらいました。
-彼らの働きぶりはいかがですか?
非常に助かっています。とくに凄いと感じるのが、2人ともプログラミング言語や開発環境に対して非常に柔軟なところです。
ひと昔前だと「このプログラミング言語はできるけど、他の言語は使えません」とか「Windowsは使えるけど、Linuxは使えません」というエンジニアが多い印象がありました。
ところが、インターン生の2名は、自分が経験したことのないプログラミング言語や開発環境も自ら学び、習得してくれます。
言語も環境もツールでしかないので、その時々の開発目的に合わせて、最適なものを使うのがベストですよね。
Webサイトを作るのであればWeb系の言語だし、カメラとかセンサーとかであれば、それに適した言語、もしくはOSがあります。
昔の所謂SIエンジニアに「この監視カメラから画像データを取得して分析するシステムを作りたいのですが・・・」と依頼しても「それは私はやったことありません」となってしまうケースもあったと思います。
インターン生には、どのような開発を依頼しても「それは無理です」と言われたことはありません。自分で新たに調べて、やり方を考えられるんですね。
インターン入社当初は「このプログラミング言語と開発環境で開発をしてください」と具体的に落とし込んで業務を依頼していましたが、最近は「こういうことがしたい」という目的を伝えれば、目的に沿った最適な方法を自分たちで考えてきてくれます。
その中で、我々が思いつかなかったような、新鮮な発想が出てくることもあります。
例えば、カメラから静止画を取得する機能を作る時に、私自身はずっとLinuxサーバで動かさなきゃと思い込んでいたのですが、インターン生がWindowsで行う方法を考えてきてくれました。
よくよく考えるとWindows環境の方が適しているということが分かり、アイデアを採用したこともありますよ。
フルリモートでも思った通りに業務を回せている
-逆にフルリモートで大変だったことってありますか?
正直、あまりないですね。
エンジニアの業務ってタスクに落としやすくて、「ここにバグ出てるから対応お願い」「ここのコード修正お願い」みたいに仕事を任せられます。
リモートへ移行する前から、WRIKEという海外のタスク・プロジェクト管理ツールを使っていて、リモート後もWRIKEを使って仕事を任せれば上手くいくだろうというイメージも出来ていました。
大変というのは一切無くて、むしろ、思っていた通りに業務を回せているという感覚が近いですかね。
もちろん、彼らの技術力が高いため、想定より少ない指示で思った以上の成果を出してくれるところも大いに影響していると思います。
-リモートでの勤怠管理とかってどうされているんですか?
タイムカードをSlackと連携しているので、Slackで勤務開始しますと連絡があると、自動でタイムカードが押されます。
勤務終了時に日報みたいな形でSlackで今日の業務内容や気づきを書いてもらって終了という流れですね。
基本は好きな時間に勤務をしてもらい、質問があればチャットで、必要に応じてZoomミーティングを調整する感じです。
-ありがとうございます。最後にインターンを採用した率直な感想を聞かせてください。
経験を積むとどうしても新しいアイデアが出にくくなってくるので、インターン生ならではの新しい視点を取り入れられるのは大きいですね。
本当に2人とも技術力が高くて柔軟な発想を持っているので、外部のベンダーに頼んだらうちじゃ出来ませんと言われるようなお願いもどんどん引き受けてくれます。
やっぱり、インターンの方は意欲的でいいですね。我々のような小さな会社にこれだけ優秀な学生が注目してくれるのはとても有難いと感じています。
これだけ優秀な学生を集められているゼロワンインターンさんはすごいですね。弊社のビジネスを支えていただき、大変感謝しております。