- 社名:ゴーウェル株式会社様
- 設立:2010年
- 従業員数:71名
- 学生インターン:8名
- 事業内容:グローバル人材事業、アジア語通訳翻訳事業、アジア語スクール事業
- お話を伺った方:木村様
(2023/12月時点)
新卒採用を始める前に、まずはインターンシップの採用を。
-まずはじめに事業内容を教えてください。
弊社はグローバル人材事業、アジア語通訳翻訳事業、アジア語スクール事業を行っています。クライアントは国や政府から中小企業まで、幅広くご利用いただいております。
これまで7,000社以上のアジア人材に関する支援をさせて頂きました。弊社内でも40名の外国人スタッフが活躍していますので、外国人社員の活用方法や定着テクニックなども自社のノウハウを元にサポートします。
-なぜインターン生を採用しようと考えたのでしょうか?
弊社でも新卒採用を行いたいと考えたからです。ただ、いきなり新卒の方を正社員で採用するのは、ミスマッチが起きるかもしれないというリスクや、新卒社員の方を教育していくノウハウが弊社にはないことなど、課題がいくつかありました。
そこで一度インターンシップでの採用を行い、参加していただいたインターン生の中から新卒として入社していただける方がいらっしゃれば理想的だという結論に至り、インターンシップの募集を始めました。
-長期インターンシップに関する求人媒体がいくつかある中で弊社をお選びいただいた理由は何ですか?
元々お付き合いがあったシティコンピュータ様からご紹介いただいたことが理由です。
シティコンピュータ様は私たちより先にゼロワンインターンさんに掲載をしており、優秀な学生から多数の応募をいただいたという実績をお伺いしておりました。
実際に、私たちも掲載3ヶ月で130名程の方からご応募いただき、8名の方の採用に至りました。とても感謝しております。
-弊社の中でもかなり応募数の多い企業様になるのですが、なにか応募を集めるポイントなどはありますか?
今回掲載するにあたり、ゼロワンインターンのライターさんに記事の作成を依頼しました。その取材をしていただくにあたり、弊社としても「どのような仕事を任せたいか」「どんな方に来ていただきたいか」などを明確にしておいたことが良かったのかもしれません。
ただ他社のインターンシップの内容や打ち出し方などは弊社で分かりかねる部分だったので、取材を通してライターさんに言語化していただき、とても良い求人を書いていただいたことが一番の理由になるかと思います。
4名だった採用予定人数が結果8名に!その理由とは?
-インターン生が担当している仕事を教えてください。
募集を開始した当初は、マーケティングやイベントの企画運営のみを担当していただく4名を採用する予定でしたが、結果、8名採用させていただき、インターン生の『得意』に合わせて、下記のような5つのポジションで活躍していただいています。
【1】マーケティング
【2】イベント企画運営
【3】営業(インサイドセールス)
【4】営業事務アシスタント
【5】翻訳アシスタント
-なぜ採用人数を増やしたのでしょうか?
最初に採用させていただいた4名のインターン生がとても優秀だったからです。
先ほどお伝えしたように、私たちはあくまで新卒採用を目的に長期インターンシップを開始しましたが、新卒として入社していただく以前に、インターン生が会社にもたらす良い影響が予想以上で、他部署でもインターン生の採用を行いたいという声が上がりました。
まさか最初に予定していた人数の倍の人数を採用することになるとは思いもしませんでした。(笑)
-インターン生が会社にもたらす良い影響、もしくはインターン生だからこその魅力とは、どのようなところに感じますか?
いくつかあるのですが、一番は成長意欲が高く、とても吸収力がある点だと思います。
素直だからこそ、指示したことをスピーディーに、誠実に対応してくれていますし、その分成長も著しく早いです。
また他のインターン生がいるのが競争意識になっているみたいで、いい刺激を受けながら業務に取り組んでいただけているようです。
あとは社内の空気がとても明るくなりました。インターン生がいると、分からないことを質問をしてくれたり、逆に大学生活についての話などを私たちから聞いてみたりするので、会話が弾み、会社の空気が明らかに明るくなったと感じています。
-アルバイトや中途採用との違いはなにかありますか?
弊社は今までさまざまな形の採用を行ってきましたが、なにより難しかったのが『日本とアジアを繋ぐ』というミッションに情熱を持っていただける方を採用することでした。
しかしインターン生は本当に熱意があって、一生懸命に仕事に向き合ってくれていて、「大学生なのにしっかりしているなあ」と日々感心してしまうくらいです。
これも会社の理念やビジョンを重視しながら企業選びをしているインターン生特有の魅力かもしれません。
長期インターン採用のおかげで「社内Wikipedia」が完成
-インターン生だからこその難しさ、大変だったことはありましたか?
インターン生だからということではありませんが、まずインターン生に仕事を任せるにあたって、自分たちの普段行っている仕事を洗い出し、整理するのが大変でした。
インターン生に依頼するためには整理だけでなく、属人化してしまっていた仕事を言語化しなければいけなかったので、かなり時間がかかりました。
ただそのおかげで、『社内Wikipedia』のような共有ナレッジフォルダができ、会社としてはより健全な形になったのではないかと思っています。
また、今後は今活躍してくれているインターン生が、新しく参加したインターン生を教えるという仕組みが出来てくると思うので、会社のリソースをより確保できるようになっていくのではないかと考えています。
-インターン生を活かすコツや、インターン生と関わる上で気を付けていることなどがあれば教えてください。
伝え方や言葉遣いなどはとても気を付けています。
今弊社に在籍していただいているインターン生たちは責任感が強く、仕事に真面目に取り組んでくれる一方で、なにかミスや間違いがあった時にアドバイスや指摘を行うと、しょんぼりしてしまう方が多くいます。
だからといって仕事を投げ出してしまったり、辞めてしまったりなどはありませんが、私たちが考えるよりもずっとショックが大きいようです。
全員がそうではないと思いますが、弊社としても楽しく仕事をしていただきたいので、同じことを伝えるとしても言い方を工夫するようにしています。
また、そのインターン生の得意なことを見極め、仕事を任せることも重要です。最初は営業として採用したけど、違う部署の方が活躍できそうなのであれば、本人としっかり話をし、ポジションを変えることも可能だという前提で採用すると、インターンシップの採用はうまくいくと思います。
-最後にインターンシップの導入を考えている企業様にメッセージをお願いします。
長期インターンシップの採用は、さまざまな側面が活性化する良い機会だと思います。
自分たちの業務の見直しも出来ますし、会社の空気も良くなります。業種、業界問わず、どの企業様にもおすすめだと思います。
私たちはゼロワンインターンのみで採用活動を行い、いわゆる偏差値の高い学生からの応募が多数あり、新卒としてなら中々出会うことのできない優秀な学生を採用することができました。
少しでも興味があれば、ぜひ始めていただけたら良いかと思います。