- 社名:合同会社シェルパ様
- 設立:2018年12月
- 従業員数:11名
- 学生インターン:3名
- 事業内容:広告代理店事業(D2Cプロモーション、D2Cコンサルティング、動画制作など)
- お話を伺った方:坂口里美様
(2023/10月時点)
長期インターンシップであればミスマッチのない採用ができる
-まずはじめに事業内容を教えてください。
弊社は福岡を拠点に、美容系から健康食品系の会社様などさまざまな業種のクライアントの広告領域のサポートをしています。
具体的にはD2Cをメインとした広告代理店事業です。クリエイティブの作成や記事の作成、広告の配信まで、全てを1から自社で行っているため、ワンストップかつスピード感を持って依頼をお引き受けできることが弊社の強みだと思います。
-なぜインターン生を採用しようと考えたのでしょうか?
若い方のアイディアや発想を広告に取り入れたいと考えたからです。
広告業界はトレンドのサイクルが非常に早く、30代を中心とした弊社のメンバーよりも20代前半である学生さんたちの方が感度が高く、トレンドに追いついていける上に新しい発想を生み出してくれるのではないかと考えました。
新卒採用を行うという選択肢もありましたが、弊社は新卒採用をした実績がなかったため、いきなり新卒を採用してミスマッチが起きてしまうリスクを取るよりは、まずは長期インターンシップとして参加してもらい、お互いに相性が良ければ正社員として入社してもらう形の方が良いのではないかという結論に至りました。
デザイン未経験の学生がバナー作成!教える時間は?
-学生からの応募は集まりましたか?
はい、学生の皆さんが福岡に帰省してくる年末年始のタイミングは応募がとても増えますし、それ以外の月も定期的に応募が来ています。
当社に応募してくれた学生さんは本当に皆さん優秀で、とても助かっています。
-インターン生に任せている仕事を教えてください。
主に2種類ございます。
1つ目が広告のバナー画像や記事の作成を行う仕事です。未経験の学生に、IllustratorやPhotshopの使い方をレクチャーするところから始めています。
2つ目が作成した広告の出稿や運用、分析をする仕事です。実際に広告を入札にかけたり、集まったデータを分析し、どう改善していくかなどを考えてもらっています。
-未経験の方に0から教えていくには時間がかかりませんか?
全くそんなことはありません!皆さん覚えるのが本当に早いんです!
ある程度教えた後は自ら分からないことを調べ、学習し、ぐんぐん成長してくれています。むしろ新しいサービスやツールの使い方を私たちが聞いたりしてるくらいです(笑)
事実、学生が作ったバナーの方が成果が良かった!
-実際にインターン生は活躍していますか?
とても活躍してくれています。インターン生を採用した目的でもあった「若い方の視点」がクリエイティブにとても活きています。実際社内のメンバーが作成したバナーよりもインターン生が作成したバナーの方が成果が良かったこともありました。本当にいつも期待以上の活躍をしてくれています。
私たちにはないアイディアを持っているので、一緒に仕事をしていて刺激をもらえることが多いです。
あとこれは活躍という言葉ではないかもしれませんが、単純にインターン生が会社にいると、会社の雰囲気が和み、楽しい感じの空気になります。
もちろん業務は真剣に取り組んでいるのですが、メンバー全員がフランクにコミュニケーションを取っているので、インターン生自身も楽しみながら仕事をしてくれているのではないかと思います。
-インターン生と関わるうえで大切にしていることを教えてください。
積極的にコミュニケーションを取ることですね。インターン生からしてみると、はじめての会社、社会人経験で、分からないことばかりで不安だと思います。
そのため「分からないことや不安なことがあったら聞いてほしい」と伝えるだけではなく、むしろ私からも積極的に声をかけるよう意識しています。行き詰まってそうな時や緊張していそうな空気を感じたら「どう?良い感じに進んでる?」と声をかけています。
あとクリエイティブの作成に関していうと、大枠の指示を出した後は自由に作ってもらうようにしています。バナーのサイズや広告に関する規定は準拠してもらっていますが、どのようなデザインにするかなどはインターン生にお任せしています。その方がインターン生も楽しいと思いますし、実際に自由に任せたからこそ成果が上がったりもしているので、今後もインターン生ならではの視点を活かしてほしいと感じています。
会社の雰囲気を良くする「お菓子タイム」
-以前御社のインターン生にインタビューをした際、「とても働きやすい」と仰っていました。会社の雰囲気作りなどは意識していますか?
特に意識はしていないのですが、お昼はみんなで談笑しながら食べていますし、あとちょっとしたお菓子タイムが多いかもです(笑)
何時からとか決まっているわけではなく、だれかがお腹を空かせた時や差し入れを買ってきてくれた時に「みんなでおかし食べよー」と呼びかけお菓子を食べています。この時間に仕事のちょっとした会話や相談をすることもできますし、スッとリラックスすることができています。
そういうところがインターン生からしても気楽でいいのかもしれませんね。
-最後にインターンシップの導入を考えている企業様にメッセージをお願いします。
迷っているなら今すぐ始めてみた方がいいと思います!
私たちは新卒採用やインターンシップの採用を全くしたことがなかったですし、30代中心の会社ということもあって、お互い楽しく働くことができるのか、インターン生を活かしきれるのかなど不安を感じていましたが、実際採用してみると学生さんは本当に飲み込みが早くて、フレッシュな空気を会社に運んできてくれて、会社にとってメリットばかりでした。
これからも弊社は長期インターンシップでの採用は続けていきますし、次に入ってくるインターン生には「インターン生がインターン生を教える」という流れを構築できたらと考えています。