• 従業員数:11〜30名
  • 業種:士業 
  • 職種:事務・アシスタント 
  • インターン生を新卒採用に繋げるコツとは?会計事務所から見た長期インターン生活用のポイント

    永井圭介公認会計士・税理士事務所

    2023.08.01

    • 社名:永井圭介公認会計士・税理士事務所
    • 設立:2009年9月
    • 従業員数:15名
    • 学生インターン:10名
    • 事業内容:経理・労務アウトソーシング/税務顧問・税務申告書作成/会計コンサルティング
    • お話を伺った方:代表 永井圭介様

    (2023/6月時点)

    素直でまっさらな意識の高い人材を採用できる

    -なぜ長期インターンを実施しようとお考えになったのでしょうか。

    どこも同じかもしれませんが、中小企業では正社員の採用が難しくなっています。採用できても、なかなか定着しないのが実情です。

    そんな中、数年前に税理士や会計士を目指す学生を対象にしたアルバイトを募集したんです。結果としてはあまり応募がなく、なかなか弊社にフィットする人材も採れない中、長期インターンの募集サイトがあることを知りました。

    当時の私は「エンジニア」や「IT系」の職種のみがインターン生を活用しているイメージだったのですが「会計事務所でも充分にインターン生を活用できます」とアドバイスをいただき、まずは使ってみようということになりました。ゼロワンインターンさんは成果報酬のプランもあり、リスクも低かったので。

    -現在も継続して長期インターン生を活用している背景はどんなところになるのでしょうか。

    応募してくる学生さんの多くは「税理士」などの資格を目指しているので、やはり仕事に対する意識が高いからですね。実際の業務は初めてという方がほとんどなので、変な癖もなく、素直に受け入れてくれる部分が魅力だと思います。

    以前のアルバイト募集では、年配の方を採用したこともあったのですが、経験がある分、自身のやり方にこだわってしまう部分があって、会社的にはマッチしないこともありました。

    そういう意味でも、まっさらで意識高い人材が採用できているので、非常に助かっています。

     

    面接は15分のみ!リソースをかけずに採用業務を行う理由

    -インターン生の採用に関して、募集してくれた学生のどんなところを見ていますか?

    面接前のチャットでのやりとりで、このインターンシップにかける思いの強さや意欲の高さ、弊社への興味は大体分かります。レスの速さやチャットでの受け答えが良かった人は、採用後の仕事の質を見ていても非常に優秀ですね。

    そのため、インターン生の面接は15分程、10個程度の質問で終わりです。
    チャットでのやりとりで意欲の高さが分かっているのと、募集要項にある簿記3級以上の要件を満たしていれば、面接まで進んだ学生さんのうち半分くらいは採用できる人材なので、面接は短時間で済んでいます。

    以前は1時間程、みっちり面接をやっていたのですが、あまり意味ないことに気が付きました。(笑)

    -インターン生を受け入れるメリットを教えてください。

    社員が抱える業務の軽減化や素直でまっさらな人材が活用できることはもちろんですが、なにより社内の雰囲気がよくなりました。

    インターン生の教育は主に社員が担当していて、わいわい楽しそうにやっています。

    インターン生からも「雰囲気がいい会社だ」と言っていただいているので、人材の定着という意味では大きな意味合いがあるかと思います。

    -逆にデメリットはありますか?

    クライアントの案件によっては、インターン生にかける人件費を考えると、採算が悪くなってしまう案件が現状いくつかあります。

    ただ社内の体制や業務フローを見直すことで、改善の余地が充分にある部分です。今まさにその業務効率化に着手していて、各クライアントの業務に何時間かかったか記録をしてもらったり、社員にヒアリングしたりしています。

     

    「居心地のいい雰囲気」は人材獲得に大きなポイント

    -今年はインターン生が新卒採用にも繋がったようですね。

    今年と来年に1名ずつインターン経由で新卒採用が決まっています。

    長期インターン生採用当初から描いていた、理想の流れが実現した形です。今後もこの流れが継続できて、毎年1名程の採用できればと考えています。

    -インターン生を新卒採用に繋げるコツがあれば教えてください。

    やはり居心地のいい雰囲気や環境は、新卒採用に繋げる要素として非常に大きいと思います。今年インターン経由で入社が決まった学生に弊社を選んでくれた理由を聞いたところ「一度他社の就職説明会に参加したが、あまりピンと来なかった。今の居心地のいい環境で仕事を続けたいと感じた」と語ってくれました。

    とはいえ、大学4年生や大学院2年生になれば辞めてしまい、優秀な方は大手の監査法人や会計事務所へ就職していく学生さんの方が多いです。

    しかし長い目で見ると、家族の変化や働き方などの理由で、一時離れた人材も「あの居心地のいい環境に戻りたい」と戻ってきてくれる可能性もあるのかなと考えています。

    -最後にインターン採用を考えている企業にメッセージをお願いします。

    長期インターン生を活用することで、社内の雰囲気は良くなり、変な癖がなく、まっさらで意欲の高い人材が採用できます。

    ただそもそも優秀な学生の応募を集めるためには、学生側が求めている「実務で得られる経験」「勉強ができる環境」「居心地のいい雰囲気」を満たしてあげることが大切です。

    経済知識やインボイス制度などの研修など、学生に選ばれるポイントを提示することがはじめの一歩になるのかもしれません。 

     

    社名 永井圭介公認会計士・税理士事務所
    業種 士業 
    従業員数 11〜30名

    経理・労務アウトソーシング/税務顧問・税務申告書作成/医業支援サービス/Webサービス(アプリ「あんしん相続」の運営)
    /会計コンサルティング

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