• 従業員数:31〜100名
  • 業種:コンサルティング 金融 士業 
  • 職種:事務・アシスタント 
  • 会計事務所の新卒採用成功例「ミスマッチのない採用を実現できました」

    株式会社関西合同会計事務所

    2023.06.01

    • 社名:株式会社関西合同会計事務所
    • 設立:1991年7月
    • 従業員数:36名
    • インターン生数:9名
    • 会社詳細:税務・決算申告に関するサポートをはじめ、独立・開業支援に関する支援、経営相談、コンサルティング業務などを手掛ける
    • お話を伺った方:代表取締役 立田 様、監査部 小寺 様

    (2023/4時点)

    新卒一括採用からインターン経由の新卒採用に切り替えました

    -初めに、長期インターン採用を始めた経緯を教えてください。

    立田:ゼロワンインターンさんを利用している知り合いの会計事務所から話を聞いたのがきっかけです。

    以前、当社は大手の新卒求人サイトを利用して、新卒採用を行なっていました。しかし、応募者の中には、会計業界にそれほど興味がない方やなんとなくエントリーしてみただけの方も多く、中々採用に至らないという状況でした。

    それで、インターンを通じて良い人材を採用できているという所長の話を聞いて、「それなら、私たちもやってみよう」と思い、インターン採用を始めました。

    -これまでのインターン採用の実績はいかがですか?

    立田:インターンは5年前から採用をはじめて、徐々に採用人数を増やしてきました。昨年1年間の実績でいうと、ゼロワンインターンさんで1年間募集をして124名から応募があり、その内9名をインターンとして採用しました。さらに、そこから2名のインターン生が今年新卒入社をしてくれることになりました。

    また、来年には別のインターン生も2名新卒入社してくれることが決まっています。

    このような実績を踏まえ、最近では、一般的な新卒一括採用を行う代わりに、インターン経由とTACさんなどの専門学校経由に絞って新卒採用を行っています。

    -インターンではどのような方から応募がありましたか?

    立田:インターンで応募してくる方は、皆さん明るくて元気な方が多い印象です。

    「明るくて元気」というと少し抽象的かもしれませんが、税理士は、経営者とコミュニケーションをとるのが仕事のため、そのような明るい性格は仕事をする上でも重要な要素です。私たちが採用で最も重視しているポイントでもあります。

    インターンの応募者は、積極的に仕事の経験を積みたいという動機を持っているところが共通しているため、そうしたタイプの方が多いのかもしれません。

    事務所の理念・ビジョンをしっかり伝えられるのがインターンの魅力

    -インターンからの新卒採用を実現するために、取り組んでいることはありますか?

    立田:当社では、インターン生が働いている間、2ヶ月ごとインターン生と社員との個別面談の機会を設けています。

    この面談では、インターン生達に会計事務所への就職に興味があるかなどの意向確認をしています。

    もちろん、インターン生全員が当社への就職を考えているわけではないことは理解しています。一方で、少しでも当社への就職可能性がある方にインターンを継続してもらいたいという思いもあって、このような面談を実施しています。

    実際に働いてみた結果、会計事務所の就職はあまり興味がないという方は、この面談を機にインターンは終了とさせてもらっています。一方、会計事務所への就職を視野に入れている方は引き続きインターンを継続してもらいます。

    2ヶ月という期間に設定している理由は、少なくとも2ヶ月間、税理士の仕事を経験することで、税理士について具体的なイメージを持てるようにするためです。

    会計事務所への就職を希望しない方であっても、なるべく学びを得てもらいたいという理由から2ヶ月は最低でも勤務をしていただいています。

    -インターン経由で新卒採用を行うメリットは何だと思いますか?

    立田:インターン生に私たちの事務所のことを深く知ってもらえることです。

    例えば、当社では、日々の実務の他に、月に1回、事務所の理念やビジョンを全体共有する機会も設けています。ここにインターン生も参加してもらっています。

    具体的には、私自身が毎月主催する社内勉強会で、会計業界の動向や、今後求められる税理士のスキルなど、私の考えをインターン生に伝えています。

    また、私たちは、税理士、会計士、弁護士、行政書士、社労士など多様な専門家が集まる総合コンサルティング型の事務所を目指しています。こうした事務所のビジョンも、インターン生に共有します。

    日々の仕事や社員とのコミュニケーション、これらの勉強会を通じて、大手新卒求人サイト上では伝えきれない、我々の理念やビジョンまで時間をかけてしっかりと伝えられるのはインターンの大きなメリットだと感じます。

    現場メンバーが語るインターン採用の苦労とは?

    -現場では、インターン採用についてどのように感じていますか?

    小寺:若手社員は、インターン生から良い影響を受けています。

    新入社員は通常教えられる側ですが、インターン生がいることで彼らも教える立場に立つことになります。

    私たちの仕事では、専門知識をお客様に分かりやすく伝える能力が必要です。未経験の大学生に仕事を教えるという経験は、お客様とのやりとりにも役立つ良いトレーニングになっていると感じます。

    -インターンの受け入れで大変だと感じたことはありますか?

    小寺:決算期など忙しい時期に自分の仕事をしながら、学生を指導しなければならないことは大変です。また、2ヶ月間でインターンを終了する人もいるので、教えた後に去ってしまうというのは、少し残念な気持ちになることもあります。

    ただ、意欲的に続けてくれるインターン生には、任せられる仕事も増えていくため、私たちの仕事の負担も軽減してきます。

    それに新卒入社してくれる方もいることを考えると、大変な時期はありますが、そこは企業側が頑張って取り組む部分かなと思います。

    -ありがとうございます。最後に、インターン採用を検討している会計事務所へ所長様から一言お願いします。

    立田:インターン採用は、学生側は事務所での働き方や将来の姿をイメージでき、事務所側もじっくり人材を見極めることができるため、ミスマッチのない採用が実現できます。

    ただし、インターン生全員が新卒入社に繋がるわけではないので、新卒採用だけを目指すのではなく、「若者に会計業界のことを広める」という社会貢献の意識も持てるとより良いインターン採用になるのではないかと思います。

    社名 株式会社関西合同会計事務所
    業種 コンサルティング 金融 士業 
    従業員数 31〜100名

    税務・決算申告に関するサポートをはじめ、独立・開業支援に関する支援、経営相談、コンサルティング業務などを手掛ける

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