- 社名:株式会社これから
- 設立:2012年1月
- 従業員数:215名
- インターン生数:8名
- 会社詳細:WEB制作、コンサルティング、広告運用や子ども向けプログラミング教室「これからKIDS」の運営
- お話を伺った方:執行役員 KIDS事業部長 有川 紘記 様
(2023/4時点)
プログラミング教室の講師採用に苦戦していました。
-有川様のいるKIDS事業部について教えてください。
私たちの事業部では、子ども向けプログラミング教室「これからKIDS」の運営を行なっています。
これからKIDSは、4歳〜中学3年生までの子どもを対象としたプログラミング教室です。
「ロボット」「ゲームクリエイト」「マイクラ」「WEB制作」「動画制作」といったコンテンツを通じて、子どもたちにプログラミング的思考を育んでもらうことを目指しています。
現在は、勝ちどき・四谷・国分寺・文京千石の4校舎を運営中です。(2023/4時点)
-長期インターン採用を始めたきっかけは何ですか?
子どもたちのプログラミング学習をサポートする”メンター”の採用に苦戦していたためです。
インターンを始める前は、メンターはアルバイトで募集していましたが、求める人材がなかなか集まりませんでした。
-メンターの募集で、求めるような人材が集まらなかったというのはどういうことでしょうか。
大きく2つの課題がありました。
1つは、私たちがターゲットとしていた大学生からの応募が少なかったことです。
当社のメンターは、学習塾や予備校のように一方的に知識を教えるのではなく、子ども達が課題につまづいた時に解決の手助けを行うサポート役としての役割が近いです。
そうした意味で、子ども達よりも少し年上のお兄さんやお姉さん世代の方が私たちが目指すレッスンに近づくのではないかと思い、学生採用をしたいと考えていました。
当時は無料で求人募集できる求人媒体でアルバイト募集を行なっていましたが、年齢が高い方からの応募が多く、なかなか採用に至りませんでした。
もう1つは、応募者のモチベーションがあまり高くなかったことです。
私たちは教育業界ということもあり、責任感が強く、教育やプログラミングに興味のある方に来ていただきたいと思っていました。
しかし、アルバイト応募者と面接で話をしてみると「家が近かったから」といった理由で応募される方が多く、面接をしても採用まで至らないケースが少なくありませんでした。
-アルバイトで採用が上手くいっていない中、なぜインターンをやってみようと思ったのですか?
ゼロワンインターンさんからの提案をいただいたことがきっかけです。
インターン採用を考えていたわけではありませんでしたが、新しい求人媒体を探さなければならないと考えていた時に、ゼロワンインターンさんの提案を聞きました。
インターンなら意欲の高い学生が集まりそうという期待もあり、とりあえず求人掲載を試してみることにしました。
面接の「志望理由」で感じたアルバイト採用との違い
-インターン募集をしてみて、率直な感想はいかがでしたか?
応募者の質が高いなというのが一番の印象です。
特に面接で志望理由を聞いた際、事前に会社の下調べをしてきてくれる方が多くて驚きました。
『これからKIDSの〇〇のような部分に共感して応募しました』と語ってくれるなど、当社のウェブサイトに掲載している情報をしっかりと調べてから面接に臨んでくれていることがよく分かりました。
また、プログラミング経験のある方や教育に興味がある方が多く、総じてモチベーションが高いと感じました。
他の社員にもインターンの面接を担当してもらっているのですが、皆口を揃えて優秀な学生が多いと言っています。
-最終的に何名応募で、何名採用することができましたか?
3ヶ月の求人掲載期間中に44名から応募があり、そのうち8名を採用することができました。
-この結果について、有川様ご自身はどのようにお考えでしょうか。
大変満足しています。
実は最初、ゼロワンインターンさんは成功報酬型プラン(※1)で利用させていただいたのですが、予想以上に応募が集まり質も高かったため、求人掲載開始2週間で広告掲載型プラン(※2)へ切り替えました。
アルバイト募集も並行して行っていましたが、インターン募集を開始してからは、メンターは全てインターンから採用しています。採用の要はインターンになっているため、本当に助かっていますね。
※1 成功報酬型プラン・・・1名採用につき費用が発生するプラン
※2 広告掲載型プラン・・・掲載期間内であれば定額で採用し放題のプラン
メンター以外の業務にも挑戦させてあげたいと考えています
-インターンの採用は順調に進んでいるように思えますが、受け入れで苦労していることはありますか?
メンター以外の業務への挑戦方法については、まだ苦戦しています。
面接で学生と話していても、「もしメンター以外の仕事があれば挑戦してみたい」という意欲のある方が多いため、他の業務にもチャンスを与えたいと考えていますが、現時点ではまだ具体的な形になっていません。
-「メンター以外の仕事」とは、どのようなことを指しますか?
たとえば、最近は新しい取り組みとして、新規教室の出店に伴うエリア選定をあるインターン生と協力して行っています。
その方にはメンター業務を担当してもらいながら、空いている時間に社員と一緒にリサーチ業務などを行ってもらっています。
-新しい業務を経験させてあげないと、インターンを受け入れるのは難しいのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。ただ、私としては「インターン=社員に近い経験を積める場」という認識を持っているため、既存の業務に加えて新たなチャレンジができる環境を提供したいと考えています。
また、インターン生が将来の就職活動で「メンター業務に加えて、こんな業務にも挑戦しました」と話せることは、学生にとって大きな強みになると思います。
それに加えて、先輩インターン生がどのような企業に就職していったかという情報は、当社が今後インターン生を採用する際にも重要な情報になると思っています。
メンター以外の仕事も任せていくことは簡単ではありませんが、最終的には当社にもメリットがあると信じて取り組んでいきたいと思っています。
-ありがとうございます。最後にこれからのインターン採用の展望を聞かせてください。
今年も新規教室の出店計画に合わせて、約10名のインターンを採用したいと考えています。
既にインターンは当社の採用において重要な役割を果たしており、事業部としても採用と育成に力を入れていく予定です。