- 社名:Spartia株式会社
- 設立:2025年6月17日
- 学生インターン:25名
- 事業内容:コンサルティング
- お話を伺った方:代表 篠宮 拓武様
(2026年10月時点)
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「経験者採用」ではなく「学生インターン」を営業の主力に据えた理由
– まずは、御社の事業内容について教えてください。
当社は、M&A領域に特化した営業支援事業とAI関連事業を展開しているスタートアップです。
主軸としているのは、M&A仲介会社やファンド、事業会社の経営企画部門に代わって、企業の売却を検討する可能性のある全国の中小企業経営者へアプローチする営業代行です。初期のテレアポによる新規開拓を請け負い、事業承継や会社売却に関する商談の機会をつくっています。
現在在籍しているインターン生にも、この売り手企業を開拓するテレアポ業務を担ってもらっています。
– 現在、インターン生は何名ほど在籍しているのでしょうか?
営業メンバーは全体で約50名おり、そのうち約半数の25名ほどが学生インターンです。
残りのメンバーは営業経験者などの業務委託で構成されていて、私が組織全体を見ながら、学生インターンと業務委託のメンバーで日々の営業活動を進めています。
学生インターンにも補助的な業務ではなく、実際に中小企業の経営者へ電話をかけ、M&Aに関する商談のアポイントを獲得するという実務そのものを任せています。
– 営業メンバーの約半数が学生なんですね。最初から学生を営業の主力として採用しようと考えていたのでしょうか?
はい。M&Aの営業支援を展開していくなかで、未経験の学生を採用するメリットは非常に大きいと考えていました。
M&Aは経営者にとって会社の命運を左右する大きな決断に関わるため、営業経験がある社会人であっても簡単ではありません。特に、他業界で長く営業を経験してきた方の場合、これまでのスタイルや商談の流れが身についている分、M&A営業ならではのアプローチへ切り替えるのが難しい場面も少なくないんです。
その点、学生は営業経験がないからこそ、当社が伝えた営業手法やトークの型を素直に吸収してくれます。先入観を持たずに当社のノウハウを学び、そのままに実践してくれる姿勢は、経験者以上に大きな強みになると判断しました。
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入社5ヶ月で「月25件」のアポ獲得。未経験から営業戦力化を実現できた理由
– 未経験の学生が、難易度の高いM&A営業で実際にどれほどの成果を出せているのでしょうか?
十分に営業の主力として結果を出してくれていますね。
例えば、入社初月は月4件だったM&A商談のアポイント獲得数が、入社5ヶ月目には月25件と約6倍に伸びた学生もいます。営業未経験からスタートした学生であっても、今では当社の営業活動を力強く支える戦力になってくれています。
実際に学生たちを受け入れてみて、「先入観がないからこそ強い」という見立てはまさにその通りだったと実感しましたね。提示したやり方を疑わずにやり切る行動量は想像以上で、だからこそ未経験からでもこれだけ早いスピードで結果を出し、会社の業績に直結する戦力になってくれたのだと確信しています。
– 学生インターンが営業成果を出し続けるために、どのような体制を敷いているのでしょうか?
成果を安定して出し続けるために、業務マニュアルの整備や自社開発システムの導入を進めました。オンボーディングから日々の架電、事務作業までを一元管理できる仕組みを整え、学生がつまずきやすいビジネスメールの作成などもAIを活用してミスを防ぐようにしています。
その上で、営業組織を2つのチームに分け、それぞれに「学生リーダー」を配置しました。日々の架電指導や新しく入ったインターン生への初期研修をこの学生リーダーに任せる体制にしたところ、導入前の2ヶ月間と比べて、インターン生全体が獲得したM&A商談のアポイント件数が約2割増加したんです。
リーダーを担当しているのは、大手M&A仲介会社に内定が決まっている大学4年生など、半年以上の実務経験を積んだ学生たちです。彼ら自身も入社当初は未経験だったからこそ、新人がどこでつまずきやすいかをよく理解していて、自分がアポイントを獲得できるようになるまでに培ったコツを的確に伝えてくれています。
このリーダー制は導入してまだ間もないのですが、すでに組織全体の底上げとして数字に表れており、今後のさらなる成果拡大に向けても非常に大きな手応えを感じていますね。
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「地方の優秀層」を首都圏の競合と争わずに獲得する、フルリモート体制
– 自走する仕組みができているとのことですが、インターン生の日々の働き方や組織運営はどのように行われているのでしょうか?
学生インターン全員がフルリモートで日々の営業活動に取り組んでいます。
毎朝Zoomで朝会を行い、営業活動中はLINEのグループ通話やSlackを使ってリアルタイムでコミュニケーションを取っています。日々の実務で分からないことが出てきても、学生リーダーを中心にその場ですぐに解消できる環境ですね。
もちろん、私自身も学生たちとの対話を大切にしていて、定期的な面談や将来のキャリア相談に乗ることも日常的にあります。現場の実務指導は学生同士で助け合い、代表である私は一人ひとりの成長や目標に向き合う。この役割分担があるからこそ、フルリモートという環境でも成果を落とさずに組織を運営できています。
– フルリモートで長期インターンを受け入れるメリットは何でしょうか?
一番のメリットは、全国に埋もれている優秀な学生を採用できる点ですね。
M&A業界の長期インターンはオフィスへの出社を前提とする企業が多いため、地方に住んでいて意欲の高い学生にとっては挑戦する選択肢がほとんどありませんでした。
フルリモート体制をとることで、首都圏の採用市場で他社と競合することなく、「実践的な営業経験を積みたい」と考えている全国の優秀層に選んでもらえます。住んでいる場所に関係なく、意欲の高い人材を全国から集められるのは、企業にとって非常に大きな強みだと感じています。
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本気で向き合うことが、結果的に自社の営業成果につながる
– 最後に、長期インターンシップの導入を検討している企業へ、メッセージをお願いします。
実務経験のない学生であっても、業務の仕組みを整えてお互いに教え合える環境をつくれば、十分に現場の戦力になってくれます。当社でも、最初は営業未経験だった学生が、今では新人の育成やチーム運営まで担い、組織全体の営業成果を大きく引き上げてくれています。
当社が営業チームを強化できたのは、間違いなく意欲あるインターン生たちが現場を支えてくれたおかげですし、実際に導入してみて本当に良かったと感じています。
学生の可能性に目を向けてみることで、採用や組織づくりの選択肢は大きく広がるはずです。人材の確保や営業力の強化に悩んでいる企業には、長期インターンの導入をぜひおすすめしたいですね。


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