• 社名：株式会社しんぷりーじー
• 設立：2020年8月
• 従業員数：20名
• 学生インターン：7名
• 事業内容：システム開発、MVP/PoC開発、Webサイト開発など
• お話を伺った方：代表取締役 新井雄大様

(2023/10月時点)

事業の将来を見据えて、吸収力の高いインターン生を採用

-まずはじめに事業内容を教えてください。

当社はシステム開発全般を行っている会社です。ウェブサービスからスマートフォンのアプリケーション、ホームページ制作まで幅広く対応しています。

当社の特徴としては、世界10カ国にいるエンジニアのメンバーと共に事業を行っていることです。日本企業だけでなく、海外企業のクライアントにも対応可能なグローバル企業として事業を行っています。

-なぜインターン生を採用しようと考えたのでしょうか？

当社がインターン生の採用を始めたのは、私たちがまだ創業間もない時期でした。

創業したてのベンチャー企業が中途で優秀な人材を採用するのはなかなか難しく、当時の私たちとしても現実的ではなかったということもあり、経験値は少なくても吸収力が高いインターン生を採用し、育てることで会社の戦力になってもらおうと考えたのがきっかけです。

単純にインターン生のような若くエネルギッシュな方と働くことで、会社も明るくなり、良い刺激をもらえるのではないかとも思っていました。

-インターン生に任せている仕事を教えてください。

インターン生には「エンジニア職」と「ディレクター職」の２つのポジションで活躍してもらっています。

エンジニア職については、当社の開発チームに参加していただき、設計から開発、運用保守まで一気通貫で担当してもらっています。

ディレクター職については、プロジェクトのマネジメントから海外拠点の立ち上げ、営業活動のサポートなど本当に幅広い業務を担当してもらっています。

どちらの職種もかなりの裁量を持って仕事を任せているのですが、自由度が高い分、インターン生からしてみると大変だと感じているかもしれません。

もちろんゴールや目的は私が提示することが多いですし、最終的な責任は私が取りますが、アプローチの方法はインターン生に任せています。自分で決断し、行動して、その結果を分析し、さらに行動していくというPDCAを回せる人材に育ってほしいと考えているからです。

英語がネイティブレベルの学生から多数の応募！

-御社はグローバルな会社だと思いますが、英語は必須なのでしょうか？ 

はい、当社のメンバーは外国籍の方が多いため、社内の主要言語は英語です。そのため、TOEIC600点以上、英語、日本語どちらもネイティブレベルであることを応募条件としています。

-実際にそのような応募条件を満たす学生からの応募が来ていますか？

私も最初は条件を満たす学生から応募が来るのか半信半疑だったのですが、いざ求人を出してみると海外在住経験のある学生や留学経験のある方、今まさに海外にいる方からの応募が多数ありました。

応募してくる学生は優秀な方が多く、ゼロワンインターンさんには本当に感謝しています。

-実際にインターン生は活躍していますか？

とても活躍してくれています。インターン生として参加してくれた方のほとんどが数カ月

後には何かしらの成果を出してくれている印象があります。

-どのように仕事を教えていますか？

基本的にはマニュアルとOJTのような形で教えています。インターン生に仕事を覚えてもらうだけでなく、教える側のアウトプットの時間にもなっており、むしろ教える側が成長できるのも魅力です。

当社の場合、インターン生がインターン生を教えるという構図がすでにできているので、とても助かっています。

5年後、10年後、またなにかの形で繋がれる

-インターン生の一番の魅力はなんですか？

若く、エネルギッシュであることが一番だと思います。なんでも勉強の機会だと捉え、ぐんぐん成長してくれるので教え甲斐があります。

あとは単純に現役大学生の話が聞けるのも魅力的ですね。今若者の間で何が流行っているのか、どういう考え方をしているのか身近に聞けるので、とても刺激になります。

インターン生が一人いるだけで、会社の空気が良い感じになっている気がします。（笑）

-以前、御社のインターン生に取材をした際、大学を卒業した後も関わり続けたいと仰っていました。そのような学生は多いですか？

そうですね、多いと思います。どうしても大学の都合で稼働が少なくなってしまうインターン生も出てくるのですが、「大変だったら無理しないでいいよ」と伝えても、むしろ「手伝わせてほしい！」と言ってくれる子が多いです。

副次的な要素ではありますが、私としては今いるインターン生たちとの繋がりは末永く、価値のあるものだと思っています。

例えば大学を卒業し、どこかの企業に就職をして5年、10年経った時に「この案件はしんぷりーじーにやってもらいたい！」と思ってくれたり、例え仕事に繋がらなくても、その方がいろいろな知識を学び、成長した状態で再会できれば、私が知らなかった知見や情報をもらえると考えているからです。

-採用に関する今後の展望を教えてください。

会社としては、今後海外のクライアントをもっと増やしていきたいと考えています。今よりグローバルな企業を目指しています。

インターンシップに関することでいえば、ちょうど先日からUI・UXデザイナーの募集を始めたところです。ディレクターとエンジニア職で来てくれたインターン生たちは本当に優秀な学生たちだったので、デザイナーとしても活躍してくれる学生がいるのではないかと期待しています。

-最後にインターン生の採用を考えている企業様にメッセージをお願いします。

中途採用や新卒採用が現実的でない創業したてのベンチャーにとって、インターン生はとても重要な人材だと思います。

インターン生として入社し、お互いにマッチしたら「新卒」として採用することも可能ですし、なによりインターン生は可能性に満ち溢れています。吸収力が高く素直なため、数ヶ月で見違えるくらい成長するんです。

またやる気に満ち溢れたインターン生たちと仕事をすると、パワーをもらえます。会社の雰囲気も良くなります。

強いてデメリット的な側面を言うなら、どうしても学校のスケジュールや卒業のタイミングで離れてしまうことが挙げられますが、先ほどお伝えした通り、将来どこかで繋がる可能性があると長期的な視点に立てばデメリットには感じません。

学生からしても、ベンチャー企業でのインターンシップは多くの裁量を持って働けるため、とても良い経験になるのではないかと感じています。