• 従業員数:1〜10名
  • 業種:士業 
  • 職種:士業 
  • インターン生の3人に1人が新卒入社!所長が語る、税理士法人での長期インターン活用のコツ

    蒼馬税理士法人

    2023.07.31

    • 社名:蒼馬税理士法人
    • 設立:2013年2月
    • 従業員数:7人
    • インターン生数:1名
    • 会社詳細:税務申告代行、記帳代行、会社設立代行、資金調達支援、経営コンサルティングなど
    • お話を伺った方:池頭 邦之 様

    (2023/7月時点)

    アルバイト募集では出会えない人材に出会える

    -はじめに、どのような事業を行っているか教えてください。

    一般的な会計事務所です。税務申告代行、記帳代行、資金調達支援などを行っています。お客様の業種は飲食店が多く、飲食店がよく使うチラシや割引券のような印刷物のデザイン作成サービスなども行っています。

    インターン生の採用は5年ほど前から取り組んでいて、ここ数年は毎年3名程のインターン生の採用をしています。

    -なぜインターン生を採用しようと考えたのか、きっかけを教えてください。

    最初はアルバイトやパートの募集を出していたのですが、私たちが求めていた「やる気や活気に溢れた人材」に巡り合えず、人材の確保に苦労していました。実際、アルバイトやパートは第一にお金が目的であることがほとんどなので、致し方ないことだとも思っていました。

    転職サービス、人材紹介サービスなどの利用も検討していましたが、コストが見合わず断念…そんな時に「インターンシップ」という制度があることを知り、一度活用してみようと考えたことがきっかけです。

    -実際にインターン生の募集を始めてみて、反響はいかがでしたか?

    思った以上に反響がありました。かなりの数の応募があり、その中から厳選した数名を採用することができたのは有難かったです。

    おかげさまで、先述した「やる気や活気に溢れた人材」の確保もすることができました。

    やはりこの業界で仕事をしたい!いろんな経験を積みたい!そう考えている方の仕事に対する姿勢は明らかに違いました。

    逆に私たちは、学生さんが求める社会人としての経験や実務経験など、お金では買えないものを提供していかなければならないと感じています。

     

    あえて自動化の流れに乗せないことがインターン生たちの成長を促す

    -インターン生が担当している業務内容を教えてください。

    主に会計ソフトへの入力作業をお願いしています。

    近年、会計ソフトや経理サービスが進化し、自動入力の精度が高くなってきました。弊社でも一部分は自動入力をしておりますが、全てをシステムに頼ろうとは考えてはいません。

    その自動入力ではない手入力で行う作業をインターン生にお願いしています。

    -全てを自動入力で行わない理由がなにかあるのでしょうか?

    はい、あえて手入力する部分を残すことで、インターン生がより深く経理の仕事を理解していただけると考えているからです。

    私たちにとってその作業は日常的なものですが、インターン生にとっては、その一つ一つが新鮮で、経営状況や入出金の感覚を肌で感じることができる学びのあるものだと思います。

    人の成長は会社の成長にもつながりますし、インターン生にとってもプラスな要素だと考えているからこそ、あえて手入力の部分を残すようにしています。

    実際に、弊社のインターン生だった方は、上場企業へ就職をいたしました。私たちのような小規模な会計事務所から大手の会社への就職が決まったことはすごく嬉しいことだと感じています。

    -インターン生の働きぶりはいかがですか?また、インターン生の活躍で会社に良い変化はありましたか?

    皆さん責任感を持って仕事をしてくれています!

    今では入力作業だけではなく、補助金に関する業務をインターン生が中心となって取り組んでくれていて、社員と協力しながら業務に奮闘している姿は「頼りがいがあるな」と感じています。

    また、インターン生が入社してから「新規事業の立ち上げ」や「支店を開業をしたい」など、事業に関する前向きな意見が社内で飛び交うようになりました。

    -逆にインターン生を採用することのデメリットは感じていますか?

    現状、あまり感じてはいませんが、就活のスケジュールで業務に取り組めなくなるタイミングが来てしまうことは、インターン生特有のデメリットとしてあるかもしれません。

    ただそれは採用をする前から分かることなので、その点を踏まえた仕組みや体制づくりを行うことができます。なのであまりデメリットには感じていませんね。

     

    インターン生の3人に1人は新卒入社!その秘訣とは?

    -1/3のインターン生が新卒として入社していると聞きましたが、本当ですか?

    はい、本当です。去年も今年も3人に1人の割合でインターン生が新卒として入社してくれています。私としては、特になにもしてないのですが…どうやら居心地がいいようです。

    もしかすると、私が頼りないから「自分たちでなんとかしないといけない!」そんな気持ちになってくれているのかもしれません。(笑)

    -インターン生との関わり方で気を付けていることはありますか?

    私自身が「バリバリ仕事しようぜ!」といった体育会系の人間ではないのですが、あまり圧をかけすぎないように注意しています。(笑)

    やはり立場上、インターン生からするとなにげない私の発言がプレッシャーになってしまったり、圧を感じてしまったりすることが多いのではないかと思っていて…もちろん社員やインターン生に注意をすることもありますが、言い方などは気を付けるようにしています。

    あと弊社では一般的な会計事務所などでよくある「先生」呼びを禁止しています。インターン生も社員もみんな「池さん」と私のことを呼んでいます。(笑)

    -最後に、インターン生の採用を検討している法人様へ一言メッセージをお願いします。

    弊社はしがない会計事務所ですし、採用の知見も全くないという状態からインターン生の採用をはじめました。

    最初は効率的な採用フローなどが確立できず、工数がかかってしまったこともありましたが、今ではかなり効率化されて、人材の確保がうまくいっています。

    これからの時代、私たちは「若い方の知識や感覚」を吸収していく必要があると考えています。そういう意味でも、インターン生の活用はメリットがあるのではないでしょうか?

    社名 蒼馬税理士法人
    業種 士業 
    従業員数 1〜10名

    税務申告代行、記帳代行、会社設立代行、資金調達支援、経営コンサルティングなど

    導入事例一覧に戻る

    資料請求・お問い合わせ

    必須会社名(団体名)

    {{companyNameMessage}}

    必須担当者名

    {{nameMessage}}

    必須メールアドレス

    {{mailMessage}}

    必須電話番号

    {{telMessage}}

    必須お問い合わせの目的

    {{purposeMessage}}

    その他の場合はこちらにご入力ください
    ※最大800文字でご記入ください

    {{otherMessage}}

    {{sendMessage}}