- 社名:株式会社CHANTO
- 設立:2026年3月
- 従業員数:3名
- 学生インターン:22名
- 事業内容:営業代行
- お話を伺った方:代表取締役 橋本 雄志 様
(2026年11月現在)
学生の力を営業現場に。インターン採用を始めた背景
― まず、株式会社CHANTOの事業内容について教えてください。
当社は、通信関連の販売支援を行う「通信事業」と、ガソリンスタンドでの販売支援を行う「GS営業支援事業」を軸に、営業代行事業を展開しています。
通信事業では、ショッピングモールや家電量販店などで通信サービスをご案内しています。GS事業では、ガソリンスタンドに来店されたお客様に、車検やタイヤなどの商品・サービスをご提案しています。そのほか、光回線の訪問販売も手がけています。
― インターン生を採用するようになったきっかけは何だったのでしょうか?
私自身、学生時代にこの業界で起業した経験があります。通信業界の営業は、未経験からでも挑戦しやすく、営業力や人間力を磨く機会も多い仕事です。
会社を立ち上げた当初は社会人メンバーだけで事業を運営していましたが、自分自身の経験から、学生とも相性のいい仕事だと感じていたので、インターン生の採用を始めました。
― 実際に、インターン生にはどのような仕事を任せていますか?
通信事業やGS事業で、社員と同じように営業の現場に立ち、成果を出すことに本気で向き合ってもらっています。
学生だからといって補助的な仕事だけを任せるのではなく、実際にお客様と接し、自分の力で契約を獲得できるようになることを目指しています。
そのために、学生と育成スケジュールを共有しながら、段階的に指導しています。
― インターン生も、事業を支える戦力として活躍しているんですね。
そうですね。実際にインターン生が事業の粗利をしっかりと生み出してくれています。
当社のような営業代行事業では、現場で活躍できる人が増えることが、売上や利益につながります。学生もその一員として、成果を出してくれているんです。
ただ、学生を採用すれば、それだけで成果が出るわけではありません。採用費や人件費などのコストもかかるため、学生に長く活躍してもらい、継続的に成果を出してもらうことが重要だと考えています。
だからこそ、学生が成長しながら、長く活躍できる環境を整えることが大切だと思っています。
事業成長のカギは、学生が長く活躍できる環境にある
― 学生に長く活躍してもらうために、どのようなことを大切にされていますか?
まずは、学生にとって学びのある環境をつくることです。
長期インターンはアルバイトとは少し違って、学生自身も何かを学びたい、成長したいという思いを持って参加していると感じています。
だからこそ、会社が求める成果を上げてもらうことはもちろん、学生自身がその仕事を通じて何を得られるのか、まで考えることが重要だと思っています。
― 学生の成長を支えることが、結果として会社の利益にもつながるということでしょうか?
そうだと思います。
採用に費用をかけて、時間をかけて育てても、短期間で辞めてしまったら、採用・育成に投じたコストを回収しにくくなります。
だからこそ、学生が「ここで働き続けたい」と思える環境をつくる必要があるんです。
採用した学生をただ現場に出すのではなく、どうすれば成長できるのか、どんな経験を積んでもらうのかを企業側が考える。
そうして学生が成長し、成果を出しながら長く活躍してくれれば、会社にとってもプラスになります。そのためにも、採用する前から受け入れ体制を整えることを大切にしています。
GS事業では初日の契約獲得率100%。早期戦力化を支える育成体制
― 具体的に、どのような受け入れ体制を整えているのでしょうか?
一つは、育成の流れをあらかじめ決めておくことです。
当社では、研修やテスト、現場での稼働予定などを「育成カレンダー」にまとめています。
入社時に学生のスケジュールを確認して、いつ何を学び、どの段階で何ができるようになるのかを共有するんです。
学生自身も目標がわかりますし、教える側も、その時点で何を伝えるべきかが明確になります。
営業実績も記録しているので、学生にとっては自分の成長を振り返るための資料にもなっています。実際に、就職活動でこのカレンダーを持参し、自分の経験を説明する学生もいるんですよ。
また、「いつまでにこの目標を達成したらインセンティブを支給する」といった仕組みも設けています。ゲーム感覚で目標に挑戦できるようにすることで、学生も楽しみながら取り組んでくれているようです。
こうした体制を整えることは、一見すると手間に思えるかもしれません。
でも、学生に長く働いてもらうことを考えれば、必要な取り組みだと思っています。さらに、指導する社員の成長にもつながるので、会社にとってもいい影響があると感じています。
― こうした育成体制によって、どのような効果を実感していますか?
学生の立ち上がりは早いと思います。
事業によってスピードは異なりますが、特にGS事業では、初日から社員と2人1組で現場に入り、契約獲得を経験してもらっています。
これまでのところ、初日の契約獲得率は100%です。
商材が比較的わかりやすく、商品力があるため、早い段階から成果を出しやすいという面もありますが、それに加えて、受け入れ体制を整えるなかで、社員の教育スキルが向上してきたことも大きいと感じています。
独り立ちは、3稼働日目が目安ですね。
― 初日から契約を獲得できるのは、学生にとっても大きな自信になりそうですね。通信事業はいかがですか?
通信事業は、覚えなければならない商品知識が多いので、もう少し時間をかけています。
毎週の研修カリキュラムに沿って段階的に学んでもらい、12稼働日目までに契約獲得ができるように指導しています。土日を中心に働く学生なら、期間としては1カ月半ほどですね。
どちらの事業でも、できるだけ早い段階で実際の成果を経験してもらうことを意識しています。
学生を育てることが、若手社員のマネジメント力向上にもつながる
― 先ほど、学生の育成が社員の成長にもつながっているとお話しされていましたね。
はい。当社は26歳以下の若いメンバーが中心の会社です。
一般的な企業では、マネジメントを経験するまでに時間がかかることもありますが、当社ではインターン生の育成を通じて、若手社員が早い段階から人を育てる経験を積めています。
― 具体的には、どのような成長を感じていますか?
学生は一人ひとり考え方や価値観が違うので、どう伝えれば理解してもらえるのか、どうすれば成果につながるのかを考える必要があります。
社員自身が指導方法を試し、失敗を振り返りながら改善を重ねることで、視野が広がっていると感じます。実際に、僕が社員に仕事の状況を尋ねたときも、以前より考えが深くなっていたり、違う視点から物事を捉えられるようになっていたりするんです。
学生を育てることが、社員自身のマネジメント力を磨く機会にもなっています。
優秀な学生に長く働いてもらうためには
― 学生に長く活躍してもらうために、企業側にはどのような工夫が必要だと思いますか?
やはり、優秀な学生にはできるだけ長く活躍してほしいですよね。
ただ、自分で考えて行動できる学生ほど、成長した先に独立や他社への就職を選ぶ可能性もあります。
だからこそ、早い段階で役職を任せたり、成果に見合った給与を用意したりと、本人が「ここで働き続けたい」と思える環境を整えることが必要ですよね。
当社も今の形が完成形だとは思っていません。学生の成長と事業の継続、その両方を考えながら取り組んでいます。
学生の成長と事業の継続、その両方を大切にしたい
―橋本さんが学生の教育を大切にされている背景や、今後のインターン採用への思いを教えてください。
僕は19歳のときに起業しましたが、もともと教育に関心があり、若い人たちが自分の目標を見つけられる機会をつくりたいと思っていました。
ただ、会社を経営するなかで、理想だけでは事業を続けられないことも実感しました。だからこそ、会社として利益を出しながら、学生が実際の仕事を通じて成長できる仕組みをつくりたいと考えています。
学生には、ここでの経験をその先のキャリアにもつなげてほしいですね。他社への就職や独立も前向きに捉えていますし、当社で働き続けたいと言ってくれるのもうれしいです。
実際に、卒業後も当社で働きたいと言ってくれている学生リーダーがいて、今は受け入れ体制を整えています。
これからも、学生の成長と事業の成長を両立できる環境をつくっていきたいですね。
学生の早期戦力化と、指導する社員の成長。その両方を実現するCHANTOの取り組みには、長期インターン採用を事業の成長につなげるためのヒントが詰まっています。


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