- 社名:株式会社Be Ambitious様
- 設立:2022年4月27日
- 従業員数:51〜100名
- 学生インターン:35名
- 事業内容:人材育成・採用支援、営業・マーケティング支援事業
- お話を伺った方:代表 岩井 誠 様
(2026/5月時点)
「大学生でもしっかりやれる」―長期インターン導入のきっかけ
– 長期インターンを導入したきっかけを教えてください。
もともとは中途採用がメインだったんです。ただ、最初にアルバイトで学生営業を採用したときに、その子がすごく良くて。
そこで「大学生でもしっかりやれる子はやれるし、逆にそういう環境を提供していきたいな」と思ったのがきっかけですね。
実際に始めてみると、中途採用よりもインターン生の方が勢いがあったり、素直だったりする部分がすごくありました。うちの社風にも合っていると感じて、今ではインターンメインで採用活動をしています。
採用基準は「いいやつ・素直・頑張り屋」
-インターン生を採用する際に重視していることは何ですか?
これは、求人原稿にも書いているのですが、今までの経験やスキル面は一切重要視していません。
「いいやつ」「素直」「頑張り屋」、この3つをすごく重要視しています。
-面接では具体的にどのような点を見ていますか?
経験やスキルというよりは、その子が何を考えているのかを重視しています。
例えば、「このインターンを通して卒業するまでにどうなっていたいのか」とか、「将来どういう人になりたいのか」といった質問は必ずしていますね。
あとは、「仕事をする上で何を大事にしたいか」も聞いています。
その中で、自分の成長だけを話す学生もいるんですけど、実際に活躍する子は「会社に貢献した上で、その先に自分の成長があると思っています」という考え方を持っていることが多いです。
なので、能力というよりも考え方や価値観、会社との相性を見ていますね。
-採用時のミスマッチを防ぐために意識していることはありますか?
仕事の良い部分だけではなく、厳しさも含めて100%正直に伝えることです。
以前はミスマッチで辞めてしまう学生もいたんですけど、面接の段階で「営業は大変なこともあるよ」とか、「成果が出ない時期もあるよ」ということまで包み隠さず伝えるようにしてから、かなり改善しました。
入社後にギャップを感じさせないことが、結果的に定着にもつながっていると思います。
学生を会社の一員として。成長と貢献を両立する環境づくり
-インターン生を受け入れる上で、大切にしていることは何ですか?
一番大切にしているのは、お互いがWin-Winであることです。
学生は成長しに来てくれているので、会社は社会人と変わらないレベルで活躍できる環境を責任を持って提供する。一方で学生側も、自分の成長だけでなく会社の発展に貢献する。このWin-Winがないとうまくいかないと思っています。
その上で、会社は学生の頑張りや成果に対して、正当な評価と正当なお給料を支払うべきだと考えています。実際にその考えは、面接の段階や日々の面談の中でも必ず伝えています。
だからこそ、学生だからといって特別扱いはしません。「インターンだからこの仕事は任せられない」という考えもありません。社会人と同じように責任ある仕事を任せています。採用活動をインターン生に任せることもありますし、教育やマネジメントを担うポジションもあります。
また、学生をただの労働力とは考えていません。
会社をつくり、前進させていくための一員だと思っています。みんなが会社を動かしているんだという当事者意識を持って頑張ってくれています。
ベンチャー企業だからこそ、学生を会社の一員として捉える考え方を、 社長自身がしっかり伝えていくことが大事だと思います。
目標設定から徹底フォローまで。成長を支える育成体制
-インターン生の育成や定着のために工夫していることはありますか?
まず初回研修で、営業研修だけではなく「このインターンを通してどうなりたいか」という短期・長期目標を設定します。
営業をやる意味、インターンをやる意味を理解してもらってから現場に出てもらうんです。
その後も同行研修やトークチェックを行い、「もう百点だよね」というレベルまで仕上げてから営業に出てもらいます。だから現場で成果が出る。成果が出ると成長も感じられて、仕事が楽しくなるんです。
定着のポイントは、成長環境と働きやすさのバランスだと思っています。
成果が出ない時期もありますが、そのときは最初に設定した目標に立ち返ります。「なぜ営業インターンをしているのか」「どうなりたいのか」を再確認してもらうんです。
また、数字が上がらない状態を放置しません。面談や同行研修、商談録音のチェックを行い、しっかりフィードバックします。
うちは挑戦を称賛する文化なので、全力でやってダメだったらすぐ相談してね、というスタンスです。
未経験から営業成績トップへ。裁量が人を育てる
-インターン生の活躍事例について教えてください。
一番印象的なのは、未経験の大学1年生が営業成績で全社員を含めて一位を取ったことですね。
営業経験はもちろん、インターン経験もありませんでした。それでも3か月ほどでトップになりました。
理由はシンプルで、準備を徹底していたからです。インターン生は本当に勉強熱心で、事前準備をしっかりやるんです。その準備をした上で本番を頑張る姿勢が、中途採用との大きな違いだと思います。
今ではその学生が8名のインターン生を管理する管理者になっています。
研修、面談、目標設定、営業会議への参加、新しい営業戦略の立案、福岡支店立ち上げへの参画、エリア戦略やデータ分析まで担当しています。
現在は管理者が2名、チームリーダーが5名います。管理者に昇格するのもインターン開始から約6か月です。学生の成長スピードには本当に驚かされます。
また、こちらからお願いしていないのに、インターン生同士で自主的に研修会を開催していたこともありました。今の学生は本当に意識が高いですね。
「社会人としてかっこよく」―35名のインターン生が組織を変えた
-インターン生が増えたことで、会社にはどのような変化がありましたか?
一番は勢いですね。
会社全体の勢いがすごく増しました。
さらに社員一人ひとりの意識も変わりました。「自分たちはただの社員ではなく教育者なんだ」という意識が強くなったんです。
それまではパーカーで出社していた社員が、セットアップを着たり、髪を整えたり、筋トレを始めたり(笑)。
「社会人としてかっこよくありたい」という意識が強くなりました。インターン生に見られているからこそ、自分たちも成長しようという空気が生まれたんです。
-インターン生が活躍する組織をつくる上で、どのような文化を大切にされていますか?
当社には、みんなで元気に、明るく、チーム目標の達成を目指そうという雰囲気があります。
ただ、私たちが大事にしているのは、目の前の成果だけではなくて、学生たちが社会に出たあとも活躍できる人材になってほしいということです。
だからこそ、社員もインターン生も関係なく、お互いを尊重しながら成長していける組織づくりを意識しています。
社会人としてかっこよく働くことや、仲間と協力しながら成果を出すことを大切にしているので、そういった文化は以前より強くなったと思います。
以前、あるインターン生から「仕事は大変で辛いものだと思っていたけれど、社員さんたちが楽しそうに働いているのを見て、仕事ってこんなに楽しいんだと思えました」と言われたことがありました。
その言葉は本当に嬉しかったですね。
「絶対に導入した方がいい」と言える理由
-これから長期インターン導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
絶対にやった方がいいです。
売上や利益だけではない価値があります。
会社の発展や未来を一緒に作ってくれる学生は本当にたくさんいます。実際に弊社でも、営業成績トップを取る学生や、組織運営を担う学生が次々と生まれています。
長期インターンは、単なる採用手法ではありません。
組織に勢いを与え、社員の意識を変え、会社そのものを成長させる仕組みだと思っています。
だからこそ、もっと多くの企業に長期インターンを導入してほしいですね。


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