2022.01.26
生徒に「プログラミングってこんなに楽しいんだ」と気づいてもらう喜び。自分自身も大きく成長できる教育系インターンの魅力とは?
参加したインターン先企業名: 学校法人角川ドワンゴ学園
参加したインターン: エンジニア/プログラミング
名前: S.S
大学名: 早稲田大学
学年(取材時): 学部3年
まず学校法人角川ドワンゴ学園のインターンに応募した理由を教えてください!
人と関わり笑顔を見ることが好きだったのが一番の理由でした。また、インターンを選ぶ際は「自分の持つ知識を還元できる」内容であるということも重視していましたね。
もともと、個人的に興味がありプログラミングをしていました。
ただ、一方でプログラミングを将来の職業にしようとは思っていなかったので、どんなインターンを経験しようか迷っていました。
そんな中、学校法人角川ドワンゴ学園のプログラミングTA(=ティーチング・アシスタント)の求人を見つけ、これは人と関わりながら自分のプログラミング経験を還元できる、自分にとって最適なインターンだと確信しました。
インターンを始める前の大学生活について教えてください。
学園でのインターンを始めたのが2年生の終わりごろでしたが、その当時、コロナ禍で大学の授業はオンライン、サークル活動もできないという状況になっていました。
大学生活の充実感が感じられず、「このまま何もしないのは嫌だな」と鬱屈した日々を過ごしていました。そこで、プログラミングの経験を活かして何かできないかと考えました。
学園でのプログラミングTAの仕事内容を教えてください。また、やりがいなどがあれば教えてください
学園のインターンであるTAの基本的な仕事内容は、生徒たちの成長をサポートするためにコーチングや授業運営サポートを行うことです。課題解決型プロジェクト学習(=PBL)などの授業運営補助に入り、生徒たちのグループワークをサポートしたり、フィードバックをしたりします。科目学習での質問があればそういったサポートも行いますし、生徒たちはそれぞれ自分に必要な学習を進めていますので、生徒ごとに必要なコーチングの対応をしていきます。
それに加えて、プログラミングTAはプログラミングの授業での生徒サポートが求められます。
プログラミングの授業では生徒一人ひとりが異なる課題やスキル習得に取り組んでいるため、常に見回りながら、わからないことは一緒に調べたり考えたりして、共に解決をしていきます。こうして生徒と一緒に学習できることがとても楽しいと感じています。生徒からの質問は、思わぬ切り口から来ることもあり、自分も知らない場合は生徒と一緒に解決に挑むことで仲間意識が生まれます。
僕のTAとしてのミッションは、プログラミングを全く知らない生徒に「プログラミングってこんなに楽しいんだ」と気づいてもらうことです。プログラミング未経験の生徒が半年後にWebサイトを構築したり、アプリを開発している様子を身近に見られることで、生徒の成長を直に感じることができるので、大きなやりがいだと思っています。
業務を行う上で気をつけていることはありますか?
プログラミング未経験の生徒は、プログラミングによって何ができるかを知りません。そのため、そもそも何をやりたいのかわからないことが多いです。まずプログラミングを使えば動画が作れるよ、アプリが作れるよ、というように興味を持ってもらうことから始めています。
興味を持って手を動かし始めると、次はエラーを自己解決できなくなって挫折してしまいがちです。TAはそこで適切な助言はするものの、あくまで生徒自身が解決したという達成感を持ってもらうようにする。そうすると、プログラミングの面白さを感じてくれる生徒が多いように思いますね。
「ここまで自分でコードを書けたのはすごい!」といった前向きな言葉選びも大切にしています。
プログラミングの授業以外では、普段から休み時間などに生徒たちと会話して信頼関係を作るようにしています。そうした信頼関係が、授業内の面談や議論のサポートに入った際に生徒が本音で話してくれることにつながるので、個人的にはとても重視しています。
インターンのその先、自分の将来(キャリア)についてはどのように考えていますか?
大学教授になりたいと思っています。
自分の言葉で人に何かを伝えるのが好きで、はじめはアナウンサーを目指していました。そのための活動や準備もしていましたが、その過程で、自分は既にある情報を仲介して伝えるよりも、自分の考えや研究を発信する存在になりたかったんだと気づきました。自分は学問や研究が好きで、探究心が強い方だと思っています。これを突き詰めるのであれば、大学教授しかないかなと今は思っています。
最後に、学校法人角川ドワンゴ学園のインターンを経験してよかったことを教えてください!
プログラミングTAとして関わるのはプログラミング未経験の生徒がほとんどです。
プログラミング知識のない方とコミュニケーションを取る力が向上していることを、日々の仕事の中で感じています。
例えばフリーランスでエンジニアとして働くことになった場合、直接連絡を取るのがプログラミング知識がない方ということもあると思います。技術担当の方でも、知識レベルはさまざまだと思っています。
そういった場合に、相手の理解度を見極めて、技術的な面で円滑なコミュニケーションを取れるようになるのは、今後のキャリアにおいて非常に役立つスキルだと思います。